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守り神
東村山の駅から歩いて十五分ぐらいだっただろうか。そこは築四十五年は経っているというアパートだった。二階建てで各階に二部屋。トイレは共同。かろうじて水洗。風呂は無し。少し歩いたところに銭湯はあるが、正直なところ今となっては少し不便な学生向けアパートだった。不便だが家賃は当時でも破格の二万円。新聞配達が階段を上ると揺れるようなオンボロアパートだ。

そこには、山浦、岡田、広瀬という三人の大学生が暮らしていた。三人は同じ大学の先輩後輩の仲で、当時山浦が大学四年生、岡田が二年生、広瀬が一年生だった。皆、奨学金とアルバイトで学費と生活費をまかなっていた。一階に岡田、二階に山浦と広瀬が住んでいたが、山浦の部屋がたまり場になっていた。

ある日、岡田が「このアパート、変な事時々起きませんか?」と山浦に尋ねた。山浦がアパートの中では一番の年長者だったし、長く住んでいたからだ。山浦は腕組みをして、
「うーん。まあねえ。時々変なことはあるよ。気にしなきゃいいだけだよ」
と答えた。岡田も広瀬もぎょっとした顔をした。

「え、何か変なことあるんですか?」と広瀬が聞いた。まだ一年生の広瀬は、まだアパートに馴染み始めた頃だった。そんな事を言われたら不安になる。
「夜中に、爺さんが新聞受けから覗いたんですよ」
と岡田が言った。ええーっと広瀬が声を上げる。山浦は、その二人の様子を見て、
「うん。まあ、色々あるけど害はないから大丈夫だよ」
と言った。だが年下の二人はこのアパートはヤバいぞと青い顔をして震えている。山浦は、それを見て困った顔で、
「岡田さっき、爺さんって言ったじゃない。下の部屋に住んでるんだよ。爺さんと婆さん」
と言った。それを聞いて広瀬が、
「爺さんボケてるんですか?」と尋ねた。山浦は苦笑して、いやいや違う違う、と否定した。

うーん、と山浦は再び腕組みをして、
「まあ、住んでるんだけどちょっと特殊だなあ」
と言った。すかさず、
「特殊って何ですか。うちの隣は大家に空き部屋って言われましたよ」
と岡田が尋ねた。山浦は少し困った顔のまま話し始めた。

「そのご夫婦はね、今の大家さんの祖父母に当たるそうでね」
えーっと声が上がった。今の大家も還暦は越えているように見える。
「そのご夫婦は、おいくつなんですか?」
広瀬が聞くと、
「生きてれば、たぶん百三十は越えてるんじゃないかなあ」
え。生きてれば?
二人は絶句した。
「それじゃお化けってことじゃないですか」
と広瀬が言った。
「うん。お化けだよ。でもこのアパートが建ってられるのはそのご夫婦のおかげなんだよ」
山浦がそう言うと、岡田と広瀬の二人は
「ええっ?」
と聞き返した。
「このアパートを立て直そうとすると、祟るんだって。今までも何度か建て替えの話はあったそうだよ。でもその度ごとに重機が動かなくなったりとか、色々とトラブルが続いて大家さんが諦めてるらしい。でも僕の知る限り、住人には危害は加えたことはない」
だから守り神みたいなもんなんだよと山浦は言うと、
「だからちょっと変なことが起きるのもそのせいだと思うよ」
と言い、そこで一息ついて、
「さっきも言ったけどね、気にしなきゃいいんだよ。家賃二万円だしね」
と続けた。

岡田と広瀬はその話を聞き、これは弱ったという顔をしていたが、
「害はないんですよね?」
と山浦に確認した。うん。僕の知る限りでは、と山浦は答え、
「そんなに心配なら、朝になったらちょっとお参りに行こうか」と続けた。
「お参り?」
「ああ。下の部屋に行って、線香ぐらい上げた方がいいだろ?」
俺も来年は卒業だから、次の世代に引き継がないとなあ、と山浦は言った。

大家は岡田に対して、隣は空き部屋だと言っていたが、山浦に言わせると老夫婦の幽霊が住んでいるという。
その夜、怖がりの岡田は山浦の部屋に泊まった。広瀬は自室に戻ったが、真下の部屋に幽霊がいると言われて、気になって眠れなかった。

翌朝、三人が再び山浦の部屋に集まった。
「んじゃ、行くよ」
と、山浦は軽く言うと、
「僕は先輩に言われた通り、月一ぐらいでやってんだけどね。次は岡田か広瀬のどっちかが引き継ぐのかな」

岡田の部屋の隣は、鍵もかかっておらず、ドアはあっけなく開いた。窓からの光で薄暗かったが、がらんとした室内が見て取れた。中は線香の匂いがした。

「ここにいるんですか?」
と岡田が聞いたが、山浦は、
「いるんじゃないかなあ。とりあえずこれ」
と、岡田に線香とライターを渡した。
靴を脱いで「おじゃましまーす」と声をかけ、室内に上がると、部屋の奥に香炉があった。三人は線香に火を点け、これからもよろしくお願いしますと祈った。

その晩、岡田と広瀬の夢枕に、にこにこした老夫婦が立った。
これで初めてこのアパートの住人になれたと、少しほっとしたという。

それ以降は、何となく不思議なことが起きても、
「また爺さん何かやってんのかな」
と思うようになり、怖さはまるで消えたという。
だが、そのアパートも山浦が大学を出て田舎に帰り、岡田も彼女のアパートで同棲を始め、最後に広瀬が残ったが、その広瀬も大学を卒業して就職すると共に近所のマンションに移った。その度毎に老夫婦は夢枕に立ち、にこにこした顔で送り出してくれた。

月ごとに線香を上げる人は居なくなったが、無人のまま、まだそのアパートは建っているという。




08:31, Wednesday, Feb 17, 2010 ¦ 固定リンク ¦ 講評(19) ¦ 講評を書く ¦ トラックバック(5) ¦ 携帯


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東村山の駅から歩いて十五分ぐらいの所にそれはあった。築四十五年の二階建て全。学生向けで家賃は当時でも破格の二万円。新聞配達が階段を上ると揺れるようなオンボロアパートだ。当時の住人三人は同じ大学の先輩後輩で、一階に二年生の岡田、四年生の山浦と一年生の広 .. ... 続きを読む

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■講評

ちょっとほっとしますね。全く怖く無い幽霊。
もしかしたら大家さんには疫病神として映ってるかも?
それにしても今は築何年ぐらいになってるのでしょうか。
まだ入居できるのかなあ。

名前: 捨て石 ¦ 12:19, Wednesday, Feb 17, 2010 ×


これはOBの方がお線香だけでも上げに行って頂きたいところですね。
確かに守り神、と言われればなんとなく納得の話です。

状況はそれなりに解り易いかとは思いますが、山浦、岡田、広瀬という名前が文中に出過ぎです。
セリフが出る度、誰が誰だかややこしくなってしまいます。
怪異の本題を語る上で、誰が何を言った、という事が重要でない部分は、セリフだけで構成してみてはいかがでしょうか。
いや、むしろ前半、お線香を上げに行く以前の部分は、思い切ってごっそり削って簡潔にまとめても良かったかもしれませんね。

文章:-1
希少性:1

名前: ていさつUFO ¦ 20:13, Wednesday, Feb 17, 2010 ×


月2万で住めるんだったら、これ位の事で騒ぐ方が、おかしいから。

名前: 天国 ¦ 20:56, Wednesday, Feb 17, 2010 ×


文章力   0
稀少度  +1
怖さ     0
衝撃度  +1

イイ話だなあ〜。
台詞の応酬は、いちいち○○が、△△が、と明示しなくても、
「……」
「……」
とポンポン台詞を続けていく方がリズムに乗って読みやすいと思う。

名前: つなき ¦ 21:30, Wednesday, Feb 17, 2010 ×


 日常系怪談で、古き良き日本らしい穏やかさを感じる。
 しかし現管理人にしてみれば、老朽化に伴う改築くらいは許して欲しいところだろう。

 文章面では台詞ごとに「○○が言った」などの断り書きが必ずと言って良いほど付けられており、リズムを崩している。
 特に重要な台詞でもない限り、台詞の主を強調する必要はなく、いくつかの台詞を並べることで仲間内のダベり感なども出るようになる。

名前: amorphous ¦ 22:26, Wednesday, Feb 17, 2010 ×


こういうほのぼのした話、好きです。
怖いだけが怪では無い。
ただ、他の方も指摘しているとおり、3人の登場人物がごちゃっとして読みにくかった部分がありました。

名前: しゅん ¦ 22:34, Wednesday, Feb 17, 2010 ×


これは予想外。気持ちよく裏切られました。

遡って考えると、ご夫婦が建てたアパートだとは考えづらいですね。大家さんのご両親が建てて、お二人は晩年をそこで過ごされたのか。

ここまで引き継がれてくる間には、様々なドラマがあったんだろうなあ。受け入れることができず、部屋を出て行った人もいるだろうし。最後には誰もいなくなってしまうのが何とも寂しい。一人一人を笑顔で送り出してくれるのもまた。
…ということで、良いお話でした。と締めたいとこなんですが、今後はどうなるんでしょう。改装すら許さないご夫婦が、取り壊しなんてさせるわけがない。幽霊屋敷として朽ちていくのは悲しいです。
欲を言えば、「変な事」「不思議な事」の具体例をもう少し知りたいところ。新聞受けから覗いているのがお爺さんだとわかった理由なども、そこに含まれているような気がするので。(+3)

同じ筆者さんかな?こちらのお話も、地の文と台詞を繋げて繰り返している部分がだらだらしていて読みづらいです。
誰が何年生で何階に住んでんだっけ!?と途中で混乱してしまい、メモしてから読み直しました。三人の名前を何度も出されても、区別ができていないので一層ややこしい。(-1)
最低一人はパッと見でわかるようにすれば、軽減されるかも。「○○君」「○○先輩」と分けるとか、もし筆者さんがこの三人の中にいるのであれば「私」にするとか。

名前: 雨四光 ¦ 16:40, Friday, Feb 19, 2010 ×


台詞のやり取りに関しては、他の方が講評されておられるので、これ以上は申し上げますまい。優しい幽霊を描くなら、文章は余程練りこまなければ賛同され難いと思います。逆に言えば、小ネタであろうと文章力があれば高評価を得られるのではないでしょうか。
ネタ・1 構成・0 文章・0 恐怖・0

名前: 一反木綿豆腐 ¦ 10:27, Saturday, Feb 20, 2010 ×


まず。
山浦、岡田、広瀬という3つの名字の組み合わせが
こんなにも覚えきれないものなのかと驚いた次第だ。
まぁ、山下、斎藤、吉田だったとしても同じか。

誰がやったか、または言ったセリフかが
さほど重要なことでなければ出来るだけ省略した方が良い。

あと、[守り神]というタイトルに違和感を感じた。

築45年も経ち、階段を上がっただけで揺れるような
いわば耐震面では危険な状態とも言えようボロアパートだ。
しかし建て替えようとする度に祟りが起きると言う。
大家としてはそれはどうなのか。話ではしぶしぶ諦めている
という感じを受けるが。。
何も失くしてしまおうという訳ではないのに。
また、仕事を請け負った工事人にとっては
仕事にならないのだからいい迷惑な訳である。

確かに、山浦さんが言うように学生にとっては
危害を与えることもないこの老夫婦がイルおかげで
建て替えられず破格の家賃で住める住居を
提供してくれている。
おまけに、旅立つ一人一人にニコニコしながらの
夢枕での見送り付き。

この話はそんな学生達のみから見た
優しく見守る霊なのであって
それをイイ話として受け取るか否かは
人の立場によってそれぞれ。
著者も3人の大学生側からこの話を書き
山浦さんが言った言葉によって
[守り神]というタイトルにしたのだろう。

しかし
この話の核が老夫妻の霊が学生を
見守っている。。というイイ話だとしても
何か薄っぺらい気もするのだ。
いろいろなものを省いて核を裏付ける具体的な
材料を探してみても、直接には夢枕に立つ
ということ以外見あたらない。
すべて[そうなんだろう]と言う山浦さんの
思い込みから来ている。

さて、怪は?というと
[時々あるへんなこと]という具体的に話してはいないことと
郵便受けから覗いていたおじいさんの顔。
やはりそれも弱い印象を受ける。

さらっと読むと優しい老夫婦の霊の話。
しかし良く考えると著者と体験者の思い込みで
構成された話なのでは。。と思ってしまったのである。
ただ、このアパートから巣立った学生達にとっては
不思議でいい思い出になったであろうということで
この点数にした。
さて。
とうとう無人となってしまったアパートで
残された老夫婦の霊は今だに何を守っているのか。































名前: RON ¦ 14:09, Sunday, Feb 21, 2010 ×


不思議なアパートですね。住人に対してだけ優しいんですね。

冒頭の三人の住人の位置関係、それほど話の中で重要ではないと思います。さいしょがもたついてしまって読みにくくなっている気が少ししました。

名前: ぬんた ¦ 13:27, Tuesday, Feb 23, 2010 ×


パッと見、いい話に思えるのですが、なんだか拭いきれない違和感がありますね。まず幽霊夫妻が住んでいるという部屋に鍵が掛けられていないということ。不用心にも程があると思うのです。ひょっとして鍵をかけるとなにか悪いことが起こるとか、そういうお話が裏にありそうな気もしました。学生たちをにこにこ笑って見送ってくれたりするそうですが、笑ってるから「守ってた」とは言い切れない不気味さを感じます。
「自分たちに線香をあげてくれるから」という、ある意味、利用されていたのではないかとか非常に下衆な缶繰りをしてしまいました。もし私の勘違いでしたら、申し訳ありません…。

山浦さんが妙にさくさくと説明や引き継ぎ準備等を始めたのも、後輩二人、特に怖がりの岡田さんまでがすぐに状況に馴染んだのも、夫婦の幽霊に「使われていた」んじゃないかな?と思えてなりません。

・臨場感0 ・没入度+1 ・表現0 ・恐怖+1

名前: ダイタイダイダイ ¦ 21:39, Sunday, Feb 28, 2010 ×


ちょっと意味合いが違うかもしれないけど座敷わらしみたいだと思ったから。

名前: 極楽 ¦ 14:29, Tuesday, Mar 09, 2010 ×


とてもほのぼのとしたお話でした。
ただ書き方次第によって、もっと感情移入というか読みやすくもなった作品に思え、そこが勿体無かったな、と。

『誰々が「〜」と言った』
という書き方を多用すると、三人もいるので混乱してしまう恐れがあります。

あったることをそのまま書かれたのは好感が持てるのですが、どこに重点を置いて書きたかったのかもはっきりさせた方が良かったように思いました。

名前: 鶴斗 密喜 ¦ 19:29, Thursday, Mar 11, 2010 ×


文章−1 恐怖0 希少0 魅力0

名前がいっぱい出てきて人物関係を把握するのにてこずってそのまま読み進めたらますますわからなくなったので、もう一度整理しながら読んだが○○が何とかと言った、××が何とかしたなどのセリフや合いの手が多すぎてやっぱり混乱した。
文章は大幅な整理が必要という印象です。
後輩の反応も青い顔して震えるようなことかなぁとか、読み手が入り込む前から大げさなリアクションを見せられて、妙に冷静になってしまう。
山浦さんのセリフも
「うん、だからね、これはちっとも怖くなんてないんだよ」
と子供番組の進行役のお兄さんに言われてるような不自然さで、肩の力が抜けてしまった。

でも老夫婦を敬って実際にお線香を上げに行く姿勢は素晴らしいし、にこにこして夢枕に立つ老婦人というのも心がほがらかになる。
守り神というタイトルには少々違和感を覚えるが。

名前: 幻灯花 ¦ 18:36, Tuesday, Mar 16, 2010 ×


なんだかちょっといい話
普通、関係の無い霊に手を合わせると付きまとわれるといいますが、いい人(霊)たちでよかったですね

名前: ゼリコ ¦ 18:40, Sunday, Apr 04, 2010 ×


なにかの理由で、そのアパートによほどの愛着を持っておられるのでしょうか。
礼のある住人にはお優しいのでしょうが、非礼な住人や面白半分に肝試しに来る様な輩には、たちまちとんでもなく祟りそうで怖いですね。

名前: どくだみ茶 ¦ 19:54, Thursday, Apr 08, 2010 ×


怪談点・・・0
文章点・・・-1

気になった点がいくつかあります。
まず大半が稚拙な会話が中心になっており、読んでいて苛立ってしまいました。
また、怪異が全てその会話の中で紹介されているため、真に迫ってきません。
結局伝わってきたのは、月に一度一階の部屋に線香を上げに行かなくてはならないということぐらい。
そのアパートには亡くなった老夫婦が住んでいるという事実は実感として伝わっては来ませんでした。
構成を練り直す必要があるように思います。

名前: C班 山田 ¦ 00:41, Monday, Apr 19, 2010 ×


誰から聞いた話なのか明確にして、視点をその人物に絞った方がいいかな、という印象ですね。安い物件話としては結構好きなんですけど。

名前: 丸野都 ¦ 23:21, Monday, Apr 26, 2010 ×


ネタ・恐怖度:0
文章・構成 :-1 

住人である大学生たちのやりとりにくどさを感じる。特に、老夫婦の出自を山浦が語る段が。二人の反応までいちいち書かなくてもいいのに、と思いながら読み進めた。
老夫婦自体は微笑ましい存在ではあるが、勿体ぶるほどの大事が起きている様子もなく、坦々とした調子のまま終わってしまっている。とりたてて老夫婦が彼ら三人の生活に大きな影響を及ぼした様子もなく、「ただそこにいるだけの無害な存在」としか受け止められず、余計文章のくどさが気になる。
家賃の安さは、賃貸物件における怪談を語る上でのファクターの一つとして定番化している。だが今作は、木造築45年風呂無しトイレ共同という情報が付加されている。それだけの物件であれば家賃の安さもさもありなん、と思わざるを得ず、怪異を引き立てるには至らないように感じる。

名前: オーヴィル ¦ 21:43, Thursday, Apr 29, 2010 ×


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