超-1/2010審査用チェックリスト
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これは私が短大生の時の話です。 それがいつから始まったのか明確には解りませんが、私が意識しだしたのは確か11月の下旬くらいだったと思います。 なぜか夜中になるとミシミシとかパキ!というような家鳴りがするのです。 ちなみに当時私が住んでいたのは築25年は過ぎている古いマンションで、入居して6年ほどでしたがそれまで家鳴りなど一度も起こったことはなかったです。 しかもこの家鳴り、かなり特徴的で必ず夜中の1時15分から始まり、終わりはその日によってまちまちでしたがどんなに長くとも1時45分には終るのです。 気付いたときには何となく気味悪いな、と思い様子を観察しているとあることに気付きました。 それは、その家鳴りは必ずリビングに置いてあるテレビのあたりからしかしないのです。 私は何となくその家鳴りに対して 「何か伝えたいことがあるのだろうか?」 と思いましたが、私には何もできないしさほど気にもならないし30分我慢すれば必ず終るし別段悪さをされているわけでもないので私は無視してほったらかしにしていました。 ところがある日のこと、確か短大の後期試験がボチボチ始まっていたので12月中旬くらいだと思います、明日提出のレポートがさっぱりはかどらなくてイライラしてました。 そんな所へいつもの家鳴りの時間がやってきてミシミシと音を立て始めました。 最初は「またか、煩いな!」と思いつつ無視してましたが、その日に限っていつも以上に大きな音と頻度で家鳴りが起こりどうにも我慢できなくなった私は 私の部屋とリビングとを隔てる襖を勢いよく開けて、テレビの方に向かって 「うるさい!静かにしろ!!」 と怒鳴りました。 すると一瞬の間が開いて、その途端 バン!!!! という何か硬いものが弾けたような大きな音がして、それっきり家鳴りはしなくなりました。 そして訪れたなんともいえない圧迫感のある静寂に私は高ぶっていた神経が一気に冷めて恐怖がこみ上げてきました。 けれどなぜか、ここで怖がったりしたら付け入られる!と思い 「何かいいたいことがあるならハッキリ言えばいいんだ!家鳴りなんかでミシミシと迷惑な!」 と怒ったフリをしてその日はそのまま布団を頭から被って寝てしまいました。
朝になってテレビのあたりをよく見てみると、木製のテレビ台の底板の一部が大きく裂けていました。
それ以降、家鳴りはピタリと止み何事もなくなりましたがその一ヶ月ほど後、阪神淡路大震災がやってきて我が家は壊滅的な被害を受けました。 あの家鳴りは地震を知らせるためのものだったのでしょうか?
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受信: 16:56, Wednesday, Mar 17, 2010
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受信: 17:59, Wednesday, Mar 17, 2010
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受信: 04:30, Wednesday, Mar 31, 2010
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受信: 17:15, Thursday, Apr 29, 2010
■講評
阪神淡路大震災で御実家が被災されたとのこと。 心よりお悔やみ申し上げます。
さて、その震災と[家鳴り]との関連は どうなのでしょうか・・
マンションの他の住人の部屋はどうだったのか。 体験者だけの部屋で起こっていたことを明記する ことで、より怪が際立ったかも知れません。
突然起こった事とは言え、11月という寒い時期。 昼間の暖房やTVの熱で温まったTV台の木材が 夜中の冷気で収縮した音では、とも思いましたが
毎回同じ時間に始まり30分足らずで終わること。 そして体験者が怒鳴った途端に一瞬の間があいて 板が割れたこと。 などの記述が、後に起こる震災の予兆を何かが 教えていた・・ともとれ、またその後はピタリと 止んだ等の供述が興味深いです。
しかも、その[何か]が体験者の剣幕に一瞬驚き せっかく震災が起こることを知らせているのに・・ と逆切れしたかのような意志すら感じました。
文章は中盤、少しもたつき感があるものの 素直で冷静な文に好感が持てました。
怪:1 信憑性:1
実際に地震が起こった朝方の時間とピッタリ あっていたら、より信憑性が増したと思います。 |
名前: RON ¦ 16:58, Tuesday, Mar 16, 2010 ×
地震の前には不思議な事が色々起きるとは聞きますが、その類ですかね? 怪異というにはちょっと微妙で、大地震の前に発生する電磁波的な何かの影響…と考えられなくも無い気がします。いや、この辺あまり詳しくはありませんが……。 いや、そもそも地震と関連があるかどうかもちょっと微妙なところですね。 テレビ台の底板なんて、そう毎日目にするものでもなく、以前から裂けていた可能性も考えられるので、もうちょっと他に怪異を裏付けられるような要素があると良かったかなぁと思います。 先から連呼していますが、全体的に微妙かなぁという印象でした。
文章としても、一昔前の怪談のような書き方ですが、やはりちょっと読み難かったようにも思えました。 日記を読んでいるかのような淡々とした語りなので、臨場感も今ひとつだったように思えます。 行き過ぎると問題なのですが、もう少し雰囲気を出すところを意識した書き方をしても良いんじゃないかなぁと思います。
文章:-1 希少性:0
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名前: ていさつUFO ¦ 19:33, Tuesday, Mar 16, 2010 ×
そうです!多分その家なりは地震を知らせるための予知だと考えてもおかしくないから。 |
名前: 天国 ¦ 19:36, Tuesday, Mar 16, 2010 ×
これはかなり微妙な話だ。 ホームセンターで売られているテレビ台は合板で出来ているものが多く、湿気と乾燥にもの凄く弱い。 テレビは結構熱を持つ。その熱がじわじわとテレビ台を乾燥させ、最終的にひびを入れたのではないだろうか。 ラップ音がテレビ近辺からのみ発生していたという事実も、上記の憶測を裏付ける要素である。 怒鳴った瞬間に割れたのも、たまたまと思える。 震災についても同様である。
物理現象ではない可能性もあるが、物理現象である可能性も否定できない。 こうした疑問を払拭出来る要素がない限りは、怪談と言い切るのは難しいのではないだろうか。 |
名前: amorphous ¦ 21:02, Tuesday, Mar 16, 2010 ×
家鳴りはテレビ台の底板であったのでしょう。 となると、怒鳴った時と割れた時が偶然近かった、というように捉えた方が自然な気がします。 テレビ近辺からのみ音がしていたというのもそのあたりを裏付けてしまっています。 うーん。客観的に見た場合、怪異というには弱いのですが、投稿者様が怪異として捉えている心は真実だと思います。 |
名前: 捨て石 ¦ 00:24, Wednesday, Mar 17, 2010 ×
体験談を読んでいるというよりは、体験者さんに取材をしているような気分でした。うんうん、ふむふむとお話を伺って、さて、これはどうしたものかと。 相手が友達なら、「テレビ台、古くない?大きすぎるテレビを乗せてたわけではないの?」とずけずけ訊いてしまいそう。 経過は詳しく話してくれたけれど、ここも確かめておかないと…といった感じです。
一定の時刻にしか鳴らないというのはちょっと引っ掛かりますね。始まるのが必ず1時15分というのが特に。筆者さんも言っていますが、何かを訴えているような気がします。 でも、地震がくることを訴えていたのではないと思う。一カ月も経っているし、時刻も合っていません。 最後の最後で「いや、それはないでしょ」と気持ちが離れてしまいました。ごめんなさい。(±0) |
名前: 雨四光 ¦ 03:53, Wednesday, Mar 17, 2010 ×
違うと思います。以上。…では講評にならないな。例えばその音が、午前5時46分52秒付近に発生したなら、或いは予兆とも言えるでしょうが、この程度の情報ではこじ付けと言われても仕方ありません。あくまでも私だったらの場合ですが、それほど頻繁に音が聞こえたなら、一度テレビ台をチェックします。テレビ台が割れますよ、という何よりの予兆だからです。 ネタ・−1 構成・−1 文章・−1 恐怖・0 |
名前: 一反木綿豆腐 ¦ 11:05, Wednesday, Mar 17, 2010 ×
文章力 −1 稀少度 0 怖さ 0 衝撃度 0
微妙な話だったが、唐突に阪神淡路大震災が出てきて「えっ」と思った。 もし直に「あの家鳴りは地震を知らせるためのものだったのでしょうか?」と問われたならば、「違うと思うよ」と答えるだろう。 家鳴りの原因はたくさんあるし、TV台が破損して一旦止んだのならそれでケース・クローズと見ないか。 しかもあの地震は家鳴りの時間帯よりももっと明け方に近かったはず。予知的な現象ならば同じ時刻に起きないか。
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名前: つなき ¦ 22:26, Friday, Mar 19, 2010 ×
家鳴りの始まる時間と震災の関連があればリアルだと思います |
名前: ゼリコ ¦ 20:59, Sunday, Mar 21, 2010 ×
体験された家鳴りが、毎日同じ時間に始まり似たような時間に終わるということは、住んでいらっしゃる方にとってはとても気になることでしょうね。毎日ということであれば天気や湿度はあまり関係がないようですし、また時間が時間ですものね。
体験者の方から、直にお話を伺っているような文章に思えます。お話の内容ではなく、この文章の書き方に臨場感を感じました。
・臨場感+1 ・没入度0 ・表現0 ・恐怖0 |
名前: ダイタイダイダイ ¦ 20:47, Thursday, Apr 08, 2010 ×
家鳴り…難しいですね。 ただ特徴的な件と、怒った言葉に反応した、ということで怪異とみなしたのだと思います。
自分もあまりにラップ音が煩いので、怒鳴ったら物凄い音をたてられて、急激に周囲の空気が変わった、ということはありますしね。 なので共感するところはあります。
ただ、最後のくだりは不必要かと。 それと結び付くものが家鳴りと結び付けるのは難しいのでは、と。 何か時間帯が同じだったとか、関連性があったのならまだ違っていたのですが。
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名前: 鶴斗 密喜 ¦ 23:42, Saturday, Apr 10, 2010 ×
家鳴り、ラップ音の話もよくありますが、このお話は怪異なのかどうかわかりません。 また、最後の阪神大震災云々の部分もたいした確証が無いのであれば、蛇足だと思います。 |
名前: どくだみ茶 ¦ 14:57, Monday, Apr 12, 2010 ×
本当に予兆だったのでしょうか。 御無事でなによりでした。 |
名前: 極楽 ¦ 18:31, Saturday, Apr 17, 2010 ×
文章0 恐怖0 希少0 魅力0
うちは一時期ベッドの下から一晩中カリカリカリカリと何かが意図的に引っかくような音がずっとしてて、でも確かめる勇気も無くて不眠症と戦う日々でした。 30分で終わるだけマシなんじゃ…と思ってしまった。 でも怪に慣れていない方は、日常に何か悪い変化があると結び付けてしまう傾向は多々ありますから、最後の一文はなんとなくわからないでもないです。 特に阪神大震災の前あたりはそれまで何も体験していなかったのに急にこんなことがあって……1つ1つは些細な事なんですが、見えない何かがざわついていたという話を結構よく聞きます。 でも確証が無い以上、書くべきではなかったのかもしれません。 テレビ台が割れるっていうのはなかなか穏やかではないですよね。 被災されたことに関しては、本当に大変なことだったと思います。 体験者さんが今、穏やかに生活されていることを祈ります。 |
名前: 幻灯花 ¦ 06:17, Friday, Apr 23, 2010 ×
怪談点…0 文章点…0
その家鳴りを怪異とするか否かは難しいところですが、怒鳴った途端に大きな一発があったというそのタイミングは怪異と見ても良さそうですし、その瞬間はゾッとしたことでしょう。 そういう理由からもこの体験は怪談として成立すると考えます。 ただし震災との関連性についてはその二つを繋げる要素があまりに希薄であり、わざわざ作品中で言及する必要はなかったと思います。 もし体験者がこの家鳴りと震災を関連付けた理由が他にもあるのならそれを書いておかないと、読み手には無関係な出来事が書いてあるとしか思えません。 |
名前: C班 山田 ¦ 17:56, Sunday, Apr 25, 2010 ×
うーん、家鳴りだけだとやっぱりお話として弱いですかね。震災に関しては個人的な意見ですが、気のせいだと思いますよ。何事も関連付け過ぎるのはよくないですからね。 |
名前: 丸野都 ¦ 01:23, Wednesday, Apr 28, 2010 ×
ネタ・恐怖度:-1 文章・構成 :0
ラップ音だけで終わる話かと思いきや、阪神大震災に繋げるとは予想だにしなかった。何をもってそのように感じたのか、甚だ疑問である。もっとも、ラップ音だけでも弱いことには変わりはないが。 ラップ音と阪神大震災、両者を明確に結びつけるだけの説得性がどこにも見受けられないので、「気のせいじゃない?」としか言いようがない。
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名前: オーヴィル ¦ 17:45, Thursday, Apr 29, 2010 ×
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