超-1/2010審査用チェックリスト
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「煎餅が割れると定価じゃ売れない。これを『こわれ』というのは知ってるな?」 長年、漢方専門で調剤師を行っているMさんは、そう語り始めた。 漢方薬の材料には様々な物があり、薬草、木の実、木の根を始めとして、動物の肝、骨、昆虫、果ては金属に至るまでが調薬に用いられる。その材料の一つに、人骨がある。 「だから、そんなのを集める仕事も昔はあったんだよ。ずいぶん古いの話さ。仲間内では『こわれ屋』って言ってたけどね。この『こわれ屋』にSというジジイがいた」 Sさんは、幾つかの火葬場に通じており、火葬後の無縁仏の遺骨を廃棄する前に手に入れて、一部の漢方薬屋に卸していたのだそうだ。漢方薬屋では、これを砕いて、薬の材料にするのだという。 「そんなのわざわざ仕入れるのは、まぁ金が余ってるような連中だな。俺は仕入れたことは無かったけどね、良い値段を吹っかけるから、割といい商売らしい」 今でもいるのかねえ、とMさんは言うと、話を続けた。 Sさんが集めた人骨は、一度Sさんの店で部位や硬さで仕分けされ、倉庫で一年近く供養しつつ保管されるのだという。これは万が一にも卸した先で何かあってはいけないからだ。 ある日のこと、MさんのもとにSさんから電話があった。 「ちょっとな、今回ばかりは俺もな、やばいかもしれん」 「何だ、じいさん何言ってんだ」 「仕入れた骨がな、夜になると俺の所に来るんだ。化けて出るんだよ」 もう、この時は本格的にイカレちまったかと思ったよ、とMさんは言った。 「ちょっと、うちに酒でも飲みに来て一度泊まってくれ。Mだけじゃなくてもいい。何人かで来てくれ。頼む。頼むよ」 Sさんは怯えていた。Mさんともそんなに親しいという訳でもない。だが、そんなMさんにすがらねばならないほど、Sさんは怯えていたのだという。 「仕方ないから行ったさ。俺と、あと一人若いのを連れてね」 Sさんの家は、六畳一間に土間、あとは件の倉庫と事務仕事をするための小さな机、天井まで届く薬箪笥、そして古い漢方の書籍が数冊ある切りだったという。 「良く来てくれたなあ」 そう言って、Sさんは泣いたという。 「あっこっから出て来るんだよ」 と、震える指で倉庫を指差した。 大丈夫だ、俺たちが来たじゃねえか、とMさんは震えるSさんをなだめると、倉庫に足を踏み入れた。倉庫の内側は、線香の匂いがこもっていた。 左右の壁にしつらえた棚には、真っ白な磁器の壷がずらりと並べてある。大小無数の骨壺だ。そして奥の壁には、巨大な仏壇が設置されていた。その仏壇の前に、やけに大きな頭蓋骨がごろんと転がっていた。確かに気持ちがいいものではなかった。 倉庫から戻り、MさんはSさんに 「なあ、あのされこうべか?」 と訊いた。 「そ、そうだ。そうだ。あれが化けて出んだ」 「ばっけやろう。じいさん、そんなの酒でも飲んで忘れっちまえ。若いのもいるから大丈夫だ。安心しろ」 しゃくり上げながら泣くSさんに、半ば呆れながらも、Mさんはその夜をSさんの六畳間で過ごすことにした。 荷物の隙間に男三人で六畳間、というのは寝るには多少狭いが、座って酒を飲むには丁度良かった。しゃれこうべが化けて出るなら退治してやろうじゃねえか、とMさんと若い衆は最初は威勢が良かった。 しかし、午前二時過ぎになると、若い衆がかくんと寝てしまった。今しがたまで話していたのに、落ちるように意識が途切れたようだった。Mさんもいやにねっとりとした空気に気持ち悪さを感じた。Sさんは震えながらMさんの服の袖を掴んでいた。 唐突に、ぐぅっと黒い霧のようなものが部屋に広がり、Mさんの視界を奪った。 「おい!じいさん!大丈夫か!」 服の袖を掴んでいたはずのSさんの手が見えない。返事も無い。 倉庫の方から得体の知れないドーンドーンという音と、カチャカチャという骨壺の開く音が聞こえた。 そして、黒い霧の中で、倉庫の扉が開くのが見えた。 倉庫の扉の向こうから、信じられないような巨大な骸骨が、ゆっくりとこちらに手を伸ばして這ってくる。 「お前さんも見たことぐらいはあるかと思うけど、歌川国芳の大髑髏って浮世絵あるだろ? あれだよ。信じようと信じまいとな、天井まである大髑髏が、這いずり回るようにして、こっちに来るんだ」 Mさんは口をへの字にして、少し黙った。しばらく黙って、 「でな、そん時俺は、怖くて逃げたんだ」 と言った。 MさんはSさんと若い衆を置き去りにして、窓から一目散に逃げたのだという。叫び声を上げたかどうかは覚えていない。気付いたらSさんの家からずいぶん離れた河原に座っていた。 「最初はなぜ自分がそこにいるか、分からなかったんだよ。俺はどうしてここにいるんだろうなんてことを思ったのさ。それからじわじわ思い出して、こりゃまずいってんで取って返した」 明け方、Mさんが戻った時には、すでにSさんは事切れていた。若い衆はまだ寝ていた。 「警察!警察!」 朝っぱらから警察が呼ばれ、現場検証となった。 Sさんの口の中には、白灰色の粉が大量に詰め込まれていた。鑑識によって、焼いた人の骨ということが明らかになった。Sさんは自分の商品を大量に喉に詰めて死んでいた。 調書では、薬の粉末を大量に飲み込もうとして窒息、事故死という扱いになったという。 「俺はね、正直Sはいい死に方はしないと思っていたけどよ、あの時俺が逃げ出さなければ、あんな死に方をさせなかったと、今でも悔やんでるんだよ」 年老いたSさんには身寄りもおらず、結局Mさんをはじめとする仲間数人で葬儀を出した。火葬の後、Sさんの骨はグズグズに崩れ、形も残らなかったという。
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» [超−1]【+1】こわれ屋 [幽鬼の源から] × すごくいい味の出ている作品なのであるが、怪異についての表記に問題があるために損をしていると言える。 話の内容を読む限りでは、かなり昔の話(昭和前半以前と推測するが)であり、体験者自身もかなり高齢の方ではないかと思ったりする。 また漢方の世界では、ここ .. ... 続きを読む
受信: 13:33, Tuesday, Feb 09, 2010
» 【+1】こわれ屋 [2010超−1 講評から] × 文章0 怪異+1少しレトロな匂いのする書き口調と、話を聞いている状況に大変味がありました。しかし、多少怪異の描写が足りないよう縺... ... 続きを読む
受信: 06:31, Thursday, Feb 11, 2010
» 【0】こわれ屋 [闇夜に紛れて覗く者から] × ネタとしては充分なものと感じる。ただ、書き方でそれを壊してしまったように思える。古い話で記すのではなく、何時の時代と明記するだけで序盤は締まる。黒い靄の中から巨大な骸骨がどのように見えたか、の部分は描写に力を入れた方が良い。更に例えを、歌川国芳の浮世 ... 続きを読む
受信: 13:52, Thursday, Feb 11, 2010
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受信: 01:09, Friday, Feb 12, 2010
» 【+1】こわれ屋 [実話怪談大好き!から] × JUGEMテーマ:実話怪談コンテスト 『はだしのゲン』で人の骨を砕いて薬にするというのを読んだが、あれは特異な状況下での事だと思っていた。が、原爆に関係なく需要があったんだ。 他にも人形を作る為火葬場で残った遺骨を引き取ると言う話も聞いた事があるが、漢方 .. ... 続きを読む
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» 【+3】こわれ屋 [最恐の実話怪談でてこいやぁ!!から] × 最初の『こわれ屋』という特殊な名称で興味が強烈に沸きましたよ。やられました。火葬 ... 続きを読む
受信: 16:32, Thursday, Apr 29, 2010
■講評
妖怪譚なんですかね?呪いには間違い無いのですが、何故か恐怖が伝わってきません。書き方にもよるのでしょうが、大ネタなのに惜しいなと思います。盛り上げ方なのかなとも思いますが…それが判れば、しめたものなんでしょうね。 ネタ・1 構成・0 文章・−1 恐怖・0 |
名前: 一反木綿豆腐 ¦ 11:55, Saturday, Feb 06, 2010 ×
話者がかなりの年配者だからだろうか、語りや文体も含めて近代ではなく一昔前のもののように感じる。 この話の場合、それはマイナスではなくプラスに作用していると思う。 日陰商売に纏わる怪談というのはなかなか聞く機会があるものではなく、聞けたとしてもそれが期待通りのものではないこともしばしばである。 この話で発生している怪のビジュアルは相当なものであり、商売故の因果の深さも感じさせる。 (恐らくは個体の怪ではなく、これまでの累積が頭蓋骨という核を得て発動したものと思われる) 最後の下りも浅からぬ因縁を感じる、厭な余韻の残るものとなっている。
何よりもこの話の希少性を高く評価したい。 |
名前: amorphous ¦ 15:30, Saturday, Feb 06, 2010 ×
比較的珍しい部類の話かとは思いますが、描写不足感が否めません。 特に、Mさんの視界を奪った黒い霧は、どのくらい周りを透けて見せているのかとか、怪異の肝でもある倉庫から現れた骸骨も、「天井まである大髑髏が這いずり回るようにしてこちらに来る」という表現がイマイチ締まらなかったりとかで、肝心の部分の状況が想像しにくかったように思えます。 “Mさんは口をへの字にして、少し黙った。しばらく黙って、「でな、そん時俺は、怖くて逃げたんだ」と言った。”の部分では、過去の話に突然現在が割り込まれてしまったので、これにも頭の中での状況再現を妨げられました。
怪異自体、なかなか興味深いものだっただけに、文章の方をもう少し整頓していただければ、高評価になるんじゃないかなぁと思います。
文章:-1 希少性:1
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名前: ていさつUFO ¦ 18:21, Saturday, Feb 06, 2010 ×
この話は、昔高校の時、公民の先生から聞いた話に似ているが、Sさんは、人骨を薬にしていれば、必ずこういう結果がくるという戒めなのかもしれない。 |
名前: 天国 ¦ 20:04, Sunday, Feb 07, 2010 ×
文章力 +1 稀少度 +1 怖さ +1 衝撃度 +1
語り口がいい。レトロな感じが生かされている。 ただ文章がつまったかんじがするので、行間を少しずつ空けて頂くともっと読みやすくなると思う。 しかし自分の猟奇的な興味を満足させるためにしていたのではなく、生活のために仕入れに行っていた、その上ご供養までしている、というのにここまで祟られてしまうのは気の毒な感じもしないではない。暴利をむさぼった罰とでもいうのか。 |
名前: つなき ¦ 23:14, Sunday, Feb 07, 2010 ×
これは強烈。 まず「こわれ屋」に食いつきました。 火葬炉が今ほどパワフルではない頃のお話ですよね。火葬場が人骨を横流しというのもなかなかショッキングなので、「古い話」と曖昧にせずに、いつ頃の出来事なのか書いてあると受け入れやすいかも。
悪いものをたまたま手に入れてしまったのか、仕事柄やはり罰が当たったのか。 この時代の現場検証の精度がいかほどかは分からないので、大きな骸骨がSさんの口に粉をぐいぐい押し込む姿も想像してしまい鳥肌が。 一つの頭蓋骨が「粉になどされてたまるか」と抵抗しただけの結果であるならばおぞましい。 あるいは、自身も粉となってしまったとか?と考えたりもしました。行方が気になる。 ネタだけで満点に達してしまいます。(+4)
文章には難あり。 歌川国芳はうってつけの例えではありますが、知らない人には不親切。それも含め、怪異そのものは描写不足で想像しづらいです。 Sさんの元に夜な夜な化けて出ていたもの、黒い霧が広がる様子、その霧の中での、扉と骸骨の見え方。その辺をもっと詳しく書いてほしい。(-1)
Mさんの気風の良い語り口は好きです。 余談ですが、読み始めてすぐに、Mさんのイメージが北野武さんで固定されてしまいました。台詞も仕草もぴったり。映画化してほしい。 |
名前: 雨四光 ¦ 22:54, Monday, Feb 08, 2010 ×
文章1 内容1 怖さ1 ネタ1
Sさんはこのしゃれこうべに取り殺されたというよりも、長年積み重ねてきた行いによって死んだという見方もできる。人骨を漢方薬として取り扱うという、日常縁のない仕事を最初に丁寧に説明したおかげで、Sさんの死に方に何とも言えないリアリティが出たと思う。 |
名前: ぬんた ¦ 19:05, Tuesday, Feb 09, 2010 ×
むぅ、大髑髏……。 その怪異だけでもかなりの希少度ですが、問題の頭蓋骨の行方も気になりますね。
段落なしで微妙に読み辛いところはありますが、一気に読めたので文章力の勝利といったところでしょうか。 冒頭の煎餅の話は必要だったのかとは思いますが。 |
名前: b ¦ 23:57, Saturday, Feb 13, 2010 ×
まず書き出しがとてもいいと思います。グッとお話に引き込まれました。 怪異の内容も十分以上に恐ろしいのですが、夜な夜なこんな目に遭っておきながらも、そこから逃げ出すとか骨を手放すとか、そんな簡単な選択肢を思いつかなかったということが、一番恐ろしいです。こういう死に方が、すでに約束されていたんだなという因縁を感じました。若い衆が無事だったというのも、この怪異を起こした側の理性を感じさせて、怖いです。
語り部さんはずっと悔やみ続けていらっしゃるのでしょうが、この怪異の裏にある冷徹さを思えば、こういう最期はどうしても避けることはできなかったと予想されます。さらに考えれば、無意識のうちに「逃げろ」と促されたのかもしれません。どうかこの方のお気持ちが安らぎますよう、お祈り申し上げます。
・臨場感+1 ・没入度+1 ・表現+1 恐怖+1 |
名前: ダイタイダイダイ ¦ 23:40, Sunday, Feb 14, 2010 ×
無縁仏などの怨念が集まり、まさに丑三つ時に現れるという がしゃどくろ!そのものではないか! ・・と、興奮して読んでしまいました。 (非合法な手段で稼いでいたとはいえ、廃棄される無縁仏の骨を とりあえず供養していたSさんはお気の毒だが。) しかし、この話の一番の見せ場である髑髏の登場シーンが さらっと終わってしまっていて、何か物足りなかった。 歌川国芳を知らなかった私が無知なのか。 ゲゲゲの鬼太郎じゃダメなのか。
語り手の言葉を挟むのは、ともすれば文の流れを止めてしまうことにもなりかねないが、この著者は使い方が上手いです!
「そんなのわざわざ仕入れるのは、まぁ金が余ってるような連中だな。俺は仕入れたことは無かったけどね、良い値段を吹っかけるから、割といい商売らしい」 今でもいるのかねえ、とMさんは言うと、話を続けた。
というところの、読者にも一息つかせるために「」をわざと取りはずすところなんざ、特に。
文章力のある方なので、まるごと話に入り込んで 読ませていただきました。 (+4)
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名前: RON ¦ 16:07, Monday, Feb 15, 2010 ×
がしゃどくろは近年の創作妖怪だそうですが、このような怪談も存在するのですね。 冒頭「〜という」の多様に、一瞬「現代の話か?」と混乱してしまいました。 説明箇所にこの語尾はマッチしないと思います。 説明からネタ振り、怪異発生から後味の悪いラストまで、実に巧みな構成で一気に読まされました。多くの人に話したくなる力作です。
構成+2 恐怖+1 |
名前: ランプ ¦ 02:06, Sunday, Feb 21, 2010 ×
文章0 恐怖1 希少1 魅力0
行間が詰まっていて、場面の転換がスムーズに行かず読みにくかったです。 それから個人的な話で申し訳ないのですが、自分はイニシャルで人物分けするのが苦手なようで、SさんとMさんが頭の中でごっちゃになり混乱しました。
罰当たりな話だが実際にこういうことが行われているのかと思うと、非常に興味深かった。 薄気味悪い話なのですが、Mさんも若い衆も無事だったことを考えると、そのどくろにも可哀想だな、という気持ちがわきました。 でもどうしてその日までSさんの命があったのかな。 ひょっとして目撃者を用意することで、「こんなことはしてはいけない」ということを関係者に伝えさせることで、悪い慣習を無くしてほしかったのかもしれないですね。
最後の一文で何ともやるせない気持ちになりました。 |
名前: 幻灯花 ¦ 20:39, Tuesday, Feb 23, 2010 ×
とても独特な雰囲気を醸し出した作品だったと思います。 いつの時代だったのか定かではないのですが、とても希少な体験をされたのですね。
文章がぎっちりと詰まってしまっているのと、名前をイニシャルにしていたことで、ちょっと感情移入しにくい印象があって勿体無かったな、というのが正直な感想でした。
ただMさんの想い、そして火葬し形すら残らなかったSさんのお骨。 すべてが切なく、何だか哀しい気持ちになった作品でした。
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名前: 鶴斗 密喜 ¦ 21:35, Saturday, Feb 27, 2010 ×
戒めだろうとなんだろうとこんな大髑髏が出てきたらそれだけで怖いから。 |
名前: 極楽 ¦ 14:46, Wednesday, Mar 03, 2010 ×
漢方薬に使われていたと言う話は聞いたことがあったが そのことでの怪異の話は初めてで恐ろしかった
文章+1 希少+1 |
名前: 205 ¦ 00:29, Sunday, Apr 04, 2010 ×
凄い話ですね。 職業にはいろんな職業がありますが… 人骨もですが人間のミイラも“薬”として使われていた、という話を思い出しました。 今も薬として扱われてるのかな…
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名前: どくだみ茶 ¦ 17:20, Wednesday, Apr 07, 2010 ×
欲に走ると罰が当たるという事でしょうか 文章がまとまっていて読みやすいです |
名前: ゼリコ ¦ 22:30, Saturday, Apr 10, 2010 ×
怪談点…1 文章点…1
体験者が怪を語っている様子が綺麗に作品の中に収まる構成が良い。 人骨の調達を商売にしている人がいたというのも興味深い。 Mさんがその怪異に巻き込まれ、実際に体験してしまう様が適度な文章と自然な語り口で読ませてくれる。
歌川国芳の「大どくろ」とはまた大変なものが出てきましたね。 その派手な怪異は日本のものというよりも、欧米のもののように感じました。 |
名前: C班 山田 ¦ 16:12, Sunday, Apr 11, 2010 ×
表現が小説風なのが少し気になりました。 でもそれも,いつの時代の話なのかを書くだけでリアリティが変わって来る気もします。怪談そのものもそうなのですが、背後の色々なエピソードが良かったです。
怪異としてはなかなか興味深く読ませて頂きました。 骸骨が動くなんてそんな使い古されたようなことが起きるもんなんですねえ。 ただ,逃げた人の体験談なので,肝心なところが見えないのも少々気になります。
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名前: 捨て石 ¦ 22:22, Monday, Apr 12, 2010 ×
いや、逃げますよ、そんなの見ちゃったら誰でも。因果応報譚としては典型的な話だと思えたのでこの点数です。 |
名前: 丸野都 ¦ 22:10, Sunday, Apr 25, 2010 ×
ネタ・恐怖度:1 文章・構成 :0 読ませる力はあると思う。ただ、前半の持って回ったような文体が後半には鳴りを潜め、書き急いだ感すら漂う。 S翁(なぜイニシャル表記なのだろう)の倉庫で遭遇した巨大骸骨は衝撃度が高い。しかし一方で、「なぜMさんが来たときに命を落とすことになったのか」という不明瞭さが残る。それまでも幾度となく髑髏の怪に遭遇していたはずである。それなのに何故狙いすましたように……という疑問が拭いがたく残る。
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名前: オーヴィル ¦ 00:14, Friday, Apr 30, 2010 ×
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