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ネカフェ
 「いつもそのネカフェでネトゲしていたんですよ」
 梅沢さんはそう言った。

 当時、梅沢さんのアパートは、NTTの基地局まで距離があるということで、ADSLすら引けなかった。仕方なく、自転車で10分程のネットカフェに入り浸っていた。借りている部屋が狭く、漫画の単行本も増やせないので、漫画もネットゲームも好きな梅田さんは、かなり重宝していたという。
 しばらく通っていると、アルバイトに一人、顔なじみができた。

 「普通、店の裏のことなんて、客に言わないじゃないですか。でもね、なじみのアルバイトの中に、斉藤っていうのがいて、こいつが色々言ってくる訳ですよ」

 馬が合ったのだろうか。しばらく通っているうちに、斉藤さんは、梅沢さんに時々変な話をするようになったという。例えば、午前二時半過ぎに必ずPCが固まる個室があるとか、給湯室に制服を着た馴染みのないアルバイトがいると思ったら、すうっと消えたとか、とにかく変な話をする。どの話も怪談仕立てなのだ。

 「普通の客なら嫌がりますよね。まぁ、僕はオカルト系は全然信じてなかったから、また斉藤が新しい怪談のネタ仕込んで来たなって、ちょっと楽しみにしてたぐらいです」
 斉藤さんは話終えた後に、「マジ。これ絶対マジなんだって」と繰り返すのが常だった。

 「しかもね、そのネカフェ、前はビデオレンタル屋だったんですが、もっと前はどうやらお墓だったとかで、変な噂は元々あったって言うんですよ」
 僕は大学に入って越してきたから、よくわからないのですけど、と梅沢さんは言った。

 ある日、梅田さんは、斉藤さんの顔を二週間ほど見ていないのに気がついた。他の店員に訊くと、斉藤さんは突然アルバイトを辞めてしまったのだという。別に辞めさせられたとかではなく、突然電話をして来て、「今日から行けなくなりました」と言って辞めたという。

 あからさまに不自然なその行動に、梅田さんは斉藤さんが最後に語った話を思い出した。それは、十三番目の個室でずっとPCを使ってると、午前三時に液晶モニタの上から坊主頭の白い顔が覗く。怖いな。無視無視と思っていると、液晶の上からさらに真っ白な手が伸びてくるというものだった。

 ――馬鹿馬鹿しい。やめてくれよ

 梅田さんは、その話を聞いた時に、そう言ったのを覚えていた。斉藤さんはいつも通り、「マジ。これ絶対マジなんだって」と繰り返していた。

 ――冗談じゃなくて、それが斉藤がバイトを辞めた原因だったとしたら?

 俄然興味が湧いて来た。理系の大学生である梅田さんは、全くオカルト関係を信じていなかった。

 「たぶん、斉藤のことなんてどうでも良かったんです。ただ、斉藤が辞めた原因が、その怪談にあるなら、僕でも確認できるかもしれないし、もし変なことが起きなければ、巷の変な話だって、筋道立てて否定できるだろうって思ったんですよ」

 梅田さんは、早速翌日に計画を遂行した。
 日付が変わる少し前に入店し、店員に朝までのナイトパックを利用する旨を伝える。続いて斉藤さんに言われた通り、十三番目の個室を探す。すぐに見つかった。個室が十四部屋あるうちの最後から二番目。普段なら絶対に行かないトイレの脇の部屋だ。フリードリンクからも遠い。
 まあ仕方ないなと、個室に入ってPCの電源を入れ、ネットゲームを始める。一時間二時間が、あっと言う間に過ぎていく。だが、疲労も溜まり、途中でドリンクを取りに行くこと数度、問題の午前三時が近づいてきた。

 ――ふぅ

 ため息をつき、一度目を瞑って、再び目を開けると、液晶モニタの上から、真っ白でつるんとした顔に、大きく見開いた黒目だけの顔がこちらを覗いていた。

 ――えっ 何これ

 声を上げようとしたが、うっとしか声が出ない。喉が詰まっている感じで、叫び声すら出ない。梅田さんは液晶モニタの上から顔を出したそれにじっと見つめられていた。
 梅田さんも固まったまま、その坊主頭の目を見つめ返す。

 ――斉藤が言ってたのはこれか!

 坊主頭は微動だにしない。次第に息が苦しくなってくる。脂汗を流しながらも目が離せない。相手の表情が読めず、目を離した隙に何をやってくるか予想すらできなかった。

 真っ白な手が――

 大きく開いた青白い手のひらが、液晶の裏から坊主頭の左右に、万歳をするように生えて来た。それがお辞儀をするように次第に角度を変えて、ゆっくりと顔の方に近づいてくる。

 ――やだっ! やだっ! 来るなっ!

 顔を左右に振ろうとしても、固まったように動けない。目のすぐ前に白い指先がある。梅田さんは焦りながらも「この指、指紋が無いな」、などと観察していた。その指先がさらに近づいて来て睫毛に触れた。指先は信じられないほど冷たかった。

 ――ええっ!

 梅田さんが驚いたのは、さらにその先だった。視界がその指で塞がれたと思ったら、次はまぶたの内側が冷たくなっていた。何か冷たいものが、眼球の上側の表面を撫でるようにして内側に入り込んで来ていた。

 そこで梅田さんの意識が途切れた。

 翌朝、目覚めると、ナイトパックの時間帯はだいぶオーバーしていた。昨晩のことを思い出すと、まだ気持ちが悪い。早く店を出て、とにかく誰か友達の家に行きたかった。ちょっと一人ではいたくない。梅田さんはそう考えて、荷物をまとめようとした。その時、異変に気づいた。

 ――何だこれ

 視界に黒い霧がかかった様な部分がある。視界も歪んでいる。片目ずつ瞑って確かめるが、両目共に視界の一部が欠けている。そこまで確認して昨晩の白い指先の冷たさを思い出し、梅田さんは身震いした。

 梅田さんは受付で延長料金を払い、そのまま眼科に行った。検査の結果、網膜に浮腫があることが分かった。
 その日以来、梅田さんの目は視力がだんだん落ち、今では極端に目が悪くなってしまった。目が悪いのでPCも使う時間が限られ、ネトゲも止めた。

 「斉藤も、たぶんこうなったんだと思います。僕は今、免許も取れないし、正直自転車に乗るのも無理だと思います」

 そのネカフェにはもう近づいていないけど、たぶんまだ営業しているんじゃないかな、と梅田さんは言った。




08:24, Saturday, Feb 20, 2010 ¦ 固定リンク ¦ 講評(18) ¦ 講評を書く ¦ トラックバック(4) ¦ 携帯


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怪異そのものはかなり希少なものであると思うし、ネットカフェでの怪異というものはまだ珍しい部類に入ると言っていいだろう。 しかし体験者が怪異に遭遇するきっかけとなった部分と、遭遇した怪異そのものの記述内容を読むと、どうしても前者の方にウエイトが掛かって .. ... 続きを読む

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■講評

すんなり逃げりゃ良かったのに。目をやられるのは嫌だなぁ…パソコンやり過ぎるなよって忠告する霊でしょうか。 『――』の多用は一本調子の文章になります。毎度毎度、同じような驚き方をしたと思われてしまいますから、違う表現を考えてみてもよろしいのでは。
ネタ・1 構成・0 文章・0 恐怖・0

名前: 一反木綿豆腐 ¦ 15:40, Saturday, Feb 20, 2010 ×


前半と後半で、書くのに時間が空いてしまったのでしょうか。
梅沢さんが梅田さんになってたり、冒頭に説明しているのに後半で同じ説明をしていて妙にくどかったり、怪異に関わらない不要な描写があったり、後半から急に演出過剰な点が見られたりと、全体的にまとまりに欠ける部分が目立ちました。
誤字脱字に関しては基本スルーしていますが、登場人物の名前は間違わないようにしましょう。これだけでイメージの中に一人増やし、誤字と気付いてその一人を削除し…とさせられると、流れが打ち切られ、話への集中の妨げになってしまいます。
ちょっと一般的でない表現が含まれているところを除けば、状況描写そのものはそんなに悪くはないんですけどねぇ…。
構成面でもうちょっと見直しが必要、というところでしょうか。

内容としては、13番目という辺りが少々ありきたりで、流れとしても妙に都合が良いような気もしますが、なかなか珍しい話かとは思いました。
このPCを使った人、全員視力が悪くなってるんですかね?
遭遇率が高いのであれば、これは是非、現地に直接取材を行って欲しかったところですね。

文章:-1
希少性:1

名前: ていさつUFO ¦ 19:30, Saturday, Feb 20, 2010 ×


文章力  +1
稀少度   0
怖さ    +1
衝撃度  +1

実際に視力が落ちてしまうなんて、ひどい祟りようだ。
終夜営業の店舗なので、この手の店にはけっこう怖い話・噂が多いと思う。
十三番目の…というところはお約束な感じがするが、ならば丑三つ時に…としてほしい。

名前: つなき ¦ 21:38, Saturday, Feb 20, 2010 ×


 そういえば、ネットカフェに纏わる怪談はあまり聞かない気がする。
 一過性で他者との関わりがないというのが関係しているのだろうか。
 モニターの中から、ではなく上から顔と手を出すというのが妙にリアルで薄気味悪い。パソコンで講評を行っている方なら、その状況はより想像しやすいのではないだろうか。
 視力低下という実害もあり、ビジュアル面でもインパクトのある怪談だが、前半の話者のエピソードや斉藤氏のくだりはもう少し整理した方が、後半をより活かせたのではないかと思われる。

名前: amorphous ¦ 22:06, Saturday, Feb 20, 2010 ×


この話は、実話にしては、都合良くできすぎているし、斎藤さんの語っていた最後の話の中で、十三番目の個室でPCを使っていると、午前三時に液晶モニタの上から、坊主頭の白い顔が覗いて、その驚く程冷たい手が眼球の上側を撫でるように内側にはいりこんだら、その網膜に浮腫ができた!それならば、その話を素直に受け取って、梅田さんは、そのネカフェに最初から近ずかなければ良いから。

名前: 天国 ¦ 23:13, Saturday, Feb 20, 2010 ×


執筆途中で時間が開いたのかな。
名前が途中で変わっちゃってる凡ミスは残念。
それ以外は割と良かったです。
怪異は血とか傷とか外傷では無いところがいやらしいですね。
ネカフェは余り怪談になりづらいのか、今まで見た事ありませんでした。

名前: 捨て石 ¦ 13:59, Sunday, Feb 21, 2010 ×


いま目の前にあるディスプレイの向こうから、犬神佐清みたいなのが出てきそうです…。
目玉に小さな埃がついただけでもゴロゴロするのに、瞼に指突っ込まれるなんて…あああああ。
何かとリアルに想像できて、イヤすぎるお話でした。
好奇心が災いして趣味も視力も奪われ、後悔し続けるというのもきつい。(+4)

怪異については文句ナシなのですが、他はかなり無駄が多いように思えてしまった。
斉藤さんとの関連性は梅田さん(梅沢さん?)の憶測でしかありません。その個室を使う切っ掛けが彼の怪談だということだけでも十分成り立つお話です。(-1)
「○○さん」が必要以上に出てきます。特に後半は梅田さん一人しかいないので、くどさを感じました。(-1)
ADSL、PCが固まる。これらは、全く通じない人もいる可能性を考慮した方がいいかも?

名前: 雨四光 ¦ 07:05, Monday, Feb 22, 2010 ×


13番目の部屋で夜中の3時に現れる霊
と読んで都市伝説の類かと思ったが
これで、坊主が現れたで終わっていれば
単なる噂の域の中で点数をつけたでしょう。

しかし、目を触られ気を失った後に
網膜浮腫というかなり深刻な事態。

斎藤さんがバイトをやめた原因も
それだという確証はないが
梅田(沢)さんの場合は信憑性が感じられる。

また、他にも怪現象があるという噂
以前お墓があったこと(よくある話だが)
それらを総合するとやはり起こったことを
否定する材料が無い。

ただ、そんな深刻でかなり怖い話であるのに
「この指、指紋が無いな」、などと観察していた
と、それまで怖さが盛り上がってきた読者を
ストン、と落としている。

実際に体験者がそう思ったにしても
例えば指紋が無かった・・と記述するだけで
怖さも保たれ、また人間ではないという気付きで
信憑性も増したのではないだろうか。

ネタ:1
信憑性:1










名前: RON ¦ 09:15, Tuesday, Feb 23, 2010 ×


生理的嫌悪感を感じました。

視力を持っていく霊。なんで視力なんでしょうね。

名前: ぬんた ¦ 13:49, Tuesday, Feb 23, 2010 ×


梅沢さんが途中から梅田さんに変わっていますが、同一人物でよろしいでしょうか? そう判断させていただきまして「梅田さん」で統一します。

梅田さんはたった一回の十三番目の個室利用で、人生に関わる実害を受けてしまったわけですが、他のお客さんはどうなのでしょうか? 斉藤さんはまだしも、他にそういう実害を受けてしまった人の話も噂になっているかもしれませんね。白い坊主に黒目だけの顔、手を差し伸べてきて触れられるというショッキングな体験、さらに取り返しがつかない規模での視力低下。ものすごい噂になると思います。それこそ営業に関わるレベルで。

…そうでもないとすると、なにかトリガーがあるのではないかと予想できますが、梅田さんに心当たりはないのでしょうか。斉藤さんとのやり取りだけしか思い当たらないので「話を聞いた人だけが体験する」的な伝染性の怪異ではないかと、嫌な想像が浮かんできて困ります。そのネカフェに行かなければ大丈夫ですよね?

・臨場感+1 ・没入度0 ・表現+1 ・恐怖+1


名前: ダイタイダイダイ ¦ 00:20, Wednesday, Mar 03, 2010 ×


きっとこういう理由の判らない理不尽な現象が都市伝説の始まりになるのだろうなと思ったから。

名前: 極楽 ¦ 15:24, Tuesday, Mar 09, 2010 ×


気持ち悪い、の一言に尽きました。

名前間違いはある意味致命的なのですが、次回から気を付ければ良いと思います。

前半の斉藤さんの性格や、他の怪異に描写を取りすぎてしまった感があるので、ここは怪異が怪異なので、そこにもっと重点を置いた書き方の方が良かったかと。

目を狙ってくる、というのがとても嫌ですね。

名前: 鶴斗 密喜 ¦ 00:58, Thursday, Mar 18, 2010 ×


文章0 恐怖0 希少1 魅力0

この腕、顔を無視してなくても結局出てくるんですね。
描写はわかりやすくすんなりイメージ出来るのですが、少々不要な情報も多い気が。
そのためか肝の部分が際立っておらず埋もれてしまったように思います。
句読点の多用と、梅沢なのか梅田なのかどっちなの、とちょっと気になってしまった。
推敲はされた方が宜しいかと。

で、この13番目の部屋ですが、ここを利用した客全てがこの怪に遭遇するのでしょうか。
もしそうであればもっと噂になっていても良さそうなものなので、ひょっとしたら口伝で伝染する類のものなのかなぁ。
ある程度の条件が揃っている場合のみ発動するものだとしたらイヤすぎる。
他の店員にも話を聞いてみたいですね。

名前: 幻灯花 ¦ 10:54, Thursday, Mar 18, 2010 ×


今まで同じ症状になった客からクレームきていないのでしょうか……

名前: ゼリコ ¦ 18:23, Sunday, Apr 04, 2010 ×


ネカフェ怪談。近年新たに加わった分野ですね。
元はお墓だった、というのはパターンですが、他にも色々あって気味の悪い話ですね。
怪異の後で視力が落ちた、という話も時々聞きますが、このお話の坊主頭の存在は、なにやら視力を奪う妖怪の様にも思えます。

名前: どくだみ茶 ¦ 21:51, Thursday, Apr 08, 2010 ×


怪談点・・・0
文章点・・・1

ネットカフェでの怪談というのは考えてみると多そうであまり無いですね。

斉藤さんはそのネットカフェでバイトしながらも様々な怪異に遭遇していたということですかね。
そこまで様々な怪異に遭遇していながらも、それを馴染みの客に笑い話のように話してしまう斉藤さんがまず凄いと思いました。

文章はやや冗長ではあるものの、要所要所でリアルに思える部分があり、素直に読めました。
特に「この指、指紋が無いな」というところなど、実際にありそうです。
怖い体験をしている最中でもふともう一人の自分が冷静にその状況を観察しているというのはよくあることで、そこをうまく捉えていると思います。

名前: C班 山田 ¦ 02:16, Monday, Apr 19, 2010 ×


もう少し要素を刈り込んだら良かったかな、と。ネットカフェに行って視力を奪われるのは厭ですねぇ。

名前: 丸野都 ¦ 23:37, Monday, Apr 26, 2010 ×


ネタ・恐怖度:1
文章・構成 :0 

怪異がにじり寄る緊迫感は伝わってくるのだが、間に挟まる話者の心の声が安っぽく思える。じっとりした文に仕立てるのであれば、地の文のみで進めても良かったのでは。
ただ、「斉藤も、たぶんこうなったんだと思います」という解釈が腑に落ちない。状況からして、ディスプレイと正対していなければ怪異には遭遇し得ない。斉藤は店員のはずである。その店員が、客室でこの怪異を体験すると言うこと自体が不自然である。
もしかすると、斉藤の怪談は、話した時点では出鱈目だったのでは、とも思う。ところが日が経つにつれ、出鱈目だったはずの怪が本当に起こり始め、結果として斉藤は職場を去り、話者は怪異に巻き込まれ……などと愚にもつかない憶測をしてしまった。
色々と突っ込みどころはあるが、怪異が不気味である点は否定しない。

名前: オーヴィル ¦ 21:25, Thursday, Apr 29, 2010 ×


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