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ついでに
菅野さんの幼なじみの、タカの話。
「タカの奴、一時様子がおかしかったんすよ。ほら、こないだ取り壊された、心霊スポットって騒がれてたお化けホテル、あったでしょ。あれが壊される前にってタカと何人かの奴が行ってみたんだって。タカは妙なものが見えるから、お前何か見えたらみんなに教えろって。バカでしょ」
菅野さんは呆れた様に言った。
「で、行ってみたら他にも肝試しの奴らがいっぱい来てて、肝試しどころじゃない騒ぎになってたんだって。でもまぁあちこちブラブラ覗いて、何枚か写真も撮ったりしたって。それからタカが家に帰って自分の部屋に入ったら…開けっ放しになってた押し入れの上の段に知らない女が膝をかかえて座ってるんだって」
菅野さんは顔をしかめてタバコの煙をふかした。
「そのあたりからタカの様子が何だか変になって。みんなに会うたんび、俺の部屋にあの女がまだいる、ザンバラ頭のボロボロの黒い服のババアまだいるってばっかり言う様になって。でぇ、目の下にクマが出来て、イッちゃってるみたいな目して、顔色が土気色になってんの。だからみんなしてお前ヤバいよ、お祓い行け、病院行けって言ったんだ。ほんでそれからしばらくしたら」
菅野さんは二本目のタバコに火を点けた。
「タカの親戚で葬式があって、タカも親と一緒に葬式に行ったんだって。それで葬式に出て坊さんのお経聞いてたら、タカの奴物凄く眠くなってきて…正座したまま横に倒れてぐーすかイビキかいて寝ちまったんだって。周りの親戚がタカを起こそうとしたらしいんだけど、タカの奴、石みたいに重たくなって転がって目ぇ覚まさなかったって。そしたらそれ見た坊さんがお経あげながら
<いいからいいから>
みたいな手振りしてうなづくから、そのまま端っこに寝かせたんだって。で、お経が終わってしばらくしたら、坊さんがタカのとこに来て、何か言いながら手に持った平たい棒みたいなのでタカの頭や肩や背中をペンペン叩いたって。そしたらパカッてタカの奴、目ぇ覚まして…でも自分がどうしてたのか全然覚えてなかったって。
それからタカの様子が元に戻ってさ。顔色も普通になって」
菅野さんは再び煙を吐き出した。
「親戚の葬式で、自分に取り憑いてた女もついでに成仏したみたいだって。ラッキー、とか言って笑ってやんの。バカでしょ、ホント」


タカは今も時々、妙なものに憑かれて様子がおかしくなる時があるらしい。



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■講評

文章 0
怪異 1
怖さ 0
衝撃 0

会話文が主でとてもリアルさがあるのだが、「菅野」さんの口調がカルすぎる。話自体は面白いし、「菅野」さんも実際にこのように屈託のないさげな人かも知れないが、この語り口にはちょっと…
ついでに成仏していったというのは大変面白い。

名前: くりちゃん ¦ 08:48, Tuesday, Feb 24, 2009 ×


菅野さんの軽い口調で続くのと、
殆どが彼女の語りで構成されているためか、
怖かったんだろうけど、
怖さがないっていうか…、
呆れた幼なじみの話で終わってしまっています。
残念。

チャレンジ魂に1

名前: ほおづき ¦ 13:05, Tuesday, Feb 24, 2009 ×


怪異1 文章0
よく考えたら怖いお話なのですが、軽い語り口調が恐怖を減らしてしまっているような気がします。葬式ついでに知らない女の霊まで成仏させたとは、面白い話なんですが。よく聞くのですが、霊って眠くしたりするんですかね。

名前: じゅりんだ ¦ 14:20, Tuesday, Feb 24, 2009 ×


すごく面白い話だと思います。
語り口調なのが、妙に現実味を感じさせるのと、軽さを感じさせるのとで、いいのか悪いのかよくわからなくなってしまいましたが・・
単純に面白いですよ。

名前: 黒蜜椿 ¦ 16:36, Tuesday, Feb 24, 2009 ×


葬式のついでに憑いている霊を成仏させるとは。
なかなか面白い話でした。

名前: SPダイスケ ¦ 17:22, Tuesday, Feb 24, 2009 ×


お坊さんはちゃんとわかってたんですね。憑かれたままだったらどうなっていたのやら。
悪運の強い人、なのでしょうか。
“ついでに”憑き物も祓われてしまったという事象は珍しい様な。

名前: ひぐらし ¦ 17:43, Tuesday, Feb 24, 2009 ×


これ、セリフだけの構成にした方が読みやすかったと思います。
タカさんが葬式で寝ている間の事は、誰か別の方から聞いたんですかね?
視点が話の途中で変わっていた所為か、読んでいてイメージに躓きました。
あとまあ、この口調のせいか、怖さはありませんでしたね。

文章:0 怪異:0

名前: PM ¦ 19:35, Tuesday, Feb 24, 2009 ×


 まあ体験者を守る為でしょうが体験者の容貌などの記載はないのは我慢するとして、せめて体験者の年齢の記載がないと十八歳なのか二十代後半なのか判断がつかない。
 文章から判断すれば二十代にしては幼い印象がありますが・・・?
 つまりノッペラボウでは体験者の怖さに真実味がありません。
 話も新鮮味を感じませんでした。

 

名前: くすだまん ¦ 21:38, Tuesday, Feb 24, 2009 ×


お葬式で除霊?も済ませる話は珍しいと思うのですが、菅野さんのマシンガントークが読みづらく感じました。
適度に行間をあけるだけでも読みやすさは変わってくると思います。

名前: ゑな ¦ 23:53, Tuesday, Feb 24, 2009 ×


これは失敗かも。もっと違う文体で書いたものなら、かなり怖い話になっていたのではと思います。あまりにも軽すぎます。
文章・−1 構成・0 ネタ・1 恐怖・0

名前: 暗沌子 ¦ 12:55, Wednesday, Feb 25, 2009 ×


難しいですね。たいへん饒舌ではあるのですが、こちらが知りたいことが全然語られていないようなもどかしい感じがします。霊感のあるタカさんをせっかく連れて行ったのに、現場で見えるかどうかの会話もしなかったのでしょうか。その女と心霊スポットは関係あるのか、なんともわかりませんね。

名前: ひ ¦ 21:05, Sunday, Mar 01, 2009 ×


−4 おもしろ半分で心霊スポットなんかに行って、どんなに鈍感な人間でも、なんらかしらの影響はあるという戒め

名前: ジャック ¦ 03:01, Monday, Mar 02, 2009 ×


押入れにいたお婆さん、葬儀についてっちゃったんですね。
成仏したかったのかもしれません。
しかしまとめて供養とはwこのお坊さん、やるなあ。 +1

べらべらと話す菅野さんの話を懸命に追っている途中で、煙を吸ったの吐いたのと口を挟まれるのがうっとうしいです。
菅野さんに任せっきりでは手抜きに見えますが、著者さんが怪異に関係ないことを少し綴ったところで同じです。
タカさんの体験を菅野さんが語っているのに、けっこう伝わってくるのが救いかなあ。
でもこの感想じゃあ、著者さんの立場がないでしょう^^; ±0

名前: 眠 ¦ 02:33, Friday, Mar 06, 2009 ×


夜中におもしろ半分に心霊スポットに行けば、当然のごとく憑きものがついてくるし、たまたま親戚の葬式に出っくわし、坊さんのお経を聞けば、その幽霊も
成仏したいと思っただけのこと。まさに災い転じて福となるとはこのことだから。

名前: ジャック ¦ 02:52, Sunday, Mar 15, 2009 ×


怪異には見所もあったと思いますが、文体でそれを殺してしまっています。
軽い口調が印象を悪くしてしまっていますね。
惜しい作品ではあると思います。

名前: へみ ¦ 01:34, Thursday, Apr 02, 2009 ×


しゃべり口調は親近感もあり、その場で一緒に聞いているような気になって面白いのですが、怖さを表現するにはもう少し整理した方が効果的かと。

軽いタカさんのキャラクターも面白い。
菅野さんも一生懸命お話してくれて楽しい。
幼なじみの腐れ縁はこれからも続きそうですね。
おかしくなったタカさんの近況、お待ちしています。


名前: 桜子 ¦ 17:37, Tuesday, Apr 07, 2009 ×


軽いなぁ。
菅野さん、口が上手いのかスイスイ読めていたのに、二本目の煙草に火をつけたところで躓いてしまいました。余計でしたね。

名前: 悪夢狂乱丸 ¦ 17:12, Wednesday, Apr 22, 2009 ×


お坊さんわかってたんだ。
亡くなった方にそんなことで感謝するというのも変な話ですが、ついでに成仏してくれて良かったですねぇ。

菅野さんがバカでしょを連発するような人でなかったら、もっと怖く感じたのかな。

名前: 緋咲 ¦ 04:33, Monday, Apr 27, 2009 ×


文章・・・-1
希少度・・・0

ほとんどを台詞として語っていますが、その所為で細かい部分が解らず想像出来ないばかりか、その口調が軽いため、怪異自体の凄みというものが全く失われてしまっています。
体験者も軽い質の人だったのかもしれませんが、だからといって作品までも軽くしてしまうと面白味も何もなくなってしまいます。

名前: 鹿太郎 ¦ 20:03, Monday, Apr 27, 2009 ×


すいません。「〜て」が続いていたので、私には読みづらかったです。
もう少し会話口調を変えてもらったほうが好きです。

名前: わんぴー ¦ 18:45, Wednesday, Apr 29, 2009 ×


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