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ある日、由佳さんは旦那さんと大喧嘩をしてしまった。 原因は思い出せない位、些細な事から始まったという。 「もう頭に来て、その夜は居間のソファーで寝たんです」 寝室に篭って怒っている旦那さんの傍で寝たくはなかった。 しかし、そこまで怒っている時というのはなかなか寝付けるものではない。 部屋を真っ暗にしても、気持ちは落ち着かず、ゴロゴロと寝返りを打っていた。 「うちの居間のドアって、真ん中がガラスになっていて廊下が見えるようになっているんです」 由佳さんはドアを見ながら、いつ旦那が謝ってくるかと待っていた。今回の件に関しては自分から折れるつもりなど毛頭なかった。 しかし、旦那さんの方も余程頭に来ているのか一向に来る気配は無く、一時間もするとドア越しに大きなイビキの音まで聞こえてきた。 「もう、それで尚更私の方も頭に来ちゃって。何でこんな時に寝れるのよ!って思ったらますます目が冴えて眠れなくなっちゃったんですよ」 カーテンの隙間からは朝を迎えた事を知らせるように、薄暗い日差しが入ってきた。 由佳さんはふとドアを見た。 ガラス越しに旦那さんが立っているのがハッキリ見えた。 「やっと謝りに来たんだ、って思いました」 時計を見ると、朝の4時45分だった。 しかし旦那さんが居間に入って来る気配は一向に無く、ただその場で立ち尽くしている。 「洋服も喧嘩したままの格好で、パジャマは着ていなかったんです。どんな時でも寝る時はきちんとパジャマを着るのが決まりなのに」 またもや頭に来た由佳さんは自分から話しかけずに、旦那さんから話しかけて来るのを横になったまま待った。 二分、三分と経っても旦那さんは居間には入ってこなかった。 五分も経過するとスッと寝室に戻っていった。 「一体何しに来たんだって思って」 痺れを切らした由佳さんはトイレに行くふりをし、開いている寝室のドアから室内を覗いた。 そこにはきちんとパジャマを着た旦那さんがスヤスヤと寝ていた。 結局、その日の内に由佳さんから謝り、仲直りをしたのだが旦那さんに朝方の事を言ってもやはり要領を得なかった。 旦那さんの方も頭に来ていて、すぐさまふて寝をしたから一切居間には近付かなかった、と言うのだ。 確かに旦那さんの気性からいっても、一度寝たらわざわざ謝りに来るようなタイプでは無いという。 「そういえば、うちの廊下は人が歩くたびに床鳴りがするのに、今考えると一切鳴っていませんでした」 来た時はもちろん、帰りも床鳴りの音は聞こえなかった。 あれは何だったのか、由佳さん夫婦は未だに不思議でならないという。
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■講評
そんなに気になるなら素直に謝ればいいのに(^^;) と思うのは私だけでしょうか?
話が長いワリに寝てるはずの旦那さんが、 ガラス戸ごしに立っていただけなので、 文章だけ。
文章1 怖さ0 怪異0 |
名前: ほおづき ¦ 08:41, Thursday, Feb 05, 2009 ×
あきらかに夢遊病の可能性が大ですね。 御主人には精神科で診断される事をお勧めします。 おそらく昨今の経済不安による仕事上のストレス、そして最後の引き金が、奥さんとの喧嘩でしょう。御大事に。 |
名前: くすだまん ¦ 09:28, Thursday, Feb 05, 2009 ×
丁寧に書かれてはいますが 怪異としてはあまり怖くない というのが 正直なところです。 文章に+1点 |
名前: SPダイスケ ¦ 12:43, Thursday, Feb 05, 2009 ×
夢の中で旦那も悪いなと思っていたのではないでしょうか。そのまま生き霊になって様子を見に行ったとか。と、考えると微笑ましくてあまり怖くはありませんが。タイトルは旦那にちょっと気の毒かな(笑)。
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名前: ひ ¦ 13:07, Thursday, Feb 05, 2009 ×
文章 1 怪異 0 怖さ 0 衝撃 0
タイトルがちょっとずれているように思う。 旦那様の生き霊かも知れないが、ともかく「それ」を見ていたときには人間だと思っていたわけなので怖がりようもないし、後でゾッとしたというオチもないし、消化不良の感じがする。 |
名前: くりちゃん ¦ 14:22, Thursday, Feb 05, 2009 ×
怪異の部分より夫婦喧嘩云々の部分の方が多いですね。 体験者としては驚いたでしょうが、文章として読む第三者にしてみれば 「え?これだけ?」 としか思えない怪異です。
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名前: ひぐらし ¦ 18:14, Thursday, Feb 05, 2009 ×
んー、なんだったんでしょうね? 思念体的なものですかね? 読み易く、上手くまとまっている文章ではありますが、やはり怪異の部分の弱さが気になりました。
文章:1 怪異:0
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名前: PM ¦ 18:43, Thursday, Feb 05, 2009 ×
仲のいいご夫婦で羨ましいです。 きっと寝ながらも奥様のことが気になって謝りにきたんでしょうね。 これも幽体離脱?というのでしょうか。 かわいいご主人。 大切になされませ。 |
名前: 桜子 ¦ 22:47, Thursday, Feb 05, 2009 ×
不思議な話とは思うんですが、怪異部分よりも 夫婦喧嘩の方が印象に残ってしまって・・・すいません。 |
名前: ゑな ¦ 22:51, Thursday, Feb 05, 2009 ×
はっきりとその正体を見たわけではないですが、それが逆に現実ってそんなものかもと思わせていただきました。 怪異としては弱い現象だと思いますが、起こることすべてがものはっきり見えたり、すごく怖いというわけはないので、こういうこともあると思います。 |
名前: 黒蜜椿 ¦ 10:59, Friday, Feb 06, 2009 ×
ああなるほど。こういう謝り方もあるのか。今度、喧嘩した時にやってみよう。それはともかく、もう少し文章を削ると、スッキリした話に出来そうな気がします。 文章・0 構成・0 ネタ・1 恐怖・0 |
名前: 暗沌子 ¦ 11:35, Friday, Feb 06, 2009 ×
怪奇1 文章0 旦那様とおもっていたものが実は違っていたのかも…。 後で考え直すと怖い話ですね。 夫婦仲は元に戻ったので結果オーライといった所でしょうか(笑) |
名前: じゅりんだ ¦ 17:50, Friday, Feb 06, 2009 ×
文章+1 怪異+1 恐怖0 怪異自体は小さいが、きっちり丁寧に書いてあって安心して読める。 しかし五分間も立ちつくしていたとは余程仲直りしたかったのか、あるいは生霊を飛ばすほど腹を立てていたのか。 後者ならちょっと怖いが。
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名前: スロトレ兄さん ¦ 12:07, Saturday, Feb 07, 2009 ×
微笑ましいような怖いような。 旦那さんは謝りたかったのか文句を言い足りなかったのか、何にせよ喧嘩に対する思念が強すぎて表に出てしまったのかな。 寝る前の服装で現れているところからそう感じたんですがどうなんでしょう。
夏?やけに日の出が早いですね。 明るい時分の出来事というのが珍しい。 +1 |
名前: 眠 ¦ 16:03, Monday, Feb 09, 2009 ×
やっぱり生霊や幽体離脱……の類いだったんでしょうか? 朝の4時45分、という一節が妙に引っかかったのは、 自分だけかな。 |
名前: こたつ ¦ 20:28, Tuesday, Feb 10, 2009 ×
それほど気にされているという証しなのでしょう。 仲直りされたのはもっともですね。 |
名前: 六郎 ¦ 18:42, Thursday, Feb 12, 2009 ×
とても読みやすい文章で、起こったことを的確に描写できていると思います。 しかし起きた怪異があまりにも平凡すぎるかと。 マイナス評価にまではなりませんが、加点することもできません。 |
名前: へみ ¦ 22:19, Friday, Feb 13, 2009 ×
幽体離脱かドッペルゲンガーでしょうか。 全体としてよくまとまっていると思いますが、この手の話は数が多いはずだと思いますので。
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名前: キザラ ¦ 13:19, Thursday, Feb 19, 2009 ×
文章・・・1 希少度・・・0
過不足のない文章はその情景を想像させてくれます。 しかし如何せん現象が些細すぎて物足りなさを感じてしまいます。 こういうちょっと不思議な話は嫌いではないのですが。 もし由佳さんがドアを開けていたら何を見てたんでしょうね? |
名前: 鹿太郎 ¦ 02:34, Friday, Feb 27, 2009 ×
名前: ジャック ¦ 23:36, Saturday, Feb 28, 2009 ×
夫婦喧嘩のあたりは共感できますね。読みながら、そうそうっと頷いてしまいました。 ただ、怪異としては旦那さんの夢遊病?もしかしたら生霊?って感じで弱く感じました。 旦那さんじゃなくて知らない男の霊が立っていたらもっと怖くてよかったかもしれませんね。 |
名前: わんぴー ¦ 09:24, Wednesday, Mar 04, 2009 ×
| 謝りたいのに素直になれない、そんな旦那さんの気持ちが形になったのか、あるいは「旦那は本当は謝りたいと思っているんだ」と信じたい由佳さんの想いが幻を見せたのか、いずれにしてもあまり心動かされる話ではなかった。 |
名前: 魔音 ¦ 03:06, Thursday, Mar 12, 2009 ×
| 由佳さん夫婦が、喧嘩した後、ガラス越しに立って5分も経過すると、スッと寝室に戻っていったのが、何だったのか?自分も知りたいから。 |
名前: ジャック ¦ 02:32, Saturday, Apr 11, 2009 ×
意地張りつつ気になってたんでしょう。 タイトルの覗いていたという印象は受けません。 |
名前: 悪夢狂乱丸 ¦ 16:34, Sunday, Apr 12, 2009 ×
うーん、生霊? 不思議な話ではありますよね。 とても読みやすかったです。 意地っ張りなご夫婦に少し笑ってしまいました。 (^^;; |
名前: 緋咲 ¦ 02:42, Wednesday, Apr 15, 2009 ×
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