超-1/2010審査用チェックリスト
・個別作品順ランキング
・暫定戦績表
・著者推奨
・最信任講評者推奨
← |
2023年6月 |
→ |
日 |
月 |
火 |
水 |
木 |
金 |
土 |
|
|
|
|
|
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
10 |
11 |
12 |
13 |
14 |
15 |
16 |
17 |
18 |
19 |
20 |
21 |
22 |
23 |
24 |
25 |
26 |
27 |
28 |
29 |
30 |
|
|
ある冬の休日。 一人暮らしをしているヒロミは、自分の部屋でにんにくたっぷりのペペロンチーノを昼食にと作って食べていた。 大好物だそうだ。 お腹も落ち着いた頃、一人で買い物にでも出掛けようかと玄関でブーツを履いていた。
「にんにくくさい……」
右頬にかかる髪がそっと揺れた。 声は内緒話をするときのようにこもった静かさで、彼女の右耳に囁いた。 かったるそうな女の声だ。
背中を丸めた姿勢で、首だけで見渡すが部屋には自分だけがいる。 一刻も早く部屋を出たいという気持ちと、そんなに臭うのでは人の多い場所にも行けないという葛藤が暫くあったが、ブーツを履いたまま膝立ちで部屋に入り、一冊の本を掴んで近所の公園に出かけたそうだ。
「契約更新が次の春だからさ、今度新しい部屋を探しに行くの。早くペペロンチーノを気兼ねなく食べたいよ」 それまでに何度も食べていたにも関わらず、臭いと言われたのは一度きりだが、どうしてもあれ以来遠慮してしまうと言って彼女は苦笑した。
※公開ファイルの一部に抜けがありました。抜けていた部分を補足したものと差し替えました(2010/2/24 12:47 実行委員会)
|
■講評を書く
■ Trackback Ping URL
外国のスパマーへのトラップです(本物は下のほうを使ってください)
http://www.kyofubako.com/cho-1/2010/entry-blog/trackback.cgi20100224082050
■トラックバック
この記事へのトラックバックURL(こちらが本物):
http://www.kyofubako.com/cho-1/2010/entry-blog/blog.cgi/20100224082050
» 【0】ペペロンチーノ [闇夜に紛れて覗く者から] × 怪異としては弱い。更にヒロミさんが、恐怖というよりは、声の主に気を遣っているという印象である。もう少し、短く纏めることが出来たと思えるが、評価が下がるレベルでは無いという判断で。〔トータルで〕0 ... 続きを読む
受信: 14:50, Sunday, Feb 28, 2010
» [超−1]【0】ペペロンチーノ [幽鬼の源から] × 日常に起こった非日常の怪異としては、上品にまとまっているという感じである。 わずか数行で“にんにくくさい”という言葉だけで終わってしまうような“投げっぱなし”怪談に仕上げることも可能だと思うが、敢えて体験者の何気ないリアクションを入れて少々長めのスト .. ... 続きを読む
受信: 09:00, Monday, Mar 01, 2010
» 【0】ペペロンチーノ [【超-1】講評専用ブログ 〜闇夜に烏がにゃあと啼く〜から] × 長さとしては内容とも見合っており、丁度良い。上手く纏めてあるとは思うが、ネタとしては小粒。シチュエーションは違えど、耳元で囁かれるというのは類話を良く見る。まあ可もなく不可もなく。 文章 0 ネタ 0 構成 0 恐怖 0 超-1/2010 ... 続きを読む
受信: 01:31, Friday, Mar 05, 2010
» 【+1】ペペロンチーノ [最恐の実話怪談でてこいやぁ!!から] × 構成も面白くって興味がわく怪異ではあるのですが、このエピソードのみでは弱いかな。 ... 続きを読む
受信: 11:47, Sunday, Mar 21, 2010
» 【0】ペペロンチーノ [2010超−1 講評から] × 文章0 怪異0文章の長さは程よく、また描写も重くはないのですが逆に言えば怪異が小さなもののためそれをひきたたせるという事に繋がっ�... ... 続きを読む
受信: 21:42, Saturday, Apr 03, 2010
■講評
取り敢えず、これを読んだ多くの人が ペペロンチーノが食べられなくなるような 内容じゃなかったことに安堵したであろうよ。
似たような話を前に読んだことを 思いだした。
家で一人で料理をしていたら突然耳元で 「・・なんだ、卵丼か。」 とつぶやかれたと言う。
よけいなお世話だ。
これもそんなおせっかいなつぶやき霊の類だろうか。 それとも、臭いと教えてくれた親切な霊か。
この体験者のヒロミさんから受ける感じは 怖がっているようで冷静だ。 一刻も早く部屋を出たいぐらいのに 同時にそんなに臭うのか。。と客観的。 また次の春までその部屋にいるつもりだと言う。
著者は、そのまま体験者の心情や性格を 書き写したのだろうか。 そんなヒロミさんの言動で恐怖が薄れ かと言ってそう面白い。。と言うわけでもなく。 ということで、怪に関しては弱いだろうか。
ペペロンチーノ。 いいではないか。 次の春まで大いに作って頂きたい。
この吸血鬼?のような霊の弱点は [にんにく]なのだ。
文章のテンポ:1
|
名前: RON ¦ 19:51, Wednesday, Feb 24, 2010 ×
よほどにんにくたっぷり使ってたんですね。 いえ、大変気持ちは解ります。 これは一見余計なお世話のようにも聞こえますが、実は人前でにんにくの臭いを撒き散らして恥をかくのを救ってくれたのではないでしょうか。 もしかすると守護霊なのでは、と思えてしまう奥深さを感じました。
文章の方も、一部でもたつきを感じはするものの、全体的には小ネタとして上手くまとまってはいるかと思います。
文章:1 希少性:1
|
名前: ていさつUFO ¦ 20:17, Wednesday, Feb 24, 2010 ×
ストレートな投げっぱなし怪談である。 思わず口をついて出た言葉なのか、それともこういう機会を狙って彷徨う悪戯霊なのか。後者だとしたら中々素敵な存在である。
テンポも良く読みやすく、すとんと落ちる形になっていると思う。 ただ一箇所、以下の行が気になった。 「 背中を丸めた姿勢で、首だけで見渡すが部屋には自分だけがいる。 」 微妙にまどろっこしい描写のように感じた。 例えば、 「 背中を丸めたまま、そっと首だけを動かして部屋中を見渡してみたが、やはり人の姿はなかった。」 など、言葉の順序と動作の明瞭化、そして要求に対し否定文での結果の強調などに配慮を払うと読みやすくなるのではないだろうか。 短編ほど言葉選びと構成のセンスが問われることになる。
とは言ったが減点するほどではなく、上記はこの話の怪同様の「いらぬお世話」程度と思って頂きたい。 |
名前: amorphous ¦ 21:06, Wednesday, Feb 24, 2010 ×
一人くらしをしているヒロミさんは、昼食に大好物のぺペロンチーをとって満腹になり、買い物に出かけ為に自分でブーツを履いていると、耳元で「にんにくくさ」と耳元で囁いた声を聞いた。この声は、守護霊? それとも何?もう少し詳しく!して欲しいから。 |
名前: 天国 ¦ 21:28, Wednesday, Feb 24, 2010 ×
私もペペロンチーノ好きですが、そんなに臭う程だったのですかね。それは凄い。 というか余計なお世話系とでも言えばいいのでしょうか。 私の体験では、カップ麺を食べようとすると、「またラーメン」と聞こえるというものがあります。余計なお世話ですよね。あ、思い出してなんか腹立って来た。 |
名前: 捨て石 ¦ 22:34, Wednesday, Feb 24, 2010 ×
ペペロンチーノでにんにく臭いと言われるなら、王将の餃子とか天下一品のラーメンとか食べて帰った日にゃあ、殺されるかもしれませんね。文章が少しもったいぶった感じがしました。 ネタ・0 構成・0 文章・0 恐怖・0 |
名前: 一反木綿豆腐 ¦ 22:55, Wednesday, Feb 24, 2010 ×
ヒロミさんに忠告してくれているのか、部屋が臭うのがイヤなのか。 自分が思っているよりも周囲に臭っていることだけは間違いない。 構わずに食べたらどうなるのか、引っ越す前に試してくれないかなあ。って無理ですよね。(+1)
「自分だけがいる」、うーん、「自分しかいない」?そこだけちょっと引っ掛かりました。 休日は遠慮なくにんにく料理。支度をしたからには出かけたい。ブーツ脱ぐのは面倒だから膝で頑張る。女の子の一人暮らしだな〜と感じさせる部分をうまく取り入れてあって微笑ましいです。(±0) |
名前: 雨四光 ¦ 00:11, Thursday, Feb 25, 2010 ×
文章力 0 稀少度 +1 怖さ 0 衝撃度 +1
人の好物に文句を言わないでほしいなあw 短いがよくまとまっていて、一口怪談として成功していると思う。
|
名前: つなき ¦ 23:34, Tuesday, Mar 02, 2010 ×
「なんだか可愛い」というのが一番の感想です。ヒロミさん、相当お気になさったようですね。ニンニク、確かに食べるとすごく美味しいのに口臭は最悪ですものね。意地悪な意見で申し訳ないのですが、ぜひそのお部屋に、キムチとかおろしにんにくとか放置して実験して欲しかったです。もしくはそれらをたくさん食して歯を磨かずに寝るとか。…すみません。無責任すぎる意見ですよね。
>「にんにくくさい……」 この女についての描写が、短文ながらも巧く表現されているなと思いました。
・臨場感0 ・没入度0 ・表現+1 ・恐怖0 |
名前: ダイタイダイダイ ¦ 22:15, Saturday, Mar 06, 2010 ×
守護霊が出掛ける前に歯を磨けと言ったのかもと思ったから。 |
名前: 極楽 ¦ 16:05, Tuesday, Mar 09, 2010 ×
怪異としては声だけですが、綺麗に纏められていたと思います。
体験者さんもあまり怖がっていないようですが、慣れているのかな?
「くさい」とそこまではっきり言われたら、気になっちゃいますよね。
|
名前: 鶴斗 密喜 ¦ 23:47, Saturday, Mar 20, 2010 ×
布団のヒロミさんだろうか? 勘違いだったらすみません。 ヒロミさんはどうも周囲の霊に構われてしまう体質の人なのかもしれない。
ペペロンチーノくらい食べさせてほしいですよね。 |
名前: ぬんた ¦ 01:02, Sunday, Mar 21, 2010 ×
文章0 恐怖0 希少0 魅力1
にんにく嫌いの霊がたまたまいたんですかね? それにしても余計なお世話!(笑) にんにくは肺から臭うらしいので、歯を磨いてもあまり効果無いんですよね。 でも食べちゃう、美味しいもの。 私もそんなことで好きなものを気兼ねなく食べられなくなったら、引っ越そうかなって思っちゃうかもしれません。 |
名前: 幻灯花 ¦ 00:49, Friday, Apr 02, 2010 ×
ニンニク臭の苦情は誰から言われたのでしょうね。 部屋なのか、ヒロミさんのもとに居た見えざる者なのか。 文句なのか、忠告なのか分からないですが、 どうせなら、調理の準備の時点のニンニクの量をみて忠告してほしかったですよね。 「臭くなるからやめろ」って。
ヒロミさんに同情 +1 |
名前: ume ¦ 00:25, Saturday, Apr 03, 2010 ×
自己主張の強い霊と気遣い屋のヒロミ ちょっと笑える怪談 餃子はいいのかな? なんて余計なことを考えてしまいました |
名前: ゼリコ ¦ 00:14, Sunday, Apr 04, 2010 ×
怪異としては、ふーん、としか思えない程度でした。 その部屋での怪異はその一度だけだったのでしょうか。 それともヒロミさんが気づいていないだけなのでしょうか。
|
名前: どくだみ茶 ¦ 00:11, Friday, Apr 09, 2010 ×
怪談点・・・0 文章点・・・0
些細な怪異です。 この手の話の場合、多くはその怪異だけを伝えていきなりぶつりと終わるパターンが多いなか、あえて少し長めの文章にして差別化を図ったと思われる点は好印象です。 ただそれほど効果は出ていませんし、話自体もよく聞かれるものなので、この評価となりました。 |
名前: C班 山田 ¦ 01:25, Tuesday, Apr 20, 2010 ×
もっと文章を刈り込んだ方が印象が変わったと思います。小ネタらしい小ネタですね。 |
名前: 丸野都 ¦ 23:55, Monday, Apr 26, 2010 ×
ネタ・恐怖度:0 文章・構成 :0
なんだか微笑ましい怪異である。しかし、ネタとして弱いというのもまた正直な感想である。 怪異に比して文量が多く、間延びした印象を受ける。
|
名前: オーヴィル ¦ 20:39, Thursday, Apr 29, 2010 ×
|
携帯で読む |
|
|
QRコードの中だけにある怖い話

|
■■■ ◆◆◆
|