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黒い布
ある日の昼下がり。
安東氏が仕事で地下鉄を利用した時の事。
電車がホームに入ってきたので乗り込もうとすると、安東氏が乗ろうとしているドアの、もうひとつ先のドアのそばに、何か大きな黒っぽい布がかかっていた。
埃っぽく薄汚れた、巨大な暗幕の様な布だったという。
それが電車の車両のうちのひとつの1/3程にびらんとかかり、車両の窓もいくつか覆っていた。
が、車両の中の人たちも乗り込もうとしている人たちも、黒い布の事など気にもしていない様だった。
「なんだこりゃ?事故か?」
と思いながら安東氏が数歩近づいて車体を見上げると。
車体の屋根の上に何者かの頭が乗っており、安東氏の方を振り向いて、目が合った。
それは鈍銀色にてらてらと光る顔面をしており、車体にかかる黒い布切れの一部をフードの様に被っていた。
大きさは人間の頭部と変わらないが、眉は無く、目も鼻の穴も口もただおおざっぱに切り込みを入れただけの、黒い裂け目の様なつくりだったという。
「……!」
電車の屋根の上の異形にぎょっとしていると。
早くも発車のベルが鳴り、躊躇している間にドアが閉まってしまった。
電車は黒い大きな布をはためかせながら行ってしまった。
何だありゃ、と安東氏が思っていると、少し離れたところで、やはりほうけた様な表情で背広姿の男性が一人、電車を見送っていた。




11:05, Saturday, Feb 27, 2010 ¦ 固定リンク ¦ 講評(18) ¦ 講評を書く ¦ トラックバック(4) ¦ 携帯


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» 【0】黒い布 [闇夜に紛れて覗く者から] ×
少々、状況説明が解り辛かった。全体を通して、文章の整理が必要と思える。また、異形の者と目が合った、と感じた部分をもう少し書かれても良かったように思える。文中から、黒い裂け目の中に感じる何かが、他にもあったように思えるので。〔文章〕−1、〔怪異〕+1 ... 続きを読む

受信: 20:41, Tuesday, Mar 02, 2010

» [超−1]【0】黒い布 [幽鬼の源から] ×
何とも言えない不思議な話である。 特に奇異に感じるところは、あやかしの容姿が典型的な“死神”そっくりであり、また銀の仮面のビジュアルもステレオタイプの造型であるという部分である。 いかにも禍々しいものが電車の車両の上にあるという光景は、体験者同様、呆 .. ... 続きを読む

受信: 08:45, Wednesday, Mar 03, 2010

» 【0】黒い布 [【超-1】講評専用ブログ 〜闇夜に烏がにゃあと啼く〜から] ×
布に頭が付いているだけのものを想像してしまった。海中を遊泳中の蛸みたいな。どんな様子で車両に布が掛かっているのかもわかり難くて、ちょっと悩んだ。映像として頭に浮かび辛いがために、珍しい怪異であるとは思うものの、イマイチ入り込む事が出来なかった。 文 ... 続きを読む

受信: 01:25, Sunday, Mar 07, 2010

» 【+1】黒い布 [2010超−1 講評から] ×
文章0 怪異+1布、電車、顔の位置関係の把握に時間がかかりました。特に布と顔の部分の関係が非常に重要と思われますがなかなかわか繧... ... 続きを読む

受信: 22:58, Sunday, Apr 04, 2010

■講評

 イメージとしては横溝正史や江戸川乱歩のジュブナイル小説に出てくるような怪人といったところか。
 単純な幽霊とは異なり、しかも所謂全裸等の奇人でもなく、絵に描いたような怪人というのも珍しい。
 しかも目的もわからず、その後に電車に何かあったという描写もなく、ただ現れ電車と共に去っていったというのがまた不思議である。

 ただ、電車の三分の一を覆った暗幕に関する描写が多少わかりづらい。
「乗ろうとしているドアの、もうひとつ先のドア」は「すぐ隣の乗車口」等、もたつかない簡略描写が可能である。
「電車の車両のうちのひとつ」というのも、その車両=話者が乗り込もうとしていた車両そのものであるなら、「それが車両の三割ほどにかかり、窓をすっぽりと覆い隠していた」とすることができる。
 描写のもたつきは話の勢いを殺すだけでなく、話そのものが伝わりづらい、あるいは曲解される元となるため注意が必要である。

名前: amorphous ¦ 16:38, Saturday, Feb 27, 2010 ×


カ・・カオナシ・・!?

その電車は事故とか起きなかったのだろうか。

多少、黒い布の説明がもたついた感じもするが
著者の書き方が小粒なネタに見合うような
余分なところを割いたすっきりした文章になっていて
サクサク読めた。

そして
異形のモノの顔を説明する文で
[おおざっぱに切り込みを入れただけの顔]という
表現が、せっかく出てきた?のに顔が適当だと
言われて失礼な・・と吹き出してしまったし
電車の屋根にいると言う不可解な状態や
最後にもう一人呆けた表情で電車を見送っていた
サラリーマンがいた、と言う。

そんなつもりはないのだろうが
この著者のシレッと書いた文章が面白く
笑いのツボにハマってしまった。

愉怪度:+1

















名前: RON ¦ 17:01, Saturday, Feb 27, 2010 ×


顔の位置が違う、新手のトーマス的な電車なのでしょうか。
電車に何かがあった後なのか、これからあるのか、小ネタではあるものの、なかなか興味深い話ですね。

文章の方ですが、描写としてはそれなりに解り易くはあるものの、全体的にくどい印象を受けました。
句点の使い方とか、文体のテンポとかも少々気になるところでもあります。
ここはもうちょっとスッキリさせる必要があるかなぁと思います。

文章:0
希少性:1

名前: ていさつUFO ¦ 19:14, Saturday, Feb 27, 2010 ×


安東氏が、昼下がり地下鉄に今まさに乗り込もうとしていようとしている時、1/3程車両にかかる黒い布は?車体の屋根の上に乗っている鈍銀色に光る顔面に、眉も無く、目も鼻の穴も口も切り込みを入れただけのつくり?ひょっとして電車の重みでぺしゃんこになった顔ではないかと自分なりに解釈できるから。

名前: 天国 ¦ 20:38, Saturday, Feb 27, 2010 ×


マントなのかな。顔は仮面?何かこう、ものすごく長い両腕を広げて、覆い隠しているような。「怪人○○」というネーミングが似合いそうです。
黒い布をバタバタさせて走っていく電車を想像すると可笑しい。
銀色の人(?)に首からも下もあるならば、うつ伏せで屋根に寝そべってるんだろうな…と思うとさらに可笑しい。
残された二人のポカーンとした感じも良いですね。好きだなあ、こういうお話。(+3)

布が掛かっている様子が掴めず、しょっぱなから躓きます。
「電車の車両のうちのひとつ」で、安東氏が乗ろうとしている車両なのか隣の車両なのか分からなくなってしまう。次の行ですぐに分かるのですが、もどかしさを感じました。顔があることを先に持ってきて、スッキリとまとめてあるとさらに面白いかも。(-1)

名前: 雨四光 ¦ 22:32, Saturday, Feb 27, 2010 ×


マントを被った銀仮面?
確かに見たら唖然としますね。何かの撮影か? とも思わなくもないけど、
こんなもの撮影とかでは、あり得ませんね。怪異としか言い様がない。

……でも見たら笑っちゃうかもなあ。

名前: 捨て石 ¦ 00:02, Sunday, Feb 28, 2010 ×


なんとも点数の付け様が無い話です。異形のものである事は確かですが、そのものに恐怖よりも滑稽さを感じてしまいました。状況描写がもう少しあれば、と思います。
ネタ・0 構成・0 文章・0 恐怖・0

名前: 一反木綿豆腐 ¦ 17:26, Wednesday, Mar 03, 2010 ×


文章力  0
稀少度 +1
怖さ   −1
衝撃度  0

充分に怖い道具立てはできていると思いますが、その黒い布のイメージが浮かんでこないし、光る顔と布との接合部分がわからないので想像できない。
なので、わからないという焦燥感のみ残ってしまい、怖さどころではなくなってしまった。残念。


名前: つなき ¦ 20:09, Thursday, Mar 04, 2010 ×


昼下がり…白昼堂々、怪人登場といった風なお話ですね。ほとんどの人には見えていないけど、安東氏と最低でもあと一人の方が目撃されているということが面白いです。安東氏にははっきりと物体(人物)として見えていたようですが、もう一人の方にはどう見えていたのか気になるところですね。

>1/3程にびらんとかかり
この「びらん」という表現が、すごくツボにはまりました。どんな状態なのかはっきりと目に浮かびます。

・臨場感0 ・没入度0 ・表現+1 ・恐怖0

名前: ダイタイダイダイ ¦ 23:56, Saturday, Mar 06, 2010 ×


そんなものが電車の上に乗っているのを見たら私でも呆然とすると思うから。

名前: 極楽 ¦ 16:47, Tuesday, Mar 09, 2010 ×


何とも不思議なもの(人?)を見られたのですね。

顔のイメージは割と分かりやすかったのですが、全体像がぼやけてしまった印象で、そこが残念でした。

ただ他の人たちには見えていなかったのに、ラストで呆けている人がいたのですね。
その人に聞いてみたら、まったく別なものが見えていたりして…なんて想像してしまいました。

名前: 鶴斗 密喜 ¦ 22:17, Sunday, Mar 21, 2010 ×


なんだかよくわからないけれど、映像がリアルに頭に浮んでぞっとしました
文章もわかりやすい

名前: ゼリコ ¦ 23:39, Wednesday, Mar 31, 2010 ×


文章−1 恐怖0 希少0 魅力0

ちょっと解りにくかったです。
頭の中で色々想像してみたのですがやはりピンとこない。

「もうひとつ先のドアのそばに」「電車の車両のうちのひとつの1/3程に」というのは、安東さんが乗り込もうとした乗車口の隣辺りから車両を3分の1くらい覆う程の布キレがくっついていた(被さっていた?)という解釈で良いのでしょうか。
車両に被さる形だとしたら大きな布キレをフードのように被ってどういう状態で顔が覗くのだろう、そこだけ穴が空いていたのだろうかとか、幕がかかっているところは乗客は乗り降りしていなかったのだろうか、など色々躓いてしまったので、怖がれば良いのか不思議がれば良いのかもわかりませんでした。
背広姿の男性も同じものを見たのか、もしかすると別のものを見たのかもしれないので、是非声をかけてほしかったですね。

名前: 幻灯花 ¦ 02:55, Friday, Apr 02, 2010 ×


大きな黒いマント…怪人21面相の世界ですね。
妖怪のたぐいでしょうか。
で、今も電車の上に乗っかっているのでしょうか。

名前: どくだみ茶 ¦ 22:54, Friday, Apr 09, 2010 ×


怪談点…0
文章点…-1

表現が回りくどくて解りにくかった。
電車の上に大きな布を身にまとった怪人物がいたということですね。
このような瞬間芸的怪談は一発勝負です。
少しでも読み手に疑問や戸惑いを与えてしまうとそれで話は止まってしまい、面白味もなくなってしまいます。
文章をもっとスリムにして、一瞬で読ませ、一瞬で怖いと思わせるようにして欲しい。

名前: C班 山田 ¦ 22:57, Tuesday, Apr 20, 2010 ×


電車に乗った者は何がしたかったんでしょうね。
ひょっとしたら見えないだけで、電車の向こう側に体とかあったのでは?など想像してしまいます。
たまたま、安東氏と残された背広の男性は波長が合ってしまったのかもしれませんね。
乗車しているお客さん、特に黒い幕のかかっている車両は、何事も無かったのか気になります。
ひょっとしたら…と勘ぐりたくなるお話です。

見たくない度 +1

済みません、点数漏れていました。

名前: ume ¦ 22:20, Wednesday, Apr 21, 2010 ×


駅で何か異形のものを目撃し、自分以外にも目撃者が居た……という同系統の話が既にあり、それを凌駕する怪異ではなかったのでこの点数になった。

名前: 丸野都 ¦ 01:01, Tuesday, Apr 27, 2010 ×


ネタ・恐怖度:1
文章・構成 :-1 

変なところに句点が入る文章が気になる。何を狙ってこのような文体にしたのだろう。
怪人ともあやかしとも判然としない怪異ではある。話者以外の第三者も目撃していた(と思われる)描写が、怪異の持つ濃さを如実に表している。 それだけに、文章の判りにくさが残念なところである。

名前: オーヴィル ¦ 20:05, Thursday, Apr 29, 2010 ×


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