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墓掃除
菩提寺で聞いた。

その寺のご住職は、境内に隣接している墓地を
朝に夕に見回りすることを日課としていた。

ある日の夕方、
いつものように見回りに行ったご住職は
ある墓の前で、ひとりの老婦人の姿を見かけた。
片田舎の寺の住職なら、
檀家の家族構成からそれぞれ家族の顔まで覚えているのだが、
その檀家の家族は久しく墓参りに来ていなかったため、
一言声をかけようと、暫く様子を窺っていた。
当然手入れが悪いため、苔生すほどに汚れた墓石の回りを
その婦人は、何回もぐるぐると回り、何度も何度も磨いていた。

熱心な横顔をぼんやりと見ている内に、
ご住職はふと気が付いた。
それは、仏さんが自分の墓を磨いている姿だった。

「余りにも汚くて、我慢できなかったんでしょうなあ。」
と、ご住職は寂しく笑っていた。




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» [超−1]【−2】墓掃除 [幽鬼の源から] ×
法事の席とかで住職がおもむろに切り出した話とすれば、これほど効果的な内容はないのではないだろうか。 言うならば「先祖供養をしっかりとやらないとダメだよ」というメッセージが明確に出ており、いわゆる“法話”の類として絶好のトピックとなっている。 しかし、 .. ... 続きを読む

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» 【+1】墓掃除 [2010超−1 講評から] ×
文章+1 怪異0文章は短くコンパクトにまとまっていて、読みやすかったです。最後の「ご住職は寂しく笑っていた。」という所で、よく險... ... 続きを読む

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■講評

ああ、こういうのは僕大好きです。
淡々とした描写が嬉しいです。
怪異譚というよりはある意味法話のようになっていますね。
これもまた不思議なオハナシ。

名前: 捨て石 ¦ 12:46, Monday, Feb 15, 2010 ×


これは、実話怪談の形態をなしていないから。それにどこか怪異なのかわからないから。

名前: 天国 ¦ 17:34, Monday, Feb 15, 2010 ×


墓参りは日本人の基本ですよ。いかんなぁ、これは。化けて出ちゃってください。短い文章で上手くまとめられていますね。好感が持てました。
ネタ・1 構成・0 文章・0 恐怖・0

名前: 一反木綿豆腐 ¦ 20:30, Monday, Feb 15, 2010 ×


文章力  +1
稀少度   0
怖さ     0
衝撃度   0

これはやはり、お坊さんの法話として読んでしまいます。
法話として受け止めているのだから、怖くはないです。
私もそろそろお墓詣りに行きたいなあ。
(怖くはないと書きましたが、いい話だと思いますよ)

名前: つなき ¦ 21:17, Monday, Feb 15, 2010 ×


 似たような話はいくつか見聞きしたことがあるが、それでも何かを感じさせる、いい意味での鉄板と言える。
 実際に磨き上げることが出来たのか、老婆の努力も虚しく苔は微動だにしなかったのか、そのあたりが多少気になるところだ。
 よく墓参をおろそかにした子孫を祟るなどという話があるが、そんな事よりもこんな姿を見せた方が効果的なのではないだろうか。

名前: amorphous ¦ 22:48, Monday, Feb 15, 2010 ×


非常によくある話ですね。
肝心な情報が抜けているため、始終、そこに落ち着きます。
この話の肝は、住職が何故この老婦人を仏さんであると気付いたか、ですね。
ここの描写次第で、類を見ない隠れた要素が出てきたかもしれません。
文章のまとまりは良いのですが、あっさり風味に仕上がりすぎていて、少々物足りなさがありました。
個人的にはもう少し、塩味が欲しいところですね。

文章:0
希少性:0

名前: ていさつUFO ¦ 19:55, Tuesday, Feb 16, 2010 ×


話の内容、好きです。
必死な幽霊、ちょっとカワイイ。
しかし、本当に仏さんだったのでしょうか?
そっくりな親族って線も文章だけからだとありえるので…

名前: しゅん ¦ 22:53, Wednesday, Feb 17, 2010 ×


汚れたお墓は、やっぱり住み心地が悪いものなのかな。
ご住職の寂しい笑顔は、何を意味しているんだろう。親族が墓参りに来ないことを嘆いているだけのようにも見えるけれど、実は老婦人が磨いても磨いてもきれいにならなかったのでは…とも。
お墓はきれいになったのだと思いたい。この直後に親族が訪れたら驚くでしょうね。(+2)

大まかなオチが見えていても、細かいところで後から色々考えさせられます。最低限の情報しか書かれていないからこそ良い、と思えるパターンでした。
文章がつっかえつっかえになっていて、短いお話としてはキレ味が足りないのが残念なところです。(±0)

このお話に限ってのことですが、老婦人の背恰好も服装もわからないことが予想外の方向へ。再現映像が自動的に私の祖母になってしまい、懸命に墓石を磨く姿なんて、悲しすぎてもう泣きそう。

名前: 雨四光 ¦ 06:51, Thursday, Feb 18, 2010 ×


例えば
この話が[怪談]というジャンルではなく
新聞の投稿欄に、ちょっと不思議な話として
載っていたなら・・
墓を磨いているのは仏様ご本人だと見抜いた
徳力のあるご住職に感心し、
墓を粗末に扱うことは仏本人に掃除をさせてしまう程の
悲しい行為なのだと肝に銘じ
私はかなり印象深い話として感動すらしたであろう。

しかし。
[怪談]として読ませて頂くと
やはり信憑性が弱いという印象がある。
いくら仏の道を極めた方だとて
何故仏自身だと解ったのかが明確に書かれて
いないという点で、だ。

ただ
著者は実際に、このご住職の慈悲深い人となりに触れ
あえて「何で解ったんですか?」などと下世話な質問を
躊躇したのではないか・・と察する。

勝手に察しているが
そんな著者の静謐な採話の姿勢に1点。








名前: RON ¦ 11:12, Saturday, Feb 20, 2010 ×


切ない。早く墓参りに来て欲しいですね。

名前: ぬんた ¦ 13:13, Tuesday, Feb 23, 2010 ×


物理的にキレイになったのかが、気になります。…キレイになっていて欲しい。
苔生すということで、お掃除してもらっていない時間の長さを感じることができ、すごく切ない気分になりました。ご家族の夢枕に立つのではなく、自ら掃除をするというこのお婆さまに凛とした美しさを感じます。迷惑をかけたくないのでしょうね。ご家族の方にこのことを伝えて差し上げたいです。

・臨場感+1 ・没入度+1 ・表現+1 ・恐怖−1

名前: ダイタイダイダイ ¦ 16:29, Sunday, Feb 28, 2010 ×


自分のお墓が汚いのに業を煮やして現れた老婆の霊が哀れであるし、疑問点の指摘もせずにこれを実話怪談ではないと切って捨てるのはかなり乱暴であるから。

名前: 極楽 ¦ 15:03, Friday, Mar 05, 2010 ×


類話は多く聞くものの、やはりこの手の話は読んでいて切なさを感じます。

全体的に綺麗に纏まっていて、個人的に好みです。

どうして亡くなられた仏さんだと気付いたのか…どんな表情で磨いていたのか…そこだけでも書いて欲しかったです。

怖いというよりも、とても考えさせられる作品でした。


名前: 鶴斗 密喜 ¦ 01:32, Monday, Mar 08, 2010 ×


文章0 恐怖0 希少0 魅力1(お墓を大事に)

その老婦人が仏様だと気付くまでが唐突過ぎて、少々混乱しました。
せめてその老婦人の表情や服装など、その後ご住職はどのような行動をとられたのかなど、1,2行でも良いから説明を入れてほしいと思いました。

細かいところですが、不自然なところで改行されているのは意図的になのでしょうか?
もし著者様がこれに限らず、他の作品でもこのような書き方をされているとしたら、同じ著者様の作品と断定されてしまう恐れがあるのでは、と心配してしまいました。
この作品の構成の一部であるなら余計な事です、すみません。

しかしご先祖様は大切にせねば。ちゃんとお手入れしなくちゃダメですよね。
その後お墓は綺麗になっていたのでしょうか?
磨いた甲斐なくそのままだったら、もっと悲しいです。

名前: 幻灯花 ¦ 14:41, Saturday, Mar 13, 2010 ×


墓参り行かないとなぁって思いました
この話の仏さんはまめな方ですが、そうでない霊たちは身内のもとに出てきそうですからね……
短くてネタもわかりやすく読みよかったです

名前: ゼリコ ¦ 18:53, Sunday, Apr 04, 2010 ×


類話はよくありますね。
しかしこういう事は住職さんたちはよく目にしているのでしょうか。
自分のご先祖のお墓がふと気になりました。

名前: どくだみ茶 ¦ 17:04, Thursday, Apr 08, 2010 ×


怪談点・・・0.5
文章点・・・0.5

誰も掃除してくれないので仕方なくということですね。
ちょっと可笑しかった。
その光景を無表情に語る文章には好感が持てました。

名前: C班 山田 ¦ 17:25, Sunday, Apr 18, 2010 ×


悲しい話です。「超」怖い話として採点するのが惜しい。

名前: 丸野都 ¦ 21:21, Monday, Apr 26, 2010 ×


ネタ・恐怖度:0
文章・構成 :0 

住職が語り部となることで、訓戒を込めた話に仕上がっているように思える。 怪談としては可もなく不可もなく、といった印象である。

名前: オーヴィル ¦ 21:49, Thursday, Apr 29, 2010 ×


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