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坂ヲ下ル
 今から二十五年近く前の田崎さんが十歳前後だった頃の話です。

 母子二人暮しだった田崎さんは、母親が静岡県のとある海沿いに建つホテルに勤めていた関係で、当時そのホテルの従業員及び関係者が住むことのできる寮で暮らしていました。
 寮はホテル裏手から小さな砂浜へと下る緩やかな坂の途中、およそ四百メートル程下った辺りにあり、この坂道に唯一存在する建物として雑木林の合間に鎮座していました。
 寮に接続する道はこの一本の坂道のみ。なので寮に住む人々はどこへ行くにしても、まずはこの坂道を上ったり下りたりして、ホテル方面もしくは砂浜へと出向いていたそうです。勿論田崎さんも毎日この坂道を通って学校やら友人宅へと出かけていました。
 ただ田崎さんを含め、寮に住んでいる人達があまり砂浜へと下ることは無かったそうです。何故ならその砂浜はあまり美しい景観とはいえず、心無い人達が投げ捨てたであろう古タイヤやら壊れた電化製品やらが散乱した、不燃ごみの墓場のような陰気な場所だったからです。そういった訳なので寮の人達は、ほぼホテル方面へと行き来する用途のみで坂道を使っていました。
 
 ある初夏のこと、友人宅で花火大会をしていた為、田崎さんが帰路についたのが夜八時過ぎとなった日がありました。
 こんな夜遅くまで外を出歩く経験があまり無かった田崎さんでしたが、なんとか無事にホテルまで辿り着き、後は坂道を下って寮まで行くだけという所までやって来ました。
 目の前には寮へと下る薄暗くて人っ気の無い坂道が伸びています。ホテルから約四百メートルという距離は至近という程ではありませんが、この坂は毎日通っていて勝手知ったる道だと、田崎さんは特に何を心配するでも無く、半ばもう寮に帰り着いた気持ちで外灯も疎らの坂道を下り始めたそうです。

 最初のうちは「母さんはまだホテルで働いているんだろうなぁ」などとぼんやり考えたりしながら順調に坂道を下っていた田崎さん。ですが坂道を下り始めてからおよそ三分くらい経過したあたりから、なんだか妙だなと思い始めます。もうそろそろ前方に寮の明かりが漏れ見えてきてもいい頃合なのに、相も変わらず目の先は真っ暗闇のままなのです。
 ああ夜だから昼間と比べてちょっと距離感が違うんだ、もう少し寮は坂道を下った所にあるのだろう、と頭の中でなんとか冷静さを保ちつつ更にそのまま坂道を下って行きます。しかしそれでも寮が姿を表す気配は全くありません。ここにきて漸く田崎さんに焦りと恐怖の気持ちが沸いてきました。
 田崎さんは足を速め、半ば駆け足となって坂道を下り続けます。一向に視界に入ってくる様子の無い寮の姿。三階建てで一つのフロアに六部屋づつもある建物が並んで二棟。住人も大勢いるそこそこ大きな建造物です。見落とす筈などありません。
 早く寮へと帰り着きたいと焦る気持ちに比例して、その足もどんどん加速し始めます。ぽつんぽつんと不規則な間隔に置かれた外灯の明りだけを頼りに、その下を田崎さんは半泣きの状態で必死に駆け下りて行きます。それでも視界に入ってくるのは真っ暗闇の空間と、外灯の明りに照らされて辛うじて姿を垣間見せる木々だけ。
 結局田崎さんは寮を見つけることが出来ないままに、坂道の終点である砂浜まで来てしまったそうです。

 寮には帰り着けず、来るつもりの無かった砂浜まで降りて来てしまい、今、自身の身に起こっている状況を上手に把握出来ない田崎さんの目の前で、更に不可思議な出来事が起こります。いつもならば粗大ゴミで溢れ返っている筈の汚らしい砂浜が、まっさらで塵一つ存在しない美しい状態で拓けているのです。
 暫くの間は、その全く様変わりしてしまった砂浜をじっと眺めていた田崎さんでしたが、直ぐに今さっき下りて来たばかりの坂道を駆け戻り始めたそうです。寮に早く帰り着きたいという気持ちも勿論あったそうですが、それよりもその美しく変貌していた砂浜の景観に、造り物めいた不自然さと不気味さ、そして得も知れぬ不快さを感じ、早くその場を離れたくなったのだそうです。

 息を切らしながら五、六分程坂道を上っていくと、生い茂る木々の合間からぽつぽつと幽かな明りが見えてきました。今度は無事に寮を見つけることが出来たそうです。
 直ぐに玄関へと駆け寄っていくと、何やら人だかりができています。その中には何故か仕事中である筈の田崎さんの母親の姿もあります。
 どうしたんだろう? とたじろぐ田崎さんの姿に気が付いた人だかりの中から、「あ! いたよいたよ!」とか「田崎さん! ほら無事だよ!」などの安堵する声がいくつも上がります。
「もう……こんな時間までどこに行ってたの!」と泣きながら抱きついてくる母親に対して、始めは何で泣いているんだろう? 何でこんなに大騒ぎしているんだろう? と不思議がっていた田崎さんですが、今の時刻が午前一時近い真夜中だと聞かされた驚きと、またその周囲の尋常でない空気の所為もあって、いつの間にか涙が溢れ出し、終いには母親と一緒になってわんわん声を上げて泣き出してしまったそうです。

 少し落ち着いてから、坂道をどこまで下りても寮が見つからなかったこと、下の砂浜が妙に綺麗になっていたこと、友達の家を出たのが八時で、それから三十分くらいしか時間が経ってないと思っていたのに、何故かもう四時間以上時間が経過していたことなど、自分の身に起こった不可思議な出来事の数々を周囲の大人たちに必死に訴えたという田崎さん。ですが真剣に受け取ってくれる人は居らず、母親には「平気で嘘を言うんじゃありません!」と怒られる始末。
 しかしそんな中に、一人だけ田崎さんの話に真剣に耳を傾けてくれる男性が居たそうです。周囲の大人たちも「こんな人、うちのホテルに居たか?」といった表情で見つめる、そして田崎さん自身も初めてその姿を見るというその男性は、ゆで卵の白身のように肌が色白のつるつるののっぺりで、髪の毛もそれに劣らずに真っ白のつやつや。いくつくらいの歳なのかもいまいち判別不明のその白い男性は「そうなんだよねぇ。全然明りが見えてこない……。だんだん怖くなってくるんだよねぇ」とか、「なんかとても綺麗なのだけれど、砂浜……なんか妙な感じがしたんだよねぇ」など、それ程詳細に状況を話したわけでもないのに、その時時に感じていた田崎さんの気持ちまで的確に言い表してくるというのです。
 同情する風でもなく、笑うでもなく、ただただ冷静に田崎さんの顔」を無表情な面持ちで覗き込み、心情を正確無比にトレースするその白い男性に何か不気味なものを感じ、直ぐに母親の元へと逃げ寄った田崎さん。白い男性はその後、人だかりに紛れてどこかへと姿を消してしまったそうです。そしてその夜はずっと母親の傍にぴったりと張り付いたまま、もうこんな夜のことは早く忘れてしまおうと田崎さんは一人固く心に誓ったそうです。

 なお、次の日にやはりそれでも砂浜のことが気になった田崎さんがその様子を確認しに行ってみると、いつも通りの粗大ゴミだらけの惨たらしい状態のままだったそうです。また、あの晩以降、二度と白い男性と顔を合わすことはなかったということです。




09:12, Saturday, Feb 13, 2010 ¦ 固定リンク ¦ 講評(19) ¦ 講評を書く ¦ トラックバック(4) ¦ 携帯


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■講評

異世界に迷い込んだネタですが、そこに至るまでが丁寧に描かれています。状況が掴みやすいと同時に、不要な部分も多々あるように思います。もう少し整理して、最後の不気味なおじさんに絞り込んでも良かったかもしれません。
ネタ・1 構成・−1 文章・0 恐怖・0

名前: 一反木綿豆腐 ¦ 11:08, Saturday, Feb 13, 2010 ×


時空間が歪んだような不思議な体験ですね。
不思議体験と白いお爺さん、最後の話がまとまりに欠けてしまった感もありますが、お面白いと思います。
下手をするとそのままその空間に閉じ込められて、神隠しにあってしまったかもしれませんしね。

名前: ぬんた ¦ 14:08, Saturday, Feb 13, 2010 ×


非常にまわりくどい文章であるし、おそらく田崎さんは、夢ともつかないような妄想をみたんではないか?と思うから。

名前: 天国 ¦ 19:59, Saturday, Feb 13, 2010 ×


文章力  0
稀少度  0
怖さ  +1
衝撃度  0

前置きが長い。
「神隠し」はこの様にして起きるのではないか。貴重な体験といえばそうなのだが、なぜかこの文体では急いで読めない。いらつく。
白い男についての情報もほしい。何か曰くのある男なのだろうか。

名前: つなき ¦ 23:48, Saturday, Feb 13, 2010 ×


 時間のずれに関する話はどれも個性的で興味深い話が多い。
 この話の場合は現実と異なる砂浜へ招かれ、その景観に魅了されながらも恐れを抱く心理描写と、帰宅後に現れた謎の人物の存在が際立っている。

 ただ、その空気を描きたいが為に描写が必要以上に密になり、全体の尺が長くなり読み進めづらくなってしまったのが残念である。
 複数の言葉を的確に表せる一つの言葉と組み立て方で、この話は更に幻想的な物に出来ると思う。

名前: amorphous ¦ 00:28, Sunday, Feb 14, 2010 ×


神隠しものの一種でしょうか。
文章は語りかけるようで、個人的には悪く無いのですが、冗長すぎるという意見もあるかもしれません。
しかし一番不思議なはずのその白い男性に関しての描写が少々不足している気がしました。
盛り上がるところで少しブレーキがかかってしまったようで残念でした。
でもこういう話は好きです。

名前: 捨て石 ¦ 02:38, Sunday, Feb 14, 2010 ×


寮も建っておらず、砂浜も美しかった過去へとタイムスリップしたのかな。
白い男性は逆に、未来からやってきた田崎さんなのかもしれません。子供の田崎さんは怖がっているけれど、私はなんだかホッとしました。
真相はわからずじまいの不思議なお話です。(+1)

うーん、内容に負けず劣らず、文章も不思議。初めは「うわ、ぎゅうぎゅうに書いてあるな」と読みづらさを感じたのに、いつの間にか引き込まれて気にならなくなっていました。
ややくどいんですが、とことん噛み砕いてあるといった感じで。「〜だそうです。」の連発も、しつこいはずが何だか心地よく…。
この感覚、何かに似てるな〜と思いながら読んでました。
絵本ですね。絵本を読んでもらっているような気分です。「〜だそうな。」に置き換えれば昔話か。
夢中になりつつ、ホワワ〜ンと眠くなってくるんですよ。
このネタに凄くマッチしてます。(+2)
やたらと怖いネタでは味が薄れてしまいそうなので、使い分けると良いかもしれません。

名前: 雨四光 ¦ 02:37, Monday, Feb 15, 2010 ×


内容的にはまあ、よくある類の話ですが、最後に出てきた白い男の存在がなかなか気になりますね。
同じ経験をして、何かに踏み入れてしまった人なのでしょうか?
なかなか興味深いところです。

文章ですが、すこぶる読み難い!!……と初めは思ってはいたのものの、途中途中、妙に引き込まれる部分があり、非常に勿体無いなぁという印象でした。
状況説明のために細かく描写されたのかとは思いますが、ここはまず思い切って、怪異に大きく関係しない部分は簡単にまとめてしまいましょう。
そして気になったのが、「〜そうです」の多用。
これが所謂“聞いた話”感を強めていて、読み手が話を追体験する妨げになってしまっているように思えます。
非常に文章力のある著者様かとは思いますので、構成面で読み易さを意識していただければ、かなり良くなるんじゃないかな、と思います。

文章:-1
希少性:1

名前: ていさつUFO ¦ 19:47, Monday, Feb 15, 2010 ×


まず、文章が丁寧で美しいです。
後に出てくる[怪]の裏付けとして
坂道が一本しかないので子供とて迷うはずがないこと。
寮もどっしりと大きな建物なので見落とすはずがないこと
などを納得させる為の伏線だったにしても
冒頭の情景の説明が美しい言葉で丁寧にされており
眼に浮かぶようでした。 (+2)

[・・だそうです]や[・・ということです]などを省いて
少年の一人称で語ったほうが良いと思われるものの
いくら下りても家が見当たらない不安と焦り
美しく変貌した砂浜を見た時の得体の知れない不気味さ
など、その時の少年の心理をみごとに描き表しており
思わず話に入り込んでしまいました。 (+2)
やっと家に辿り着き、母親と会えたくだりは
涙が出てきたほど。
まあ、冷静に考えると
白いつやつやの顔をした不思議な男の人は
砂浜の主みたいなものなのか
キツネか何かなのか。
その砂浜が美しかった頃の良き時代を取り戻して欲しいと
波長が合った少年に訴えたかったのだろうか・・。
とてもしんみりした気持ちになりました。








名前: RON ¦ 12:18, Friday, Feb 19, 2010 ×


最後のほうの連続「〜です」がちょっとむずがゆい感じというかモニョるというか、内容は好きな部類なのにもったいないと思いましたです。
途中までの流れは良かっただけに余計に気になりました。

名前: b ¦ 14:07, Sunday, Feb 21, 2010 ×


無事に帰って来られてよかった…で、終わらなかったところに希少性を感じます。白い男の存在を、周囲の人間がしっかり認識しているところも面白い。この男の喋り方が粘着性に溢れてるのが、実に気持ち悪いです。描写が濃密なので、イヤでも目に浮かぶし耳に聞こえるようなんですよね。

冒頭からの流れも細やかな描写が続き、お話の背景がしっかりと読みとれるので好ましかったです。「です」の使用もお話のイメージに合っていて、綺麗な透明感を与えていると思います。

・臨場感+1 ・没入度+1 ・表現+1 ・恐怖0

名前: ダイタイダイダイ ¦ 18:21, Thursday, Feb 25, 2010 ×


たぶん田崎さんは時間を遡ってゴミで汚れてしまう前の浜を見たのだと思うし、妄想で済ませるには強烈すぎる記憶であるから。

名前: 極楽 ¦ 11:42, Friday, Mar 05, 2010 ×


とっても丁寧に書かれているな、という印象です。

あったることをしっかりと細かく書かれているので、イメージがしやすかったです。

独特な雰囲気で進められているのですが、最初の部分など省けるところは省いたら、もっと読みやすい文章になったと思うだけに残念。

でも無事に帰って来れて良かったですね。
白い男性も不思議な存在で、生きているのか亡くなられているのかすら分からない。

不思議なお話でした。

名前: 鶴斗 密喜 ¦ 14:28, Friday, Mar 05, 2010 ×


文章0 恐怖0 希少0 魅力1(回帰感に)

毎日のように通る道が、いつもと違って感じる、または違う場所にたどり着いてしまうことほど恐ろしいことは無いですよね。
読んでいてどこか懐かしい気持ちになりました。
ですます調の語りはリズムが崩れると言われていますが、文章力が無い方とは思いません。
むしろこれだけ長いのにわかりやすく描写説明がなされていて、非常にイメージしやすかった。
不要な前半部分をもっと削ればすっきりはするでしょうが、独特な雰囲気を味わえたのでこれはこれで良かったと思います。

名前: 幻灯花 ¦ 08:39, Saturday, Mar 13, 2010 ×


きつねに化かされた話で似たものを聞いたことがあります。
ボリュームのある文ですが、読みやすかったです。

名前: ゼリコ ¦ 23:00, Tuesday, Apr 06, 2010 ×


うーん。
怪異より文章のたどたどしさが気になってしまいました。
小学生の作文みたいですね。

名前: どくだみ茶 ¦ 15:58, Thursday, Apr 08, 2010 ×


怪談点・・・2
文章点・・・2

文章は少々間延びしたようなところもありますが、そこも含めて体験者のキャラクターとよく合っており、その場の状況を想像させるのに大いに貢献しております。

家が見つからず、延々と坂を下らされるという話自体はそれほど珍しくないのですが、その後の白い男とのやり取りが体験談全体にさらに薄気味悪い印象を与えており、大きく評価を伸ばす結果となりました。

興味深いお話です。

名前: C班 山田 ¦ 20:23, Saturday, Apr 17, 2010 ×


四次元に迷い込んでしまったのでしょうか。文章が冗長なのが残念。また、三人称のです、ます語りは怪談に向いていないのかな? と思わされました。

名前: 丸野都 ¦ 20:43, Monday, Apr 26, 2010 ×


ネタ・恐怖度:0
文章・構成 :-1 
与えられた情報を選別せず、これでもかと詰め込んだ印象を受ける文章である。
どこかで聞いたような異空間彷徨譚が主題として書かれているが、個人的には同調してくれた老人のほうが薄気味悪さを感じる。
両立させたいのであれば、もっと短くまとめてもよかったのでは。

名前: オーヴィル ¦ 22:23, Thursday, Apr 29, 2010 ×


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