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家族水入らず
 これは大見さんが、叔父さんの法要の際に親戚の家で聞いた、不思議な話。

 叔父さんは仕事も遊びも上手で、決して女性にモテない訳では無いが、ずっと独身でいたそうだ。
 会社を定年退職し、その後に結婚をした。
 気立ての良い奥さんには既に娘さんや孫も居たため、叔父さんの周りは急に賑やかになった。
 しかし数年が経ち、奥さんは病気で亡くなってしまい叔父さんはまた、一人になった。
 若々しかった叔父さんは急にやつれ、病気にもなり、白髪のお爺さんになってしまった。

 奥さんの三回忌を終えた年のお正月のこと。
 親戚の家に集まった叔父さんは大いに酒を飲んで楽しく騒いだのだという。

「あんなにはしゃぐのは、はじめて見たかも知れない」

 その三日後に不幸は起こる。
 叔父さんは簡単な遺書を残して自宅でひとり首を吊って帰らぬ人となった。


 やがて叔父さんの四十九日が無事に終わった、その翌朝の事。
 親戚が仏壇に供えたコップの水を替えようとした時にある異変に気付いた。

「水が、トロッとしていたんです」

 その家の仏壇は大きく、二十近くの位牌があり、それぞれの位牌の前にガラスのコップに入れた水が供えられている。
 それらの水は毎朝換えているが、叔父さんの位牌の前のコップの水は薄く片栗粉を溶いたようにとろみがついていた状態だった。
 他のコップも調べると、全部で三つのコップに同じ現象を見つけた。
 叔父さんと、叔父さんの奥さんと、お母さんのものであった。

「三人があの世で会えた報告なのでしょうか」
 親戚はその時の事を振り返りながら、しんみりと話したという。




09:05, Thursday, Feb 11, 2010 ¦ 固定リンク ¦ 講評(21) ¦ 講評を書く ¦ トラックバック(4) ¦ 携帯


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「お母さん」を出すのであれば、前もってお母さんとの叔父さんやお嫁さんとの関係などをしっかり書き込むべし。唐突に出て来て面食らった。それがないばかりに話が崩れた印象。冒頭の嫁さん貰うまでの部分は不要。 文章 −1 ネタ  0 構成 −1 恐怖  0  ... 続きを読む

受信: 01:04, Friday, Feb 19, 2010

■講評

親族の呼称よりも名前で書いた方が分かりやすかったかも、と思いました。
でも自殺しちゃったんですね。何があったんでしょう。
怪異自体は小粒でしたし、似た話は聞いた事がありますし。
すいませんこの点数で。

名前: 捨て石 ¦ 13:38, Thursday, Feb 11, 2010 ×


文章力  +1
稀少度   0
怖さ     0
衝撃度   0

奥さんが亡くなった後、連れ子さん達とは切れてしまったのか。なさぬ仲とはそういうものなのか。
突然の自殺もわからない。
不可思議さよりも人間関係の厳しさを感じた。
仏壇のお水にとろみがついていて、それが親子+嫁のものだったそうだが、家族に関係のあることだとは思うが、水入らずだとは思えないなあ。解釈にもいろいろあると思うが。

名前: つなき ¦ 14:26, Thursday, Feb 11, 2010 ×


え? 「お母さん」とは?
急に出てきたので戸惑いました。
あの世で会えたら水がトロっとする、というのも唐突でちょっと理解し難いところです。
ここも、もう少しどうしてそう思ったのか、という点を取材出来ていると良かったんじゃないかと思います。
文章の方も、妙に坦々とした語り口調が、怪異小ささをより引き立ててしまったようにも思えました。
全体的にもう一歩かなぁ、という印象でした。

文章:0
希少性:0

名前: ていさつUFO ¦ 14:34, Thursday, Feb 11, 2010 ×


 発生した怪に比べて、前置きが非常に長く感じた。
 伯父の半生については晩婚から妻との死別、宴席後の自殺までで充分であり、遊び上手の記述は不要である。
 最後に伯父の母について触れるのであれば、伯父と母との繋がりと母の死んだ時期、その時の伯父の様子などに触れておくべきだったのではないだろうか。
 そして最大の問題は呼称。伯父・妻・母ではなく、それぞれに仮名を与えるべきだったように思う。それだけのことで読みやすく、感情も乗せやすくなる。

 怪がシンプルであればあるほど、文章の書き方もそれ以上にシンプルさと情報の過不足のなさを求められる。
 ひっかかりや疑問の余地を与えない切れが命と言える。

名前: amorphous ¦ 18:47, Thursday, Feb 11, 2010 ×


文章0  内容0  怖さ0  ネタ0

文章:おじさんが死ぬまでの話はもっと短くていいかと思う。

内容:おじさん、奥さん、お母さんのとろみのある水の経緯を詳しく知りたかった。突然お母さんのことが出てきて驚いた。家族水入らず、あの世であえたと親戚が思う理由、そこを丁寧に描写すれば、水が三人に限ってトロリとしていたことに対して納得ができる。

怖さ:しんみりとしたいい話だ。誰かその水を飲んでどんな味がするか見てほしかった。

ネタ:いやな言い方かもしれないが、親戚がいたずらをしたとか、そう言うことはなかったのだろうか

名前: ぬんた ¦ 22:15, Thursday, Feb 11, 2010 ×


この話も、奇遇でまかり通るような気がするから。

名前: 天国 ¦ 23:16, Thursday, Feb 11, 2010 ×


家族水入らずといいながら、水の話ですなw 大きなネタではありませんが、良い話ではありますので、マイナス点にまでは至りません。 とろみのついた水ってのは、実際にみると不思議なもんでしょうね。
ネタ・0 構成・0 文章・0 恐怖・0

名前: 一反木綿豆腐 ¦ 15:32, Friday, Feb 12, 2010 ×


出だしの一行から、大見さんが親戚から聞いた話のみなのかと思っていました。しかし台詞は大見さんが言っているような雰囲気になっていて、法事に出席していたのか?とも。
コップの怪現象で突然出てくる「お母さん」も、誰のお母さんなのかわかりません。
身内であれば十分通じるのかもしれませんが、他人から見るとややこしい。視点と台詞が誰のものなのかわからず、そちらにばかり気を取られてしまいました。(-1)

仏壇に供えたものが変化するというお話はよく耳にします。量が減る、というのがいちばん多いかな。
複数あるうちの三つだけにトロミがつくというのは少し珍しいですね。(+1)

名前: 雨四光 ¦ 19:39, Friday, Feb 12, 2010 ×


冒頭からの流れがすごく物悲しいです。
>「あんなにはしゃぐのは、はじめて見たかも知れない」
このセリフが効いていて、叔父さんがすぐに自殺してしまったことに「ああやっぱりな」と哀しくなりました。
そのせいか、水の変化よりも叔父さんたち家族三人が、本当にあの世で再会できていたらいいなという方に思考が飛んでしまいました。

このトロみのついた水、どなたか味見をされたりはしなかったのでしょうか? はっきりとした物理的変化なので、味や匂い等の変化にも興味があります。しかし、実際に自分が当事者になれば、確かめることはできないだろうとも思いますね。

・臨場感0 ・没入度+1 ・表現+1 ・恐怖−1

名前: ダイタイダイダイ ¦ 00:21, Wednesday, Feb 17, 2010 ×


そういえば
仏壇に供えた水が泡立っているから気をつけろと
田舎の祖母がよく電話をしてきたな・・と。
それを(コップをちゃんと洗ってるんかい)と思うか、
(御先祖が良くない前触れを教えてくれている)と思うか。
とろみが出ている水も
何らかの物質的作用なのか
3人が何かを知らせてくれているのか。
自ら命を絶ってしまった伯父さんは本当に悲しいことであるが
自殺しても成仏するのかな。。とか
いろいろ考えてしまった。

伯父さんがモテないわけじゃないがずっと独身でいた旨など
必要ないと思える箇所もあったが
さほど読みにくくもなく話もちゃんと聞きとれていると思う。

皆さんが成仏されていますように。

採話力:+1




名前: RON ¦ 17:30, Wednesday, Feb 17, 2010 ×


良い話だと思います。こういうの、好きです。
でもなぜ最後になぜお母さんまで??
そこがなければもっと良かったですね。

名前: しゅん ¦ 23:12, Wednesday, Feb 17, 2010 ×


しんみりとしたお話でした。
毎朝換えているのに、とろみがつくなんて珍しい現象だと思います。

色は透明のままだったのかな、とか、「薄く片栗粉を溶いたように」と書いてあったので、半濁というかちょっと白っぽいのかな、とか考えてしまいました。

勿体ないと感じたのが、最後。
突然のお母さんの登場でした。
せめて冒頭に少しでもいいから、お母さんの存在を書いて欲しかった、という印象です。

お母さんの存在を入れるのであれば、最後の御親戚のセリフを省いたら、まだ「不思議譚」として成立したかな、とも思いました。

名前: 鶴斗 密喜 ¦ 21:00, Tuesday, Mar 02, 2010 ×


怪異は希薄でも遺族にとってはやはり怪異と信じたいだから。

名前: 極楽 ¦ 10:12, Thursday, Mar 04, 2010 ×


いきなり、お母さん!?誰と思いました。
水がとろっとしていたのも、見つけた親戚の方の事を思うとなんともいえないですが、詳しく知りたいところです。

しかし、遺族としてはやりきれないでしょうし、書かれていないけれどいろいろな事が関係していると思います。冥福をお祈りします。


文章=−1  怪異=−1 心情=+1 合計=−1

名前: 鏡餅 ¦ 11:41, Tuesday, Mar 09, 2010 ×


訳の分からない終わり方、いいですね。
妙な事件に巻き込まれた人は、往々にして結論をつけたがる者ですが、この解釈は平和的で良いと思います。
余計な情報が多い割に、大事な場面の描写が薄い印象です。
お母さん=叔父さんのお母さん、ということでしょうか?

文章0 希少性0 構成0

名前: ランプ ¦ 11:11, Wednesday, Mar 10, 2010 ×


文章0 恐怖1 希少0 魅力0

コメントするのが憚られると言うか、難しいです。
個人的には、お供えされた水がトロっとするのはあまり良い印象が無いと言うか…。
本当に手前勝手な解釈で申し訳ないのですが、巻き込んでしまった系の禍々しさをじわりと感じます。
怪としては水に異変があった、それだけの筈ですが、それ故に不気味というか、這い上がってくるような恐怖を感じました。

文章ですが……読みやすいのですが、お母さんて誰のお母さんでしょうかね?
叔父さんの?それとも奥さんの?と迷いました。
叔父さんに仮名をつけてもらえると「叔父さんと、叔父さんの奥さんと、お母さん」の表現がもっとスムーズにいったと思います。

叔父様のご冥福を心からお祈りいたします。

名前: 幻灯花 ¦ 05:20, Thursday, Mar 11, 2010 ×


うーん。どういった事象なのでしょうか。
怪異なのか水質の影響か。
人によってとらえかたがそれぞれになるお話ですね。
怖くはないです。

名前: どくだみ茶 ¦ 22:10, Wednesday, Apr 07, 2010 ×


叔父さんが自殺してしまったのは残念ですが優しい気持ちになる話です

名前: ゼリコ ¦ 21:53, Thursday, Apr 08, 2010 ×


怪談点・・・1
文章点・・・0

怪異が起こっているのかどうかは微妙ですが、起こったことに対する周りの人の解釈がこの話を怪談たらしめています。

怪談を成立させるのはそれを体験した人であると思います。

仏壇の水の質感が変わったことと亡くなった親戚とを結びつける理由は何一つありませんが、その二つを関連付けて考え、あの世からの報告であると捉えるということが自然になされています。
そこに怪談としての面白さがあるように感じます。

名前: C班 山田 ¦ 19:15, Saturday, Apr 17, 2010 ×


水がトロッとしている……という話を人から聞いたことがあるので、やはり本当なのか、とちょっとビックリ。小ネタですが個人的な驚きでプラス一点。

名前: 丸野都 ¦ 20:13, Monday, Apr 26, 2010 ×


ネタ・恐怖度:0
文章・構成 :-1 

「お母さんっ?だ、誰の?」と締めの段で戸惑ってしまった。唐突に人物を追加するのはご勘弁願いたい。
もっとウェットな文で生前の叔父さんについてを綴ればよかったのでは。怪異が小粒なうえに全体的にドライな雰囲気が漂うので、良い話と感じるに至らなかった。

名前: オーヴィル ¦ 23:06, Thursday, Apr 29, 2010 ×


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