超-1/2010審査用チェックリスト
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写真を撮影することを趣味にしていた武藤さんのお話。 武藤さんは時間を作り、山や海に出掛けては気に入った風景を撮影していたという。プロ志望だったが、コンテストに入選することも無く、またプロカメラマンの派閥に属する事も拒んでいた為、いつまで経っても日の目を見ることは無かった。 ある日のこと、同じくプロを目指していた友人と偶然に街で出会った。 喫茶店に入り、最近のお互いの近況を話し合う。 「中々、上手くはいかないもんだな…」 「お前こそ、いつまで続けるつもりだ…」 景気の良い話は一切出てこない。 「お前今さぁ〜、どんなバイトしてんの? まだ、コンビニ?」 「バイトは辞めた。賞金稼いでなんとかやってる…」 ――賞金…? その話に興味が湧く。お互い贅沢はしていないにしろ、生活費は必要だ。撮影の為の交通費や部材費も馬鹿にはならない。賞金で生活できるのなら、もっと撮影に集中できるのでは? プロへの道が近付くのでは? そんな考えが頭を過ぎった。 答えを渋る友人を何とか煽て、宥めながら訊き出そうとする。 武藤さんの執念に観念した友人は、「絶対に他の奴には言うなよ」と渋々、教えてくれた。 最近のTV番組や雑誌で心霊写真を募集している。それに応募して採用されると謝礼金が貰える、と。 武藤さんも友人もこれまでに撮影した写真の枚数は数え切れないだけ保管している。現像時に不思議な写真なども多く存在していた。それを応募していたと訊かされる。 「正直、心霊写真かどうかの判断って出来たりはしないんです。黒い点が三つあったら顔に見えますし…。ただ、写真に携わるものとして、説明付けが出来ない物も多くありました。それらを纏めてあちこちに送っていた、というところです」 実際にそれらの写真は各方面で採用され、友人の真似をした武藤さんもそれなりの金額を手にしていたという。 しかし、そのことが武藤さんの方向性を変えていった。 手持ちの写真で応募できるものは、みるみる少なくなっていく。そうなると今後の生活が心配になる。考えた末に出された結論は、心霊写真を撮りに行く、というものだった。 雑誌などで紹介されている心霊スポットに自ら出向き、フィルムを何本も撮影する。朝から深夜まで時間を変えながら生活の為と、夢中になって撮影していた。 真剣になる一方、採用される枚数が減ってきていた。いくら心霊スポットで撮影したところで、必ず写るというものでもない。元々、霊感など持ち合わせていないのだから、然るべき結果ともいえる。 お金が減ってきていた武藤さんは焦りだす。焦った結果が、よからぬ行動を導き出す。 とある心霊スポットに出掛けた武藤さん。そこは廃墟で過去に殺人事件が遭ったと噂される場所。 霊を怒らせたら出てくるのでは…? そうすれば簡単に撮れるのでは…? 怒らせ方も良く判らないので建物の中に入り、罵声を周囲に撒き散らしながらシャッターを切る。手当たり次第の物を蹴り飛ばしながら、またシャッターを切る、ということを繰り返した。 次々とフィルムを交換し、気になるところを手当たり次第に撮影していく。 結局、五本のフィルムを撮影し終えた後、そろそろいいかと出口に向かった途端。 ――ガッ! 突然、後頭部に強い痛みを感じた武藤さんは、そのまま気を失った。 目が覚めた時に見た光景は武藤さんを愕然とさせた。 愛機のカメラが、コンクリ片で粉砕されていた。執拗に潰されたように、粉々の破片が辺りに散らばっていた。 (フィルム…?!) 思いついたようにウェストポーチを弄るが、一本も入っていない。勿論、ポーチに穴が開いている訳でもなく、しっかりとチャックも閉じていた。慌てて周囲を探し捲り、程無くしてフィルムは全て発見される。それらは出口のところに、縦一列に綺麗に積み上げられていた。 帰宅後、フィルムを現像するが、一枚を除いて真っ黒にしか映っていなかった。 その一枚には、全体的に白い靄が微かに写りこんでいるのが判る。更に、右上から左下にかけて、稲光の様な赤い光が走っていた。 「応募していた雑誌で読んだことがあるんですが、赤い色って警告色って言うじゃないですか。さすがにヤバイなぁ〜って思ったんで、お寺で供養をしてもらいました」 実は供養に向かう途中で武藤さんは、バイクに撥ねられていた。右上腕骨と左大腿骨を骨折し、入院生活を送る羽目になる。 退院後、直ぐその足で供養に向かった。入院中も夜になると写真を置いてある辺りから、カサカサ…、という音が聴こえるのが怖くて、仕方が無かったという。 武藤さんは現在、バイト生活に戻り、プロを目指している。 写真からは離れられないが、この一件で昔のように純粋な気持ちで撮影していた自分に戻れました、と言って微笑んだ。
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» [超−1]【−1】気付き [幽鬼の源から] × せっかく非常においしい素材があるにもかかわらず、それをほとんど活かさずに終わってしまったという感が強く残ってしまった。 プロとまではいかなくても、体験者はカメラの専門家である。 その専門家が“心霊写真”を扱うという話であり、そのような人物が“おかしい .. ... 続きを読む
受信: 10:11, Tuesday, Feb 16, 2010
» 【−1】気づき [2010超−1 講評から] × 文章−1 怪異0カメラマンが心霊写真で賞金稼ぎをするという展開に非常にワクワクしたのですが、そこがあまりにもあっさり書かれすぎて�... ... 続きを読む
受信: 10:43, Wednesday, Feb 17, 2010
» 【+1】気付き [闇夜に紛れて覗く者から] × 罰当たり系の因果応報譚といえる。心霊写真で賞金稼ぎ、という発想をする人がいることに驚いたものだが。問題は怪異の赤い光と事故の符合といえる。微妙とも思えるが、悔い改める結果となっているだけに、関連性があると判断する。怪異よりも人の行動の怖さが際立った形 ... 続きを読む
受信: 12:15, Wednesday, Feb 17, 2010
» 【−1】気付き [【超-1】講評専用ブログ 〜闇夜に鴉がにゃあと啼く〜から] × 写真の専門家が撮る心霊写真という事で、期待を持って読んでいたのだが些か拍子抜けした。どうせなら、専門家の目から見た「説明付け出来ない物」の描写が欲しかった。体験者からそれが取材出来てないというのなら致し方ないが。廃墟で起きた事は、人為的に説明が付いて .. ... 続きを読む
受信: 18:22, Thursday, Feb 18, 2010
■講評
ううん、またもや『る』の多用。個人的に、どうしてもこの文体が馴染まないんですよ。ま、そこは置いといて、ネタ的には罰当たりな男の始末記ですね。そのぐらいで終わって良かったと思わなけりゃ。実は供養に向かう途中で〜云々は出し方を変えた方がインパクトがあったかもしれません。 ネタ・0 構成・0 文章・0 恐怖・0 |
名前: 一反木綿豆腐 ¦ 20:29, Wednesday, Feb 10, 2010 ×
心霊写真などで、賞金稼ぎなどしてもいくらにもならないし、これは戒めとしか言いようがないから。 |
名前: 天国 ¦ 20:37, Wednesday, Feb 10, 2010 ×
発生している現象は、霊現象と断言するには弱いように感じる。 背後という死角からの殴打とフィルムの抜き取りについては人間でも実行可能であり、心霊スポットのような質の悪い人種が集まりやすい場所では充分あり得ることではないかと思われる。 フィルムに発生した現象であるが、ここで専門家の立場から物理現象であることを否定して欲しかった。 言ってみれば最大の見せ場である。 ところが話者は専門的な解釈どころか、雑誌からの聞き慣れた表現を引用し、それを疑いもしなかった。 それが非常に残念だ。 最後の交通事故も、その瞬間にあり得ない物を見た、何かにハンドルを取られた、身体を引っ張られた等の、起こりえない事故であれば信憑性も高いのであるが、それもない。
話者が投稿し読んだ雑誌でも多かったであろう、ありふれた心霊スポット怪談の領域を出ていない。
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名前: amorphous ¦ 22:30, Wednesday, Feb 10, 2010 ×
うーん。僕はこういうのは人間の仕業だと思うんですよ。 そう思わせない何かがないので、少し弱く感じてしまいました。 あと写真関係で、ちょっとリアリティ不足を感じてしまいました。 |
名前: 捨て石 ¦ 23:21, Wednesday, Feb 10, 2010 ×
文章力 +1 稀少度 +1 怖さ 0 衝撃度 0
読了する前から何か報いがあるのでは、と思ってしまった。 犠牲者の霊を挑発してまで撮影しようとするとは、その時点で既によからぬモノに憑かれていたのではないか。 後頭部を強打、というのには本物の人間が関与している可能性もあるが、ならばカメラを粉砕しフィルムを抜き出すだけというのは手ぬるい気がする。 武藤さんの友人のその後が気になる。 |
名前: つなき ¦ 13:58, Thursday, Feb 11, 2010 ×
これも進行形で終わる文章で、繋がりが不自然になってしまっている部分が目立ちますね。 演出効果を狙ったものかもしれませんが、期待した結果は得られていないかと思います。 ところどころで引っかかり、少々話に入り難いように思えました。 ところでこれ、現像した写真について、疑いはしなかったんですかね? 光の写り込みだとかどうとか、カメラがなんだかんだとかで、そういったものが写る事がある、というような事もちょくちょく聞くので、この辺は説得力のある描写をして欲しかったと思います。 全体的に、まとまりに欠けるなぁ、という印象でした。
内容的にはまあ、方々でよく聞く話ではあるので、特にこれといった目新しさはなかったように思えました。
文章:-1 希少性:0
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名前: ていさつUFO ¦ 14:07, Thursday, Feb 11, 2010 ×
文章0 内容1 怖さ1 ネタ0
文章:生活のために心霊写真を取り始める辺りから話を始めてもいいような気がした。
内容:徐々にエスカレートしていく様がよくわかった。ただ入り始めがどうして心霊写真を取ることになったかで大半を費やしているため、もっと簡潔にしてもよかった。
怖さ:こんなことしちゃダメという良い見本だと思う。しかし心霊写真でお金を稼ぐ方法があるとは初耳だった。命を取られずに済んでよかった。
ネタ:心霊写真カメラマンになると言って心霊写真を取っている人もいるかと思えば、生活のために心霊写真を取る人もいる。物好きだと思う。 |
名前: ぬんた ¦ 21:39, Thursday, Feb 11, 2010 ×
廃墟に出向くまでのいきさつよりも、カメラ・写真に詳しい武藤さんから見た「現実ではありえないこと」を詳しく書いた方が、説得力が増したのではないでしょうか。 心霊写真だと判断して投稿していたものはどのような写真だったのかを知りたいです。 現像するくだりも、武藤さんから見てフィルムに異常はなかったのかが気になります。撮影そのものを失敗したのでは?と思えてしまって。
いわゆる心霊スポットと呼ばれる場所、その中でも廃墟は特に、物騒な輩がうろついているイメージが強いです。 そこで一人で大声を出して暴れ回っていたら、目をつけられても仕方がないかなと。 廃墟を訪れたときには誰もいなかったのか。どれくらいの間、気を失っていたのか。それらの情報が足りないので、生身の人間の仕業である可能性を否定しきれていません。
ラストに近付くにつれて、手を抜いている印象が強くなります。 「写真のある場所から音がした」だけでは勿体ない。 交通事故に至っては、偶然じゃないの?としか思えないです。
全てを疑っているわけではないんです。 色々起きてそうなんだけどなあ、でもこれだけじゃちょっとなあ。というのが正直な気持ち。(-1) |
名前: 雨四光 ¦ 23:21, Thursday, Feb 11, 2010 ×
読後、タイトルの意味がじわっと伝わってきて良かったです。 武藤さんのやってたことはあまり褒められたことではありませんが、捏造などは考えず本物を撮ろうと、ある意味誠実な心根がありましたね。ここが非常に好感が持てました。初心にかえられた今、とてもいいお写真を撮っていらっしゃるのではないでしょうか。今後のご活躍を期待しています!
文章の方は、判りやすい表現で、ひっかかることなく読みました。
・臨場感0 ・没入度+1 ・表現+1 ・恐怖−1 |
名前: ダイタイダイダイ ¦ 22:55, Tuesday, Feb 16, 2010 ×
写真家ならではの、もう少し専門的な記述が 欲しかったです。 [説明づけが出来ない写真]というのも どう出来ないのか知りたかったし [全体的に白い靄が微かに写りこんでいるのが判る。更に、右上から左下にかけて、稲光の様な赤い光が走っていた] というのはよくあるような写真かとも思うが 専門的にはどうなのか。。期待していたら [赤い色って警告色って言うじゃないですか]と。 いや、専門家から見たらそれはどういうことなのか。と。 それが知りたいのだ。
殴られて気を失ったあとにカメラを壊され 御丁寧にフィルムを積み重ねている。 人間でも出来るんじゃとも思うし 事故も、心の動揺が原因だったり カメラのまわりのカサカサも ゴキブリかも。。とか。
文章が上手いだけに説得力というか 採話力がもう少しという感じがする。
ただ、タイトルを[気付き]とされたのは 武藤さんが、よこしまな考えで写真を撮るのは よくないと気付いて改心した。。ということですよね。 いろいろあったけど、気付いてよかったねという 著者の応援するような暖かい心が感じられ 好感がもてました。
人情度(+1)
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名前: RON ¦ 16:02, Wednesday, Feb 17, 2010 ×
お金の為とはいえ、何という罰当たりなことをしでかしたのでしょう。 供養に向かう最中に事故を起こしてしまった、というのも何とも…。
入院中も夜になると写真を置いてある辺りから、カサカサ音がする、というのもまた嫌な体験ですね。 二ヶ所の骨折、というからには短い期間ではなかったでしょうし…。
写真家であっても、心霊写真かどうかの見分けがつかないというのが、物珍しく感じました。 こういうお話になると何かと説明付けようとする中、あったることを素直に書き出したことと、最後に気付いて改心された武藤さんと著者さんに好感が持てました。
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名前: 鶴斗 密喜 ¦ 20:18, Tuesday, Mar 02, 2010 ×
名前: 極楽 ¦ 17:24, Wednesday, Mar 03, 2010 ×
報復モノの話だと思われるのですが、如何せん罪と罰の繋がりが弱いです。 題材が非常に興味深いものだったので、竜頭蛇尾に感じてしまい残念でした。 プロのカメラマンならではの意見を伺ってほしかったです。 文章はとても読みやすかったです。
文章+1 構成-1 |
名前: ランプ ¦ 17:58, Thursday, Mar 04, 2010 ×
必要に迫られ合理的な考えでヤバイ方向に向かっていく辺りがとてもリアルで共感がもてました。 うわあ、武藤さん、罰当たりですよ。でも改心して良かったと思います。
文章=+1 怪異=+1 心情=+1 合計=+3 |
名前: 鏡餅 ¦ 11:23, Tuesday, Mar 09, 2010 ×
文章0 恐怖0 希少0 魅力0
本末転倒を絵に描いたようなお話。 武藤さんの目が覚めてよかったですね。 そのような強引な振る舞いをする時点で既に憑かれていたかもと考えると、考えようによっては襲われたのか救われたのかわかりません。
うーん、でも頭を殴られてフィルムを抜かれてというのは、実際体験したら怖いけど人がやったわけではないという確証が無い。 カサカサ音も虫かもしれないから、そこは確かめてほしかったけど、そんな勇気無いですよねぇ。 聞いたままを書いたであろう著者様に好感を持ちました(他がそうでないと思ってる訳ではないです)が、しかしやはり確証が無いと怪異としては弱いのか……うー、ジレンマ。 色々起こっていそうなんですけどねー。
最後まで読んでからタイトルを見て「なるほど」と思いました。 文章も読みやすくつっかかること無く読めました。 でも「供養に向かう途中で武藤さんは、バイクに撥ねられ……」の箇所で、ん?ということは供養は退院後に行ったの?と時系列が若干こんがらがりました。
個人的な疑問なんですが、赤い光は警告色なら、青い光は何でしょう? たまに映るので気になりました。 是非次回は専門家視点で、心霊写真の見解をしていただきたいと思いました。 |
名前: 幻灯花 ¦ 04:27, Thursday, Mar 11, 2010 ×
心霊写真を撮りたいがためにわざと非礼をして酷い目に、という話はよく聞きますね。 お話としては新鮮味が無いです。すいません。
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名前: どくだみ茶 ¦ 22:01, Wednesday, Apr 07, 2010 ×
話自体はシンプルですが、オチ方がいいと思います あと、不純な気持ちで心霊スポットに近づく危険も伝わってきました その後祟られなくてなによりです |
名前: ゼリコ ¦ 22:01, Thursday, Apr 08, 2010 ×
怪談点…0 文章点…-1
心霊スポットで霊を挑発すると実際に効果があるようですね。 私はしませんが。
武藤さんは後頭部に衝撃を受けて意識を失う前に、それが何者の仕業だったのかを確認したわけではなく、暴漢にやられただけなのではないのかと言われると反論のしようがないのでは。 廃虚にはそこで寝泊りする浮浪者などもいますし、中には危ない人もいますから。
この話の場合、そこよりも武藤さんがこれまでテレビ番組に送った写真の方が気になりました。 プロを目指すカメラマンでも説明が付かないと言う写真とはどのようなものだったのか。 そこには全く触れられていないのがもったいないと思います。 |
名前: C班 山田 ¦ 04:03, Monday, Apr 12, 2010 ×
本物の心霊写真を雑誌やテレビに買ってもらう、という発想があまりリアルに感じられませんでした。その手の雑誌を読んでいる者からしても、あの手の特集では「そう見えなくも無い写真」に解説をつけるか、加工ソフトを使うんじゃないかと……。 |
名前: 丸野都 ¦ 20:08, Monday, Apr 26, 2010 ×
ネタ・恐怖度:0 文章・構成 :0
心霊写真を捏造しよう、という考えを起こさなかった話者に拍手を送りたい。心霊写真で稼ごうと考えたらまず真っ先に到達しそうな着想を実行しなかったのは偉い。 現像した写真のインパクトが薄いように思える。かさかさ音がすることで怪としての体裁を保っているが、心霊写真の話で重要なのは「何が写っていたか」である。その点を考慮すれば印象の薄さは否めない。
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名前: オーヴィル ¦ 23:08, Thursday, Apr 29, 2010 ×
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