超-1/2010審査用チェックリスト
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私はちょうど七年まえに日記を書くのを辞めた。ペンを持つのでさえ嫌な気分になる。 何故そんな事になったのかというと七年前に私は日記を毎日書いていた、内容は一日の出来事、会社の愚痴、思ったことを書き綴っていた。 それがある日をさかいに恨みつらみを綴る日記になってしまった。原因は私より一ヶ月遅れて入社した雪村さんのせいだった。雪村さんは小動物のような可愛らしい顔に身体も華奢で肌は白いマシュマロのようにもっちりして髪の毛はいつも艶があった。性格は明るく優しかった、なのでモテないはずはなく会社の部下、上司関係なく雪村さんはよくモテた。 雪村さんと一歳しか違わない私はよく比べられた。でも私には当時会社に付き合っている人がいて彼はいつも私のほうが雪村さんより可愛らしいと言ってくれた。彼の存在は私の安定剤だった。 しかし、ある日彼がデートをキャンセルしたいと言ってきた、私は電話で訳を聞いたら彼は 「俺、雪村さんと付き合う事になったから、ゴメン。」 とだけいって一方的に電話をきられた。私は次の日会社に一ヶ月ぐらい休むと連絡して家に引きこもりはじめた。 私は毎日延々と雪村さんに不幸が起こる事を祈りながら日記に、雪村さんが交通事故に合いますようにー。雪村さんの顔が醜くなりますようにー。ユキムラサンガシニマスヨウニ。 一ヶ月がすぎ私は久しぶりに外出した、そとは晴天で雲ひとつなかった。 ショッピングでもしに行こうと歩いていると会社の先輩にあった。 彼女は喪服を着ていた。 「あら!久しぶり体調は良くなった?」 会社には体調不良で休むと伝えていた。 「まぁなんとか」 「そう早く本調子になるといいわね」 私は愛想笑いをして疑問を聞いた。 「あの、誰かのお葬式に行かれるんですか?」 「知らないの?雪村さんのお葬式よ、交通事故でトラックに突っ込んで即死だったんですって」 あの日から七年たっての私は会社を辞めて新しい職場で働いているがたまに顔がグシャグシャの雪村さんの悪夢にうなされている。
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» 【−6】恨み日記 [闇夜に紛れて覗く者から] × この話は、怪異と捉えるかどうかが問題になるといえる。恨みの念は、確かに飛ばしていたのであろう。文中からも思い詰めた雰囲気が伝わってくる。ただ、怪談とはいえないと判断する。ポイントはラストの、「たまに顔がグシャグシャの雪村さんの悪夢にうなされている。」 ... 続きを読む
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» [超−1]【−4】恨み日記 [幽鬼の源から] × 怪異の内容としては、自分が恨み辛みで書いた日記(言霊)通りに事が成就したというものである。 ある意味呪いと同じ効果を得たと解釈すればよいのだと思うのだが、いかんせん、それが本当に超常的な呪詛が成立しうるかどうかの点で非常に疑念が生じるのである。 体験 .. ... 続きを読む
受信: 07:55, Saturday, Feb 27, 2010
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受信: 01:57, Wednesday, Mar 03, 2010
» 【0】恨み日記 [最恐の実話怪談でてこいやぁ!!から] × 今回の超-1に体験者さんが書くことによって少しでも気持ちの整理が出来ればいいので ... 続きを読む
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» 【−2】恨み日記 [2010超−1 講評から] × 文章0 怪異−2文章は特につまずくところもなく読みやすいのです。文章の中から恨み辛みのどろっとしたものがにおってくるようでした。�... ... 続きを読む
受信: 00:35, Saturday, Apr 03, 2010
■講評
人を呪わば穴二つとは、まさにこの事だから。でもそんなに都合よくできたら、なんてありがたいことでしょうし、本当に事実かどうか疑わしいから。 |
名前: 天国 ¦ 17:22, Monday, Feb 22, 2010 ×
ところどころに文章のくどみを感じますが、妙に引き込まれるものがありますね。 それだけ念が強いという事でしょうか。 ここまで一方通行の恨みだと、さすがに圧倒されてしまいますね。 正直、怪異であるかは微妙ではあるものの、著者様ご本人の怖さは充分に伝わりました。
文章:1 希少性:0
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名前: ていさつUFO ¦ 19:50, Monday, Feb 22, 2010 ×
これを書いた本人の想いが一番怖い。 でも、これも偶然と言えば偶然かもしれないんですよね。 怪異かといえばそうかもしれないけど、怪異ではない気もします。 でも怖いなあ。 |
名前: 捨て石 ¦ 20:08, Monday, Feb 22, 2010 ×
著者が体験者自身の場合
長所は自分自身の体験の為 ディテールが書き易いということ。 そして短所は 過度の感情移入と思い込み。
もし、この話の[私]が著者自身であるなら 著者自身の体験から書いたものなら この話は短所のそれに当て嵌ると思われる。
気持ちは十分解るが デ○ノートじゃないんだから・・と。
直接、雪村さんの死と日記に書いた言葉との 因果関係が明確でないので 怪の信憑性は薄い。
大丈夫。 アナタのせいでは無い。 と、言ってあげたいところだが 自分のせいだと思い込んでいる割には どこかが冷めていて客観的。 別に冷めていても構わないのだが。
文章は段落の切り方を変えると もっと読み易くなると思う。
ある意味、怪:1
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名前: RON ¦ 12:09, Tuesday, Feb 23, 2010 ×
一番重要な記述を欠いてしまっている。 同僚の死と日記の因果関係である。 最後に夢について触れているが、それが因果を証明するかもしれない唯一の情報であるにも関わらず、さらりと流してしまっている。 そこへ至るまでのくだりも、件の日記同様に自己完結の「日記」でしかない。
夢と現実が符合する何か(死亡時の服装や行動など)がない場合、単純に良心の呵責による悪夢でしかない可能性もある。 自分の日記のせいで同僚が死んだと確信があるのであれば、それを文中で示さなければならない。 それを怠っている以上、これは怪談とは呼べない。 |
名前: amorphous ¦ 20:46, Tuesday, Feb 23, 2010 ×
どうコメントすべきなのか迷うなあ。 願いが叶って嬉しかったのか、後悔しているのか、わからないまま終わってしまいました。 うなされて目を覚ましたとき、何を思うんでしょうか。(-1)
「交通事故に遭いますように」と具体的に願っていたら成就した(してしまった)と思うのはわからないでもないですが…。 毎年多くの方が事故で亡くなっていますから、偶然である可能性も捨て切れません。 「顔が醜くなりますように」を、夢で見る雪村さんの様子と結びつけるのはさすがに無理があるかな。悪夢の内容がわからないと何とも。(-1)
続・恨み日記といった感じで、読点もあまり使わずにぶちまける勢いが凄い。 第三者が読むにはちょっとキツいです。(-1) でも、その勢いに圧倒されて、これ位のエネルギーがあれば人を呪い殺せそうだな…と思えたりもします。仄かに怪異の香り。 |
名前: 雨四光 ¦ 06:10, Wednesday, Feb 24, 2010 ×
何一つ怪異は起こっていません。言霊信仰を否定するわけではありませんが、これは只の思い込みとしか言えません。これを怪談とするならば、この世は同じ類の怪談で溢れてしまいます。偶然以外の要素があれば、それを書くべきだったと思います。 ネタ・−1 構成・−1 文章・0 恐怖・−1 |
名前: 一反木綿豆腐 ¦ 12:12, Wednesday, Feb 24, 2010 ×
文章力 0 稀少度 0 怖さ +1 衝撃度 +1
どろりとした情念を感じる。濃厚な恨みの念だ。 だが、喪服姿の先輩に会うまでは幸村さんの死さえも知らなかったのに、それを聞いた途端に彼女の迫ってくる悪夢に悩まされるようになるとは、心霊体験というよりも良心の呵責と感じるなあ。 また恨む、恨む、恨む、恨む…という濃い文章が続いているのに、終わり方がえらくあっさりしていると思った。
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名前: つなき ¦ 23:07, Thursday, Feb 25, 2010 ×
なんとも生々しい文章です。じとじとしてるというか、厭ぁな湿気感がありますね。失礼な言い方かもしれませんが、怪異そのものよりもこの文章に恐ろしさを感じます。
ただひとつ。恨むべきなのは雪村さんではなく彼氏さんではないでしょうか。 彼氏さん、雪村さんと付き合うギリギリまで「私」さんに隠し通していたんでしょう? デートの約束なんてしちゃって。しかも口では「君の方が可愛いよ」とか言って。最低な男ですよ。でも女性の場合は、往々にして「相手の女性」に恨みを向けてしまいがちなんですよね。そんな男と、例え結婚できたとしても幸せになれるとは考えにくいのに。哀しいです。
彼氏さんのその後が気になっています。雪村さんが亡くなったことにどう反応したかとか、後日談が知りたかったです。
・臨場感0 ・没入度+1 ・表現0 ・恐怖−1(感じたのは文章に対してで、現象そのものには感じませんでした) |
名前: ダイタイダイダイ ¦ 14:42, Saturday, Mar 06, 2010 ×
たとえ思い込みでもこんな風に一心に人を呪えるこの人が怖いと思ったから。 |
名前: 極楽 ¦ 15:37, Tuesday, Mar 09, 2010 ×
文章0 恐怖0 希少0 魅力1(個人的興味です)
んまぁ。 興味深いお話ですね。 雪村さんが亡くなってさぞ喜ばれたかと思ったのにそうでもないんですね。 それはやはり雪村さんの悪夢にうなされるから? それとも良心の呵責から? わざと曖昧にしてあるのだとしたらずるいなぁと思う。 良心の呵責があるのなら、その影響で悪夢を見る可能性があるとして怪異の関連性が非常に薄まるのですが、言い方は悪いですが著者さんが雪村さんが亡くなって「せいせいしたわやっほー!ざまぁみろあのアマー」みたいに思っていたのだとすれば、悪夢に出る雪村さんは本人なのでは……という推測をしてしまうのです。 どちらにしろ関連性だけ考えればそんなに高くはないですが、個人的に人を恨む人の思考回路や心理に興味があるので楽しませていただきました。
ちなみにこの場合、悪いのは彼氏さんですよね。 雪村さんの死と私さんの日記に関連性があるにせよ無いにせよ、人を呪ったことに対して心から詫びればいつか解放される時が来るかもしれません。 |
名前: 幻灯花 ¦ 17:08, Thursday, Mar 18, 2010 ×
この作品を怪異と結び付けるのには少々無理が生じているように思えました。
確かに言霊、というものや恨みの念など色々ありますが、雪村さんが亡くなられた肝心の描写が抜け落ちてしまっているように思います。 「トラックに突っ込んで」ということは自らの行動だったと思われるのですが、どういう状況で突っ込んでいったのか何も書かれていないのです。
雪村さんの悪夢にうなされるだけでは説得力に欠けている、という感が否めませんでした。
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名前: 鶴斗 密喜 ¦ 20:38, Saturday, Mar 20, 2010 ×
執念深さ 1 個人的に -1
人を恨む気持ちは少なくとも誰の心の中にもあると思う。
しかし、やはり本人、筆者の口からそれを聞くと、感情的にひいてしまう。 なんというか、文学性の濃い、現代小説のもとになりそうだとは思うが、 怪談になるかというと、本当に彼女が筆者の恨みで死んだかどうかわからず、 またそうでなかったらいいなという思いがしてくる。 |
名前: ぬんた ¦ 00:00, Sunday, Mar 21, 2010 ×
七年経ったら何か状況も変わりそうな気がするのですが……
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名前: ゼリコ ¦ 00:31, Sunday, Apr 04, 2010 ×
怪異は起こっているのでしょうか? 誰かを恨んでいたらその誰かが不幸な事に、という話は昔からよく聞きますが。 無残な姿の雪村さんの悪夢も、体験者さん=著者さんの精神的な負担からくるものなのかもしれません。 著者さんはどうしてこの話を投稿なさったのでしょうか。 理由によっては生きている人間の怖い話、ではあります。
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名前: どくだみ茶 ¦ 22:24, Thursday, Apr 08, 2010 ×
怪談点・・・-2 文章点・・・0
雪村さんは本当に「私」の恨みによって死んだんでしょうか。 毎日日記に恨み言を書き綴っていた「私」にはそう思えて当然でしょう。 しかし第三者から見るとただの偶然といって片付けられてもおかしくはありません。 その二つの関係性は実に希薄である以上、これを怪談とは思えません。 そういった理由から、上記点数に関係なく−4点とさせてもらいます。 |
名前: C班 山田 ¦ 02:41, Monday, Apr 19, 2010 ×
うーん……ごめんなさい、少女漫画みたいな話だな、というのが第一印象。そして、冷静に考えると怪異らしい怪異が起きていないので零点とさせていただきます。 |
名前: 丸野都 ¦ 23:44, Monday, Apr 26, 2010 ×
ネタ・恐怖度:-2 文章・構成 :-1
日記と雪村女史の死に因果関係が介在するか否かは、微妙と言わざるを得ない。これが何度となく繰り返された現象であれば呪殺と捉えることもできるが、ただ一回の符合で呪殺だと断言するのは、些か乱暴に思える。 そもそもこの話に怪異が存在するのかという点に嫌疑が生じる。夢の中の雪村女史にしても、筆者の良心の呵責の現れと受け取ることができるので、怪異とは断言し難い。 伝わる恐怖はこの世にあらざるものから発せられるそれではなく、生者の凄まじい怨嗟からである。一ヶ月休職してまで呪いをぶつける様は、常軌を逸していると言わざるを得ない。怖いは怖いが、味わいたい恐怖とは毛色が異なる。怪談としては反則。 客観性の欠如は、散在する文章の捻れにも現れている。何をもってして恐怖たらしめるかを、推敲の過程で見直す必要があったのではないだろうか。
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名前: オーヴィル ¦ 21:09, Thursday, Apr 29, 2010 ×
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