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畔の廃墟
 増井さんは友人を引き連れ、湖の畔にある廃墟に肝試しに出掛けた。

 訊いた話を頼りに車を走らせる。確かこの辺…、と思った時、道路脇に車が三台停車していた。
間違い無いと思い車を道路脇に寄せて止めると、草むらを分け入っていく。僅かな月明かりと懐中電灯だけが頼りだ。
 現地に到着すると、既に十人ほどの同じ目的の人が建物の前をうろついている。
元は小さな旅館だったと訊いている二階建ての建物は、窓ガラスなどが来訪者に割られ、コンクリートの骨格だけが顕わになっているという状態だった。

 しかし折角訪れたものの、人数が多い為、既に肝試しという雰囲気ではなくなっていた。実際、先に居た連中からも気安く声を掛けられる。
 仕方がない…。
 肝試しではなく、結局ツアー感覚で楽しむことになった。先の連中と連れ立って、建物の中に入っていく。
既に結構荒らされていた状態で、ガラス片やゴミが床に散らばっている。壁にはスプレー缶で、悪戯書きも無数に書かれていた。

 先に二階に上がろうとしたが、階段が所々崩れ落ち、危険を避けるため、一階フロアーのみを探検することにした。
とはいっても、一階部分は玄関、ホール、リネン室、調理場、浴場しかない。宿泊の部屋などは、二階に配置されているようだった。
結果、あっという間に全てのエリアを制覇する。もの足りない気持ちで一行は、建物の前に集合した。
「思った程じゃないな」 「全然、怖くねえよ。こんなの」
「誰だよ。ここがスポットって言った奴」 「風呂が凄いって書いてあったんだよ」
「ただ広いだけの風呂が?」
それぞれが次々と不平不満を口にする。

 何とか雰囲気を良くしようと、増井さんが思いついたように声を上げる。
「折角だから写真でも撮る? みんなで揃って廃墟をバックになんて、なかなかいいんじゃない?」
一行は盛り上がり、喚声を上げながら数枚の写真を撮った。デジカメ利点のすぐに画像が見られる事で、その場は大いに盛り上がった。
 そんな一行を横目に、建物に入っていく二人の人影がある。
周囲の闇が深いので良くは見えなかったが、人だったのは間違いが無い。
懐中電灯で追って照らすが、既に中に入ったようだ。
「感じ悪いな。さっきの奴ら」誰かが口にする。
「ちらっとこっちを見ていたぞ。羨ましいんじゃないの?」また誰かがおどけた様に言う。

「なぁなぁ、あいつらを驚かしてみようぜ。丁度、暇だったし」誰かの提言に増井さんも乗っかった。
「じゃあ、行っちゃう? 入り口から大声を出して追っかけてみようぜ」

 相手が何処に居るのか分からない為、別れて走ることにする。
増井さんは、浴場方向を目指す三人の内の一人になった。
合図と共に大声を出しながら各自走り出し、建物の内部に大声が響き渡った。
増井さんのグループが浴場に到着しても、そこには誰もいなく、悲鳴一つ聞こえない。失敗したのか驚かなかったのかを確かめる為に玄関まで歩いて戻る。
玄関では、既に全員が揃っていた。
「居た?」「居ない」と確認し合っている。

 結局、どのグループも発見出来なかった。「そうなると二階か…?」増井さんが口に出した時、「いやぁぁぁぁあ!!」と、誰もいなかった筈の浴場の方から女の悲鳴が聞こえる。

 全員が動けなかった。懐中電灯でお互いの顔を見た時には、この中に女性は居なかった。
そう考えると、幽霊…または、さっきの二人に何かが起きたか?
どっちに考えてもいい話ではないが、怪我だとしたら放って置くことも出来ない為、恐る恐る全員で浴場を目指す。
 浴場に到着しても、あれから声は聞こえない。それぞれが方々に明かりを照らし、「誰かいませんか?」との呼び掛けにも返事は無い。
やっぱり…と思った時、足元に何かが光った。
――出刃包丁だった。しかも刃先には濡れている赤い血痕まで残っている。
「気をつけろ!洒落になんないぞ!」増井さんの声でそこに居る全員が、包丁に気が付いた。厭な緊張感が周囲を走る。

――五分経過。
――十分経過。 
「もう逃げたんじゃないか?」誰かの一言で少し気が緩む。
「それにしてもこれは事件だろ。警察呼ばなきゃやばいんじゃないの?」

「う〜ん」と全員で考え込む。自分達のしていることも不法侵入と理解していたが、ここは止むを得ず警察に向かう事が決定した。説明時の為、包丁の写真も撮っておくことにする。しかし…。
――出刃包丁は足元から消えていた。
誰かが蹴飛ばしたんじゃないか、と周囲を探すが見当たらない。

 暫く探すと、包丁は湯船から見つかった。ただ、コンクリートの埃に塗れ、刃先が錆色に変色した包丁だったが…。

 話はまた振り出しに戻る。
これで警察を呼んでも話が見えない。仕方がないので、一度全員で外に出ることにした。
全員が玄関に向かおうとした瞬間、背後から「いやぁぁぁぁぁぁあ!!」と再度女の悲鳴が聞こえた。
慌てて振り返るが、人の気配は感じられない。周囲に明かりを照らすが、やはり浴場には変わったところは無い。
 増井さんは気になった。あの悲鳴は真後ろから聞こえた。それなのに誰も居ない。何気なく落ちていた包丁を照らそうとしたが、今度はその包丁すら見当たらない。
――またもや包丁は消えていた。
(この浴場は洒落にならない)

 誰もがそう思ったのだろう。全員が無口になり、外へと向かう。
真っ直ぐに止めてある車まで辿り着くと、そこで解散することにした。

 後日、増井さんはあの廃墟の話を聞く。
営業時に事件などは起きていなかった。ただ、廃墟になってから、男女間での刃傷事件が起きたことはあるらしい。肝試しの人が目撃者になっていたことも後から聞いた。
ただ、刺された女性が亡くなったという話は聞いていない。刺した男がどうなったのかも分からない。
 事実として残ったのは、当日持ち帰りテーブルの上に置いたデジカメが、朝目覚めると忽然と消えていた、ということだけだ。

「結局は記憶みたいなものなんでしょうか? ただ、消えるというより証拠を消す、という何らかの意識が強いように思えるのは気のせいでしょうか?」
 釈然としない増井さんだが、それ以来、廃墟には近付かないようにしている。





05:58, Wednesday, Feb 03, 2010 ¦ 固定リンク ¦ 講評(21) ¦ 講評を書く ¦ トラックバック(6) ¦ 携帯


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■講評

包丁は消える、デジカメは消える。何やら不穏な気配が垣間見えますが、遭遇したのは人影と悲鳴と消える包丁とデジカメですか。刃傷沙汰があったのも噂でしかないし、どうにも全体がぼんやりしています。どこを怖いと思えば良いか、ハッキリしません。長い文章も、焦点が合わない原因かもしれません。
ネタ・0 構成・0 文章・0 恐怖・0

名前: 一反木綿豆腐 ¦ 13:35, Wednesday, Feb 03, 2010 ×


 心霊スポット怪談としては弱く、後日談の下りに至ってはテンプレート通りである。
 また、これが本当に怪なのかという疑問もある。
 体験者グループと偶然遭遇したグループが思いついたように、こういった場所で悪戯を仕掛ける輩は割と多い。
 包丁の現出・消失も目を逸らしていれば行えることであり、もう一組のグループに担がれた可能性も棄てきれない。
 デジカメの消失も霊現象であるかどうかは微妙である。
 勿論、これらの現象が霊現象という可能性もあるが、決め手に欠ける。

 起きた出来事が弱い。その一言に尽きる。

 また、全体的に長く、もう少し整理の余地があるように感じた。

名前: amorphous ¦ 19:43, Wednesday, Feb 03, 2010 ×


状況はよく解るのですが、文章にちょっと押し過ぎている感がありますね。
というのも、「〜する」といった進行形の文末が多用されているためでしょう。
勢いをつけるのには効果的ではありますが、あまり大きな動きがない場面で頻繁に使ってしまうと、読み手側はちょっとしんどくなってしまいます。
押すところは押して、引くところは引く、といった風に文章に緩急をつける事を意識すると、臨場感をより効果的に演出出来るかと思います。

さて、内容の方ですが、先述した通り、全体的に勢いをつけすぎている所為か、ここぞという盛り上がりが解り辛く、話の肝の部分がちょっとぼんやりとした印象を受けます。
そのため、話としては少々物足りないように感じました。
二人の人影、女性の悲鳴、消えたり現れたりする包丁や、消えたデジカメ等、なかなか因果の深そうな要素もありますので、これは文章のまとめ方次第では化けたんじゃないかなぁと思いました。

文章:0
希少性:1


名前: ていさつUFO ¦ 19:47, Wednesday, Feb 03, 2010 ×


所どころで現実に引き戻しながら,リアリティの確保に勤めている点は良いと思うのですが,逆にそこが「合流した連中に担がれてるんじゃないの?」的な印象を引っ張り出してしまって怖さが相殺されてしまった気がします。怪談というよりはミステリーのような印象。
この中で,デジカメについてが真性の怪異なんですが,その部分はありがちなエピローグになってしまっていて,怪異になり切れていないのも残念。

名前: 捨て石 ¦ 23:57, Wednesday, Feb 03, 2010 ×


パニックに陥った増井さん達のドタバタ劇といった印象が強く、何かと疑ってしまいました。

増井さん一行は、確実に一階全体が無人であると確認できるほどの人数なんでしょうか。暗闇であること、先客が十人ほどいたということもあって、他の誰かが出入りしているのを発見できなくても不思議ではないような気がします。
そのせいか、血塗れの包丁は、逆に増井さん達が悪戯に嵌められたのではないかと思えてしまう。
後から見つけた錆びた包丁も、浴槽が空だったという前置きはないので、単に初めからあったのではないかと。

デジカメが消えた件についても、「その後いくら探しても見つからなかった」の一言くらいはほしいところです。
そこそこ怖い内容なんですが、細かい部分がいちいち気になって入り込めませんでした。(±0)

名前: 雨四光 ¦ 18:57, Thursday, Feb 04, 2010 ×


文章-1 内容-1 怖さ0 ネタ0

文章:内容と関係ない部分がだらだらと書かれていて正直読みづらかった。もっと簡潔に書いてほしい。また、大勢の人間の描写をすべて書こうとするあまり、重要な雰囲気の描写がなされていない。

内容:廃墟に侵入して騒ぐ人たちの話だが、彼らの様子などがあまり気持ちのいいものではなかった。最後の増井さんの解釈もよくわからない。

怖さ:女の悲鳴、浴槽の包丁、消えたデジカメ。淡々と描かれすぎて怖さを感じない。

ネタ:これほど大勢の人間が目撃した話になっていながら、「そうなんだ」程度の緊迫感しか感じられない。話の重要な部分だけに絞ってそこをクローズアップしてほしい。

名前: ぬんた ¦ 18:58, Friday, Feb 05, 2010 ×


文章力  0
稀少度 +1
怖さ    0
衝撃度  0

何だかまとまりが無い。
この出来事の中での主眼は「女の叫び声と出刃包丁」だったはず。なのに怪異が起きるまでの前置きが長いのではないかな。
よくある話では肝試しの場所から物品を持ち帰ったら電話がかかってきて「お返し下さい」と言われるのがあるが、本作では反対にカメラをお返し頂きたいところですね。
しかし忘れた、落とした、という線もあり得るので怪異としてはちょっと弱い。「テーブルの上に置いた」というのも記憶違いかも知れないし。
一読したときに、先客の人たちも実は「あっちの世界の人」なのか!と思ったが、そうではなかったようですね。


名前: つなき ¦ 22:44, Saturday, Feb 06, 2010 ×


文章0 恐怖1 希少1 魅力0

結構ゾッとするような出来事が起こっているのに、淡々とした文章のせいかあまり怖さを感じないままサクサク終わってしまいました。
でも頭の中でそのシーンを構成してみると、とても怖いです。
包丁はその場にいた全員が見えていたのですよね?

それから最後の
「結局は記憶みたいなものなんでしょうか? ただ、消えるというより証拠を消す、という何らかの意識が強いように思えるのは気のせいでしょうか?」
というセリフの意味が、よくわかりませんでした……。

名前: 幻灯花 ¦ 00:16, Wednesday, Feb 10, 2010 ×


増井さんは、湖畔の廃墟でデジカメを撮れば、朝忽然と消えてしまうのも無理はないし、背後から聞こえた
女性の悲鳴と包丁が消えていたのは、一概に廃墟になってからの男女間での刃傷事件との関連と結びつけるのもいかがなものかと思うし、これでは、気のせいでも仕方がないから。

名前: 天国 ¦ 22:31, Wednesday, Feb 10, 2010 ×


出刃包丁が三度目に出てくるのを、最後までワクワクしながら読みました。結果出てこなくて読み手としては残念でしたが、体験者の方にすればよかったですよね。デジカメがなくなったという事実も、家までなにかが憑いてきたという裏読みができて気持ち悪いです。
新鮮な血が付いた状態の出刃包丁が、次に現れたときには経年劣化している…再度現れるとするなら、今度はどんな姿なんだろうと想像させられます。やはり廃墟には二度と近づかない方が、いいかもしれませんね。

増井さんたちの、ちょっとヤンチャなガヤガヤ感が巧く描かれていて、状況がリアルに目に浮かびました。

・臨場感+1 ・没入度0 ・表現0 ・恐怖0

名前: ダイタイダイダイ ¦ 15:23, Thursday, Feb 11, 2010 ×


えっと。。
車が三台停まってて、既に十人がいて
建物に入っていく霊?が二人と・・
三人以上の増井さん達と・・
読んでいてそんな数字がずっと頭の中にあって
せっかくコワイ話なのに
[さて、出て行ったのと入ったのは何人か?]
などという全く関係ないクイズを浮かべてしまいました。(ぶっ)

文中に、削った方が良いのでは。。と思う部分が多くて
気があっちこっちにいってしまい
血のついた包丁や女の人の悲鳴などの[要]な部分まで
まっしぐらに読み進めなかった気がします。
デジカメが無くなったのは霊のしわざだとしても証拠が無いので
というか、霊のしわざだという説得力が弱いので
それも削ってもよかったかな。(-2)

でも、著者の方はすごく詳しく増井さんから話を聞いているのが
察せられ、好感が持てました。
採話をする際にどれだけ真剣に相手の話を聞いて
真摯に怪と向き合うか。
一番大事なものをこの方は持っているような気がします(+4)
それをどう料理するか。
素材が良くてもヘタに味付けをしたら不味くなってしまうし。
後は料理(文章)の腕を磨くだけ。

。。と、文章力の無い私が言うなですが。

そういえばこちらの廃墟。
[風呂が一番凄い]という部分を読んで
前にテレビで心霊スポット探検をやっていて
確か霊能者が[お風呂に何かいる]とか言っていたような・・
同じ場所なのか分かりませんが。。






















名前: RON ¦ 22:36, Friday, Feb 12, 2010 ×


誤字、重複している文章が多く、やや読みづらかったです。
そのせいでかなり濃厚であるはずの体験談が希釈された印象です。
何故廃墟に行ったのか、先客たちは何時帰ったのか、長さの割りに多くの疑問が残ってしまったのもマイナス要因です。
デジカメそのものを奪っていくとは、なかなかの強硬手段ですね。

ネタ+1 文章-1 構成-1


名前: ランプ ¦ 23:44, Friday, Feb 12, 2010 ×


デジカメ消えましたか!
悲鳴や包丁はその事件現場の記憶が見せた幻でしょうか。
消されたのがデジカメだけでまだ良かったですね。
だれか1人消されてないでしょうねえ。おお怖い。

文章=0  怪異=+1 心情=0 合計=+1

名前: 鏡餅 ¦ 16:06, Monday, Feb 15, 2010 ×


全員が見た、というのは(それも少人数ではなく多人数で)というのは珍しいと思います。

それが幽霊だけとかの類ではなく、その包丁に起きた変化までしっかり見ていたのですね。
そして消えるデジカメ。
そこは希少性が高いと感じました。
そして怪異自体もしっかりと起きているのですね。

文章の点ではもう少し全体的に纏めてもらった方が読みやすくなるのでは、と。
人数が多いので尚更です。

多人数の中での怪異、という部分で評価させていただきました。

名前: 鶴斗 密喜 ¦ 19:40, Thursday, Feb 25, 2010 ×


気のせいでカメラは消えないし、全面否定もいかがなもんかと思うから。

名前: 極楽 ¦ 11:47, Wednesday, Mar 03, 2010 ×


真後ろからの悲鳴は洒落にならないくらい怖いものだと思う

希少+1

名前: 205 ¦ 01:42, Thursday, Apr 01, 2010 ×


恐怖の現場ルポ、といったところでしょうか。
しかし内容が散漫とした感じがしてしまい、こんな長文にする必要もあるのかな、と思えます。
にしてもそんなとこでよく5分10分とじっとしていられましたね…


名前: どくだみ茶 ¦ 15:11, Wednesday, Apr 07, 2010 ×


怪談点…0
文章点…0

夜の廃虚探検は面白いですよね。
廃虚を巡ってて何が怖いって他の人間に出会うことほど怖いことはありません。ましてや大声を出して追いかけられるなんていい迷惑。止めて貰いたいもんです。

さて、この作品での怪異は悲鳴と消える包丁とカメラのみ。
体験された方は怖かったでしょうが、作品になると些細な怪異になってしまいます。
その場所で起こったという事件も、心霊スポットにその手の噂は付き物ですし、この書き方では事実であるという確信は持てません。
著者も確信は持っていないように思えますし。

文章は少々大袈裟でこれ見よがしに読み手を怖がらせようとしているのが鼻につきますが、マイナス点を付ける程ではないと思い、この点数にしました。

名前: C班 山田 ¦ 04:00, Thursday, Apr 08, 2010 ×


ありがちな肝試し話かなぁ、と思っていたのですが展開がありました
しかし、話が前後するのがまどろっこしいかも
書き方を変えるともう少しまとまったと思うだけに残念★

名前: ゼリコ ¦ 21:24, Sunday, Apr 11, 2010 ×


女の悲鳴と包丁、アイテムとしてはありがちかもしれませんが出てくるタイミングは厭な感じで大変よろしかったです。さすが実話。
話の流れからすると、先客たちが帰って、体験者たちだけが廃墟に残っていたのだと思いますが、そこをきちんと指摘しておけば良かったかな、と。

……それとも、まだ何人かツアー感覚の連中がいる中で起きた怪異なのんですかね? だとすると、それはそれで怖いような……。

名前: 丸野都 ¦ 04:40, Monday, Apr 19, 2010 ×


ネタ・恐怖度:0
文章・構成 :0

罫線つきの文が要所要所で挟まれている書き方が少々鬱陶しい。全体としてよく書けていはいるのだが、飾りすぎの印象もまた否めない。
廃墟での怪奇譚はそれこそ枚挙にいとまがないが、その中でもまずまずの水準に達しているように感じる。血糊のついた出刃包丁も不気味な小道具になっている。
ただ、先述の内容も含め、文章に諄さを感じる。作為的、とまでは言わないが、必要以上の潤色が施されているのでは、と邪推してしまう。

名前: オーヴィル ¦ 01:15, Friday, Apr 30, 2010 ×


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