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ポチのアルバム
吉田さんは夢を見た。始まりは癒される夢だった。
誰も居ない美しい白い砂浜。どこまでも続く青い空と青い海。
砂浜に座る彼に心地良い日差しが降り注ぐ。
白い砂浜の向こうから一匹の犬が歩いてきた。
巻き尾を力強く振りながら歩いてくる成犬の柴犬。
太陽の光で全身が艶のある赤褐色に輝いている。
柴犬は赤い大きめの本のような物をくわえていた。

ポチだ。

後ろ足を少しひきずるように歩く姿もポチと同じだ。
ポチは交通事故で左足を骨折した。
後遺症から左足を引きずるように歩くようになった。

やっぱりポチだった。

「ポチ!!って呼んだら、自慢げな顔してさ。丸まった尻尾を必死で振るんだよな。なんか嬉しくなって」

ポチは吉川さんの目の前に座ると、くわえていた本を落とした。
25センチ×30センチぐらいだろうか。
赤い表紙に白文字で『PHOTO』と印刷された分厚い写真のアルバムだ。
『PHOTO』の下に黒マジックで書いたのだろうか。
手書きの綺麗な文字で『ポチのアルバム』。

ポチは吉川さんの右側に移動し、甘えるように体をすり寄せて来た。
いつもの自慢げな表情をするポチの頭を右手で優しく撫で、吉田さんはアルバムを開いた。
1ページ目には一枚のカラー写真が貼られている。
子供の頃の吉川さんと若い父と母と小さな妹、そして真ん中にころころと太った子犬のポチ。
写真には『5月6日ポチの誕生日』と書かれている。

「小学三年生だったよ。捨て犬で誕生日なんて分らないから、家に来た日を誕生日にしたんだよね。いい加減だよな。ポチは可愛かったよ。」

引っ込み思案で小学校では友人が居なかった吉田さんはポチと毎日遊んだ。
アルバムにはポチと家族の写真があった。
そこに写るポチと家族の姿はページをめくるごとに成長し歳を重ねていく。
小学校、中学校、いつしか老犬になったポチと大学生の吉田さん。
そして今横に目をキラキラさせて自分を見つめているポチがいる。
アルバムの最後のページを開いた。
そこに貼られている写真には記憶がなかった。
若い女性と男性が並んで立っている写真。
それまで全ての写真にはポチがいたのに、その写真に写っていなかった。

「それと二人の顔がぼやけていて、よく分らなかったんだよな」

アルバムを閉じる。
ポチは<ワン!>とひと鳴きすると再びアルバムをくわえて、先ほど来た道を引き返して行った。
不思議なことに左足を引きずっていなかった。
白い砂浜をとても軽やかに歩いて行く。
しかし後ろ姿は寂しそうだった。

「ポチの後ろ姿を見ていたら、なんだか泣けて。寂しくて寂しくて悲しくて」

息苦しさから目が覚めると、涙をぼろぼろと流していたという。

吉田さんは早朝母親に電話を入れた。
ポチが昨夜亡くなった事を知った。
三ヶ月前から調子が悪かったのだが・・・
ポチが家族になった日から18年目の春だった。

ポチが亡くなった年のお正月。
吉田さんは三年ぶりに故郷に帰郷した。
両親と仲が悪いわけではないのだが、仕事の忙しさや連休があっても会社の同僚と遊んでいたために、いつのまにか三年が経っていたのだ。
久しぶりに会う両親は少し小さくなったように見えた。
大阪に就職した妹も帰郷しており、久しぶりに家族で正月を迎えた。

吉田さんは家族にポチが夢枕に立った事を話した。
<ポチが最後の挨拶に来たんだね>と母。
母にポチがくわえていたアルバムの事を聞いてみた。
それはお前が子供の頃に作ったアルバムではないかという。
そう言われてみれば、そんな物を作ったような気もする。
吉田さんは物置として使っている押し入れの中を探すことにした。

二時間ぐらい探しただろうか。
奥にあった古い段ボール箱の中にアルバムはあった。
赤い表紙に白文字で『PHOTO』の印刷。
その下に黒マジックで『ポチのアルバム』。
夢の中とは違いミミズが這ったような文字。

「これは自分が書いたんだと。それ以外もかなり違っていて」

夢の中では綺麗なアルバムだった。
しかし目の前にある物は色褪せカビも生えた古びたアルバムだ。

アルバムを開けてみる。

子供の頃の吉川さんと若い父と母と小さな妹、そして真ん中にころころと太った子犬のポチ。
そして『5月6日ポチの誕生日』の文字。
夢の中で見た同じ写真があった。

ページを開く。
ポチと小学校三年生の吉田さん。
嬉しそうにはしゃぐポチと吉田さんの写真が何枚もあった。
次のページを開く。
両親の横で自慢げに座っているポチ。
小さな妹とポチ。
ポチと小学校四年生の吉田さん。

「なんだか嬉しくなってきて次のページを開いたら」

そのページには写真が一枚も貼られていなかった。
そして次のページも、その次のページも。
夢とは違い小学校四年生までの写真しか貼られていなかったのだ。

吉田さんに記憶が蘇った。
アルバムのことも、そしてその後のことも。

「小学校五年生から町内会の野球部に入ってさ。友達が出来てポチとあまり遊ばなくなったんだよ。アルバムの事も忘れていて。思い出したらもの凄く寂しい気持ちになってきて」

夢の中でのアルバムはポチの楽しい記憶だったのだろうか。
しかし自分の記憶からは消えていた想い出のアルバム。

「・・・ポチは幸せだったのかな。」

寂しくて悲しい気持ちになった。
吉田さんはポチのアルバムを完成させようと思った。
ポチが写っている写真を探すことにした。

「真夜中だったんだけどね。何をしてるんだと母が来て父が来て妹が来て。家族で写真を探したよ。探してみたらポチの写真が思ったよりも多くあって。写真を貼りながら家族四人で、この時はこんな事があったなぁ、この時はこんな事があったなぁって朝まで想い出話に花が咲いて・・・」

家族の節目節目には必ずポチがいた。
ポチは大切な大切な家族だった。
そして写真の中のポチはいつも誇らしげで輝いていた。
寂しくて悲しかったけど、とても温かい気持ちで新年を迎えることが出来た。
ただ夢で見た最後の写真だけが見つからなかった。

あれから3年が過ぎた。
吉田さんは2年前に同じ職場で働く女性と結婚した。

「あの最後の写真が分ったんだよね。あの男性は俺で女性は女房だと思うんだ。それと思い出したんだけど、写真の女性は赤ちゃんを抱いていたんだ」

三ヶ月後に吉田さんはパパになる。

「犬が人間に生まれ変わることってあるのかな。」

家族三人で撮った写真を『ポチのアルバム』の最後のページに貼るつもりだという。
そして子供が小学校に入ったら犬を飼うよ、と笑った。




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■講評

不思議で素敵なお話を有難うございました。
涙を何度拭ってぼやけた画面を見直したことか。

ポチが最期に届けてくれた贈りものですね。
吉田さんと過ごした日々はこんなに幸せだったんだよ
と。
夢の中で古いアルバムが新品のようになっていたのは
ポチの中では決して色褪せていない想い出だよ、と。
4年生の頃のミミズが這ったような字が綺麗になっていた
のは、そんなポチのはからい?

そして本人もわからなかった未来の自分の姿が
夢の中の写真に写っていたという不思議さ。
吉田さんが言うように、赤ちゃんはポチの生まれ
変わりかも知れませんね。
ただ、顔がぼやけていた・・というのは残念!
自分の未来の顔と奥さんや赤ちゃんの顔が
はっきり見えていたなら、予知夢としても満点
だったかも。

しかし、敢えてポチが顔をぼやかしていたのかも
と思うのは深読みしすぎかな・・

犬で18年生きたというのは、大往生の部類では?
寂しそうとは言え、左足も治っていたようだし
今頃何処かで元気に走りまわっていると思います。

文章も滞りなく読め、体験者の言動や心情も
しっかりと伝えていると思いました。

名前: RON ¦ 15:34, Tuesday, Mar 16, 2010 ×


やけに詩的な文章が現実味を薄めているようにも思えて気にはなりましたが、全体としては読み易く、雰囲気も充分でした。
ポチへの、またはポチからの愛がひしひしと伝わってきますね。
これ、私自身も実際にやられたらわんわん泣いてしまいそうです。
読み終わって、切なくも温かい気持ちになりました。

ささいな事ではありますが、ちょっとだけ気になった点を。
夢の中で見た最後の写真、顔がぼやけていたのに「若い」と解ったところがやや不自然に思えました。
最後に子供を抱いていた、というところもちょっと唐突な感もありました。
まあ、夢の事ですので、“なんとなく”で説明は付けれるんですけどね。
気になっただけで問題があるわけではありません。
なかなかの良作を読ませて頂きました。

文章:1
希少性:2

名前: ていさつUFO ¦ 19:16, Tuesday, Mar 16, 2010 ×


夢の中のポチが、アルバムに貼られている写真とともにこれから自分に起こる未来を暗示し、自分の分身となってこの世に生を受ける。まさに驚くべき自然の摂理ともいうべき美しい文であるから。

名前: 天国 ¦ 19:52, Tuesday, Mar 16, 2010 ×


 何か書くだけ野暮になるような気がする。
 アルバムは実在し、そこには未来も描かれていた。
 ポチの持っていたアルバムと実物との違いもまた、ポチの思いそのものを象徴している。

 ただ一つだけ野暮を言わせて頂くならば、最後の話者の一言はいらなかったように思う。
 そこまで言ってしまうとクサさが出てしまう。

 ポチの想い出が残り、彼の遺したアルバムに、これからも新しい想い出が綴られてゆく。
 それだけで充分である。

名前: amorphous ¦ 21:38, Tuesday, Mar 16, 2010 ×


いい話だなあ。
不思議な話であって、怖い話ではありませんが、これはいいですね。
文章も読みやすく、すらすらと読ませて頂きました。
色々と突っ込もうと思えば突っ込めますが、そんなのは野暮ということで。

名前: 捨て石 ¦ 00:14, Wednesday, Mar 17, 2010 ×


別れの挨拶に来ただけではなく、吉田さんとポチの結びつきから生まれた予知夢のようなところもありますね。
夢ではアルバムが完成していて、探すとその通りのものが出てくる。見つからなかった写真もやがて現実に…という流れは不思議で温かいです。
ポチはお爺ちゃんですから、「たまには実家に帰りなさいよ」というお説教も含まれていたのかもしれません。写真を探すことで家族の団欒が始まっているので、そんなことを思ったりもしました。

どこまでウェットにするかの匙加減によって、印象が大きく変わるお話です。
何度か出てくる「寂しい」「悲しい」が直球すぎて、大分冷めました。ここが山場というメリハリがなく、常に泣かせようとしているような、吉田さんが浸りすぎのようなで一歩引いてしまいます。
内容と文章を差し引きして、(±0)で。

と、表現は個人的に好きになれなかったものの、ほとんどの行が短いのにブツ切りになっている印象はなく、リズミカルな詩のように心地よく読めます。(+1)
このリズムで恐怖を淡々と描いてあったら寒気がしそうだなあ。

名前: 雨四光 ¦ 02:38, Wednesday, Mar 17, 2010 ×


良い話です。犬物には弱くて、それだけでとりあえず1点w
ただ、文章的には物足りません。寂しい、悲しい、嬉しい、等々直接的な表現が多すぎます。
人の感情は寂しいや悲しいだけで表現できるほど単純なものではないと思うのです。

>不思議なことに左足を引きずっていなかった。
白い砂浜をとても軽やかに歩いて行く。
しかし後ろ姿は寂しそうだった。

後姿は寂しそうだった、は体験者の主観でしかありません。例えばこれを『けれど、いつも元気に丸まっている尻尾が力なく下がっていた』としたらどうでしょうか。
人を泣かせるのは、怖がらせるのと同じぐらい難しいと思います。
ネタ・1 構成・0 文章・−1 恐怖・0

名前: 一反木綿豆腐 ¦ 10:53, Wednesday, Mar 17, 2010 ×


文章力  +1
稀少度  +1
怖さ     0
衝撃度   0

叙情的な話を読みました。
自分にもよく似た苦い思い出があるので、吉田さんの涙がよく理解できます。
「犬が人間に生まれ変わることってあるのかな。」という思いについては飛躍しすぎかなと思いますが、この結論に至るまでの軌跡を見るとそう思ってしまっても不思議ではないと納得できます。

名前: つなき ¦ 22:08, Friday, Mar 19, 2010 ×


心の和むいい話でした
吉田さんは子供が犬の生まれ変わりかもしれないことに関してはどんな気持ちなんでしょう

名前: ゼリコ ¦ 21:05, Sunday, Mar 21, 2010 ×


ポチは幸せでしたよ。吉田さんが思われている以上に、ポチは吉田さん一家のことを誇らしく思い、愛していると確信します。最後に夢の中にアルバムを持ってきてくれたことからも判りますし、現実のアルバムのポチの表情等からも判ります。なにより「家族の節目節目には必ずポチがいた」と吉田さん自身が断言されているとおり、軽い言葉などではなく文字どおりの意味で「ポチは家族の一員」だったんだと、このお話からはっきり読みとれます。

去りゆくポチの足が治っていたことが、とても嬉しいです。寂しそうだったということは気になりますが、それはもう、どうしようもないことですものね。

感情移入が過ぎてしまって、号泣状態です。個人的に動物の話自体に弱いことを差し引いても、このお話に流れている優しさ、暖かさに泣かされてしまいます。

・臨場感+1 ・没入度+1 ・表現+1 ・恐怖−1

名前: ダイタイダイダイ ¦ 00:31, Thursday, Apr 08, 2010 ×


とっても良いお話だと思います。

ただ、あまりにも「寂しい」「悲しい」と連発されるとこちらとしては少々冷めてしまう部分が。
ただでさえ動物ものは厳しく見てしまう面があるので、尚更気になってしまいました。

文章は読みやすかったと思います。


名前: 鶴斗 密喜 ¦ 23:24, Saturday, Apr 10, 2010 ×


何か子供向けの番組みたいですね。
すいません、個人的には好きでもなく、怖いとも不思議とも思えません。

名前: どくだみ茶 ¦ 14:49, Monday, Apr 12, 2010 ×


文章0 恐怖0 希少1 魅力1

良いお話ですね。
文章の端々から著者様が体験者さんの気持ちや思い出を大切に取り扱って作品にしたのだという思いが汲み取れました。
このお話を評するだけで野暮なようで気が引けてしまう。
怖くないから、泣かせる動物の話は好きじゃないからという理由で敬遠するような人もいるでしょうが、私は逆にこういう暖かい怪こそあまり表に出てくるものでなく、価値あるものだと考えています。
信頼した相手にしか、こういったデリケートな話は預けられない筈ですから。
「犬が人間に」のくだりは若干ひっかかりましたが、体験者さんの思いを尊重しての一文なのだと思います。

名前: 幻灯花 ¦ 06:00, Friday, Apr 23, 2010 ×


怪談点…0
文章点…0

冒頭でオチが読めてしまいました。
エモーショナルな書き方がされていますが、強引さはあまり感じられず、すんなりと読めました。
とはいえ、やはり書き手の狙いは明らかですし、話自体も驚くような類の物ではありません。
飼い主とペットの絆というのは相当なものがあるでしょうから、こういった体験談はとても多いのだと思います。
体験者ご本人にはこの思い出を大切にして頂きたいと思います。

名前: C班 山田 ¦ 17:40, Sunday, Apr 25, 2010 ×


結構、泣き上戸なのでウルウルしながら読んでいたら「犬が人間に〜」という台詞で、なんだか冷めてしまいました(苦笑)。まぁ、私の感じ方なんで気にしないで下さい。

名前: 丸野都 ¦ 01:20, Wednesday, Apr 28, 2010 ×


ネタ・恐怖度:-1
文章・構成 :0 

夢の中の男女の写真で、オチが読めてしまった点が残念である。
いい話であることは否定しない。しかし、感傷的な描写や付帯的な記述が多く、読んでいるうちにだれてしまった。 感動する話も悪くないが、それを押し付けるような話はあまり好きではない。

名前: オーヴィル ¦ 17:47, Thursday, Apr 29, 2010 ×


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