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恵美さんは2年前に夫の清孝さんを急病で失った。 34歳だった。 まだまだこれからという時であり、幼い二人の息子を残して逝ったのはさぞ無念だったろう。 その清孝さんの死から今日まで、奇妙な出来事が続いているという。 恵美さんにお話を伺った。
恵美さんと清孝さんの夫婦は2年前に3階建ての家を建てた。 清孝さんが職場で倒れたのは新居に引っ越してちょうど3週間後。 そのまま入院し1週間後に帰らぬ人となった。 7度目の結婚記念日だった。
清孝さんが病院で息を引き取ったのは夜の8時頃だった。 恵美さんはその時、自宅で夕食の後片付けをしていた。 と突然ドーンという大きな音がして家全体が震えた。 音は誰も居ない2階の清孝さんの部屋からしたようだ。 それはまるで大きな家具が勢い良く倒れたかのような音だったという。 二人の息子も怯えきっている。 恵美さんは恐る恐る2階に上がってみたが、部屋に異常はない。 嫌な予感がした。 すると電話が鳴った。 それは清孝さんが亡くなったことを知らせる病院からの電話だった。
初七日が明けた頃から恵美さんの家でまた奇妙なことが起こり始めた。 2階と3階の階段には、幼い息子が落ちないように開閉式の柵が設けられている。 その2階部分の柵が夜8時になるとカタカタと音を立てるのだ。 近付いて見てみると蝶番のところが小刻みに震え、それが音を立てている。 音は9時まで続き、それを過ぎるとピタッと止む。 それが毎晩続いた。 恵美さんにはそれが亡くなった清孝さんが立てている音のように思えてならなかった。
清孝さんの死から一月が経ったある日のこと。 恵美さんが1階の廊下を掃除していると、5歳になる長男が玄関に立ち、外に向かって「バイバーイ」と手を振っている。 外を見ても誰もいない。 誰に手を振っているのか聞くと長男はこう言った。 「今パパがいたよ。お外で笑ってピースしてたよ」 恵美さんはただ息子を抱き締めるしかなかった。
恵美さんには実は以前より気になっていた事が一つあった。 そのような不思議な出来事が続くと、それがますます気になり始めた。 自宅を建てる時に地鎮祭をやっていなかったのだ。 生前清孝さんもそれを気にしており、新居での生活が落ち着いたらきちんとやってもらおうと言っていた。 柵が鳴るのも息子の前に清孝さんが現れたのも、それを伝えたかったからかもしれない。 恵美さんは近くの神社の神主に事情を話し、地鎮祭を執り行ってもらうことにした。 既に家が建ってしまっているので一部簡略化せざるを得なかったものの、地鎮祭は滞りなく済んだ。 恵美さんが神主にお礼を言うと、こんなことを言われた。 「あれはご主人さんですかね?祭の間中、奥さんの後ろに白衣を着た男性がずっと立っていましたよ」 それを聞いて恵美さんはそれが清孝さんであると確信した。 清孝さんは大手製薬会社で研究員をやっており、仕事中は常に白衣を着ていたからである。 もちろん神主はそのことを知らない。 恵美さんはその時地鎮祭をやって本当に良かったと心から思った。
これで夫も安心してあの世に行ける。 恵美さんはそう思った。 そうなると階段の柵の音は聞こえなくなるかもしれない。 それは寂しい気もするが、しかし夫が安らかに眠ってくれるのならそれも我慢しなければ。 恵美さんはそう自分に言い聞かせた。
案の定、その夜は柵の音はしなかった。 次の夜もその次の夜も音はしない。 もうあの音を聞くこともないだろうと恵美さんは思った。 ところが4日目の夜、再び柵は鳴り始めた。 8時になるとカタカタと音を立て、9時になると止む。 その日からまた毎晩それが繰り返され始めた。
音が再び鳴り始めた翌週のこと、恵美さん宛てに不気味な葉書が届いた。 宛名も文面も全て定規を使って書かれたようなカタカナである。 そこにはこのようなことが書かれていた。
「キヨタカヲコロシタノハオマエダ」 「コノヒトゴロシ!」 「オマエハヒトヲフコウニスルマショウノオンナダ」 「ノロッテヤル」 「シンデシマエ」
それからも同じような文面の葉書は月に1回か2回のペースで届くようになった。 ただ、恵美さんにはそれが誰の仕業なのか大体見当が付いているのだそうだ。
恵美さんは言う。 「夫が死んだのは本当に悲しいことです。でも彼と結婚したことを後悔してはいません。あの葉書を受け取る度に落ち込みますし、階段の柵が音を立てる度に夫を思い出して悲しくなります。でも私は二人の息子を立派に育てないといけません。夫もそれを望んでいるはずです。今の私にあるのはそれだけです」
恵美さんの二人の息子はすくすくと成長している。
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受信: 03:19, Thursday, Apr 30, 2009
■講評
途中からなんだかややこしくて話が解らなくなりました。 これは個人的なところですが、そもそも、“地鎮祭をやってない → 夫がそれを訴えてる”となるところ、“地鎮祭をやってない → 夫が亡くなったのはその所為 → 次は自分達が危ないかも → 夫がその危険を知らせてる”って考えるのが自然なんじゃないかなぁと思いました。 なんで、なんだか随分と暢気に思え、心情を共感する事が出来ませんでした。 まあ、取材で得た話なので、仕方ない事かとは思いますが、この辺は上手いこと文章でスムーズにしてくれると良かったかなぁと思います。
あと、最後、怪文書の送り主って、誰なのでしょう? この怪異に関係あるのでしょうか? これ、消化不良感を煽ってしまっているので、書かない方が良かったかもしれませんね。
文章:-2 怪異:0
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名前: PM ¦ 19:41, Friday, Apr 03, 2009 ×
怪異はよく聞く様な話で、恵美さんの思い込みでは、と済まされてしまう様なものもありますね。 最後のハガキの部分は追記の様にただ書かれてあるだけなので、読み手としてはどういう事なのかわかりません。 これも怪異のうちなのでしょうか?こちらは生きている人間が起こす怖い話、では?
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名前: ひぐらし ¦ 21:39, Friday, Apr 03, 2009 ×
文章 0 怪異 1 怖さ 0 衝撃 0
ああ来るかと思えばあちらの方へと話が飛んでしまう、というような感じがしました。 地鎮祭にまつわる話かと思ったらどうやら呪いもからんでいるらしい。しかも「恵美」さんはその嫌がらせの相手をうすうす知っている。カタカタ音も今ひとつ何が原因だったのかわからないし。 もっと整理して書く方が読み手に受け入れられやすいと思う。 |
名前: くりちゃん ¦ 22:53, Friday, Apr 03, 2009 ×
新居にまつわる怪異・・・という感じで読了しましたが、どうも話がバラバラになってる印象でこの点数です。ごめんなさい。
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名前: ゑな ¦ 23:25, Friday, Apr 03, 2009 ×
恵美さんが、2年前夫の清孝さんを病気で亡くし今日まで奇妙なでき事が続き 地鎮祭をやったのはわかるが、再び階段の柵が鳴りそれと同時に呪いめいた手紙、大体見当がつくならば勇気を出してその相手と一度会って話してみるのをお勧めしたいから。 |
名前: ジャック ¦ 01:06, Saturday, Apr 04, 2009 ×
あれれ? 最後のはがきはなんですか? 人為的なもの? 姑さん?愛人? 柵が鳴り続ける事に関係あるのなら、 切りっぱなしにしないで書かないと分かりませんし、 関係ないのなら、書かないでいいのでは? せっかくの積み上げたものが、 ここで突然ドーンと崩された感じで、 何とも評しがたいです。 |
名前: ほおづき ¦ 07:34, Saturday, Apr 04, 2009 ×
家で夕食の片付け物をしている時に、病院から死亡したと連絡が入ったとありますが。危篤状態で連絡は入らなかったのでしょうか? 細かいところではありますが、そこのところが大変気になりました。 話の内容としては、あちこちに散らかってしまった情報をまとめきれなかった印象が強いです。特に最後に手紙は全く不要かと思われます。 文章・-1 構成・-1 ネタ・0 恐怖・0 |
名前: 暗沌子 ¦ 11:52, Sunday, Apr 05, 2009 ×
怪奇1 文章0 夫の死から起こる怪異現象だけでなく、怪奇文書にまで悩まされるとは何かの呪いでしょうかね?恐ろしいとは思いますが、なぜか怪異のキモみたいなのがハッキリしなかったかな。 |
名前: じゅりんだ ¦ 15:11, Friday, Apr 17, 2009 ×
これは、恐ろしい。最後の手紙は本人がわかっていると言っている事から知人からの手紙ですよね。一番怖いのは奥さん”ヒト”ですよ。そのヒトが脅迫の様な嫌がらせの様なおかしな行動を自発的にしているか、霊的なものに突き動かされているかはわかりませんが、どちらにしても恐ろしいことです。 揺れなどはタイミングが偶然だったり錯角だったりかもしれませんけど、一度止まってまた復活する怪異というのにも興味があります。そういうパターン多いのでしょうか?
文章:1 体験:2 |
名前: もめん ¦ 05:19, Sunday, Apr 19, 2009 ×
ホロリとくるお話かと思って読んでいましたが、不気味なハガキの登場でこれは…と身構えてしまいました。
でも、脅迫状によって不幸なことが起きているわけではないようですね。 二人の息子さんもすくすくと成長しているとありますから。 柵の音は気をつけろという亡きご主人からの警告なのでしょうか。
奇妙な出来事の中に脅迫状のことはいれなくてもよかったのではないかしら。 ご主人の家族に対する愛情だけで構成したほうがまとまりのあるいいお話になったような気がします。
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名前: 桜子 ¦ 19:03, Tuesday, Apr 21, 2009 ×
| 地鎮祭のところで終わらせばよかったですね。はがきの相手がわかってるって言っているのに、誰か聞かなかったのですか? |
名前: 悪夢狂乱丸 ¦ 17:42, Saturday, Apr 25, 2009 ×
音の怪異と葉書はまったく別物に思いました。 葉書の件は現実的な嫌がらせのようにもとれ、気味は悪いですがこの怪異と関係あるのかは疑問を感じた。 誰の仕業かわかっているのならその辺のところも書ける程度で情報が欲しかった。 虫の知らせのような怪異だけでは弱いので、この葉書の件を思い出し、付けて書いたように感じてしまう。 |
名前: 黒蜜椿 ¦ 06:31, Monday, Apr 27, 2009 ×
文章・・・0 希少度・・・1
なんだか後味の悪い話です。 旦那さんの死後に続く音などの怪異を起こしているものは旦那さんではないようにも思えます。 それぞれの現象は小粒でよく聞かれるものですが、全部をひっくるめて見てみると何か違うものが見えてきそうな、そんな感じがするなんとなく嫌な話ですね。 文章は少しお涙頂戴になっているところもありますが、まあこんなもんでしょう。 |
名前: 鹿太郎 ¦ 18:26, Monday, Apr 27, 2009 ×
ええ、これは良いお話なのかと思ったらそうじゃないの? その脅迫めいた葉書が一番の衝撃ですよ。 見当の対象を教えてもらえないなら、葉書の話は必要無かったような気が・・・。 カタカタは葉書の主の生霊か、旦那さんの警告? それなら息子さんが見たお父さんが笑っているというのも何だか腑に落ちないし、神主さんもそこまではっきり見えるなら何かしら訴えたい事を感じ取るのでは・・・。 柵の周辺に何か全く別の要因があるのでは? 何だか後味がとても悪くなってしまいました。
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名前: 緋咲 ¦ 07:45, Thursday, Apr 30, 2009 ×
う〜ん、なんか的が絞りきれていない印象を受けました。
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名前: SPダイスケ ¦ 10:49, Thursday, Apr 30, 2009 ×
後半に怪異ではない別要素を入れて話をややこしくしている。しかもその事情を敢えてカットしてしまっているためその因果関係も皆目見当が付かない。再び鳴り始めた音と怪文書が関連ある、というのならせめてその理由だけでも書かねば唐突なだけだ。 また最初に作者の思い入れが尋常ではないことが言明されてしまい、読者は一歩引いて接することになってしまう。体験者への過度な感情移入は強引な解釈や公平を欠いた描写を生み出すことが多いからだ。 最後の恵美さんの言葉も怪異が続いている、という現状とはちぐはぐだし、締めの言葉はこの内容とは決定的に乖離している。怪異が続いているのにすくすくと、と言われてもそれは何も関係ないでしょう、としか捉えようがない。 やはり、怪文書の下りに何か大きな欠落があるように思える。 |
名前: ときの ¦ 12:43, Thursday, Apr 30, 2009 ×
これはいったい何なのでしょうか。旦那さんがいきなり亡くなったり、怪異が続いたり、その原因が地鎮祭をやってなかったとか、あげく家が建った後に地鎮祭を行うとか(そんなことができるのかと吃驚)、読んでいて頭が混乱してしまいました。しまいには脅迫の葉書が出て来たり、その犯人を恵美さんが知ってるらしいとか、あちこち話が飛ぶのでよくわからなくなりました。もしかしてこれ、続き物なのですか?
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名前: ひ ¦ 21:39, Thursday, Apr 30, 2009 ×
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