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青い瞳の
 服飾の専門学校を卒業した知美さんは、アルバイトをいくつかかけもちしながら某デザイナーのアトリエで仕事をしていた。

「仕事と言っても、ただの見習いがいくら服や靴を作っても給料なんて出ないんだけどね」

 そう言いながらも、いつか自分がデザインした服や靴を世に出したいと語っていた彼女は、大変そうな見習いの仕事を幸せそうにこなしていた。
 ある日の夕方、バイトを終えた知美さんがアトリエに行くと、珍しく誰もいない。
 縦に並んだ3つの作業台の奥にはボディと呼ばれる上半身だけのマネキンが、作りかけの服を着せられて所狭しと並んでいる。 
 その中央に、一際目立つボディがあった。
 通常ボディは首から上、つまり頭が無いのだがそれには頭がある。
 知美さんは一番奥の作業台に自分の大荷物を並べながら、見慣れないボディを観察した。

 小さなリボンと宝石が、交互に縦に並んだ真紅のドレスは、貴族を連想させる。
 卵型の小さな顔にきゅっと引き締まった薄い唇、高く細い鼻に青いくりっとした瞳。
 ブロンドの短くカールした髪に細かい装飾を施した銀色のティアラが乗っている。
 パーツの全てが美しく、マネキンというにはあまりにリアルだ。
 こんなドレスを使うコレクションがあるなんて聞いてないけど?と不思議に思いながら、もっと細部まで観察しようと近付いた。
 知美さんが正面に立った時、マネキンの眼球が空気を一気に押し込まれた風船のようにぷぅっと膨らんで、顔からはみでた。

「え?」

 青い瞳が、膨らんだ拍子に上下左右にぐるぐると白目の中で蠢く。
 やがて2つの目玉は溶けたモチのようにでろりと抜け落ち、赤いドレスの裾の上でのたくり始めた。
 目玉の上に、数ミリ程の丸い粒がぽたぽたといくつも降りかかる。丸い粒は粒同士でくっつくと液体のようになった。
 耳の奥でキーンと甲高い音が鳴っている。視界が近くなったり遠くなったりするような奇妙な感覚に陥る。
(いやだな、これ以上見たくないな…)
 ぼんやりそう思いながら、知美さんは無意識にマネキンの顔に視線を戻した。
 口は横に大きく開かれて、その中から水銀のように小さな丸い粒の形をした黄色い物が、ごばっと大量に溢れた。
 吐き出された足元の黄色い液体の中で、白目がうねうね泳いでいる。
 気付くと知美さんは腰からくずれおちて、床に手をついていた。
 見上げるとマネキンの瞳があった黒い空洞がへの時になっている。首は直角に曲がっていて、自分を見下ろしていた。
 その顔がどんどん大きくなってくる。
 顔が落ちてきてる…
 そう思ったところで、頭の奥でぶつりと太い紐が切れたような音がした。
 
 知美さんは、数名の仲間が自分を呼ぶ声で目を覚ました。
 体を起こされても暫くぼんやりしていたが、先ほどの異様な光景をすぐさま思い出し体が大きく震えだす。
 知美さんを心配する女の子達が、落ち着かせようと肩や手をさすってくれる。
 不安そうな仲間の表情に、必死に大丈夫と答えた。
 漸く喋られるほどに落ち着いてくると、興奮した口調で尋ねられる。 

「知美、いつからいたの?」 
「え、わからない。今何時……」
 時計を見ると、アトリエに着いてから5分程しか経っていない。
 長く感じたがほんの少しの時間だったようだ。
 
「5分前に着いたよ」
 全員が顔を見合わせた。
 そういえばたった5分でこんなにたくさんの人がどうして集まったんだろうと考えていると、皆が何とも言えない表情で自分を見ていることに気がついた。

「何かあったの?」
 皆の説明によると、今日は朝や昼から集まったメンバー6人で、作業台全てを使い各々の作業をしていた。
 黙々と仕事をしていると、どさっと何かが床に倒れる音がした。
 音のした方を見ると、ボディが並べられてあるスペースの前に知美さんが仰向けで倒れている。
 全員がほぼ反射的に出入り口を振り返った。
 最後の6人目が入ってきてから、その扉は開かれていない筈だ。
 狭い部屋なので、いくら作業に集中しているとは言え誰も知美さんの出入りに気付かないなんて、有り得ないことだった。
 知美さんが誰もいないアトリエに入った話と、他の6人の話が全く噛み合わない。
 知美さんの悪ふざけという流れになりそうだったので、彼女は仕方なく目撃した西洋風のマネキンと起こった異常な出来事について説明した。
 だがそんなマネキンは誰も知らないと言う。しまいには知美さんの精神状態まで疑われ始めた。
 気まずい沈黙の後に、一人が知美さんの体に何も異常が無いことを確認すると、すっきりしない顔で作業に戻っていった。
 他の5人もつられるように作業に戻る。
 残された知美さんも、足元に落ちていた先ほど作業台に広げたはずの大荷物をかついで、作業台に向かうと没頭して忘れることにした。




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文章+1 怪異+2文章がすっきりとしていて読みやすく、なにより怪異の描写が生々しく表現できています。とてもイメージしやすく、そ繧... ... 続きを読む

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■講評

知美さん!そんな悪夢は早く忘れる事だから。

名前: 天国 ¦ 20:59, Thursday, Apr 01, 2010 ×


なんだったんでしょう
知美さんの精神錯乱? 怪異?
どちらで考えるべきなのか悩んじゃいます

名前: ゼリコ ¦ 22:46, Thursday, Apr 01, 2010 ×


体験者が忘れることにした悪夢のような異様な
体験をよくぞ聞きだしたと採話者にも感心。

服飾デザイナーのアトリエと何か繋がりがあるのか
貴族のような華やかな衣装を纏ったマネキン?
皮膚の感じがかかれて無い為人間のようだったのか
どうかが解らない。怪の記述にマネキンが・・と書かれ
ているので、やはり顔は生気が無かったのだろうか。

でろりと落ちた目玉が液体の中で蠢いている様は
不気味である。
後から来た6人は先にアトリエにいた知美さんが隠れて
見えなかったのか。それともその5分程の時間はアトリエ
にいながら異界にでもいたのだろうか。

冒頭の[仕事をしていた]との記述は過去形との意味
だろうか。今現在はどうなのだろうか。

華やかで煌びやかなマネキンかと思いきや一転、どろどろ
した不気味な怪に変化した状態が印象に残る話である。

希少:1
文章:1
怖さ:1

名前: RON ¦ 22:56, Thursday, Apr 01, 2010 ×


なかなか強烈な体験をしていますね。
綺麗な容貌のマネキンが崩れていく様に怖さを感じました。
最近、同じ部屋で別世界にいる、という話はをよく聞きますが、やはりモノに呼ばれる、という事なのでしょうかね。
この手の話って、戻ってこれなかったら…と考えると怖いんですよね……。

文章の方ですが、怪異の描写は臨場感があり、お見事でした。流れもスムーズで読み易さもありました。
欲を言うと西洋風のマネキンの描写において、ポーズが解らなかったのでちょっとイメージし辛いところがありました。軽くでも触れておいて欲しかったなぁと思います。
終盤も、僅かに冗長な感があったので、悪くはないのですが、もうちょっと煮詰められるかなぁとも思いました。
とは言え、ちょっと引っかかった程度で、全体的には上手くまとまっているとは思います。

文章:1
希少性:1


名前: ていさつUFO ¦ 21:36, Friday, Apr 02, 2010 ×


文章力  +1
稀少度  +1
怖さ    +1
衝撃度  +1

やはり人をかたどった物には怪しいモノが入り込むことがある。
が、正気を取り戻したときにはそんなマネキンはなかったという。
同じ部屋にいたはずなのに、知美さんだけが異次元に入っていたのか。
種々な要素の絡み合った怪談だと思う。
マネキンの崩れ方も気持ち悪い。

名前: つなき ¦ 20:21, Tuesday, Apr 06, 2010 ×


精神状態まで疑われた体験をよくぞここまで微に入り細に入り、聞き出せたものです。大変に気味悪い体験なのですが、折角ここまで積み上げておいて、最後の最後に崩してしまった感が強いです。
構成にもう少し時間を費やせば、もっと大ネタになったのでは。
ネタ・0 構成・−1 文章・−1 恐怖・0

名前: 一反木綿豆腐 ¦ 17:09, Saturday, Apr 10, 2010 ×


 発生した怪は相当に強烈でおぞましい。
 詳細に描かれているために臨場感もある。

 ただこの話の最大の問題は、話をどの段階で終わらせるか、その一点に尽きる。
 体験後に仲間が集まり検証し、それぞれが通常作業に戻るのは日常では良くある事なのだが、その描写が必要だったかというと、読む側まで日常に戻ってしまう効果のある、不要な部分だったように思う。
 怪を書くのと同じ書き方で日常を続けて書いてしまうと、怪が薄らぐ。しかもそれが他者による怪の否定と話者の逃避行道であれば尚のことである。
 怪を主軸に置くのであれば、その後の事はばっさりと削ってしまって良かったのではないだろうか。

名前: amorphous ¦ 02:35, Tuesday, Apr 13, 2010 ×


ホラー映画の様な、気味の悪い話ですね。体験者さんは異界にも飛んでいたのでしょうか。
最後の部分は不要だと思います。
文末で無理に現実世界へ引き戻す必要はないですよね?

名前: どくだみ茶 ¦ 22:24, Tuesday, Apr 13, 2010 ×


物凄い気味の悪い、というか怖い体験をされましたね。

描写も丁寧でとても興味深く読ませていただきました。
怪異が起きた様子も詳細に書かれているので、頭の中でイメージがすんなりと出来てしまったほどです。

だからこそ、最後の纏めがとても勿体無いものになってしまった感が。
最後まで書き上げたかったのだろうとは思いますが、それが違う方に行ってしまった印象です。

最後はばっさりと省いて、「そんなマネキンは他の誰も知らないと言う」ところで終わらせた方が気味の悪いまま終われたと思うと残念です。
最後次第で、加点に影響した作品でした。

名前: 鶴斗 密喜 ¦ 22:43, Saturday, Apr 17, 2010 ×


うわあ…。
ドレスと目玉と液体の、赤白黄色のコントラストが気持ち悪い。
「○○のように」と他の物に例えるのが続いているとかえって分かりづらく感じるときがあるのですが、溶けたモチや水銀はダイレクトに伝わってきます。粒々とドロドロがリアルすぎて鳥肌が立ちました。
ドレスのデザイン、崩れる前のマネキンも細部まで丁寧に描かれていて、あらゆる色が見えてきます。
知美さんの驚きや動揺をもう少し足してほしかった。意識が朦朧としていると思われる記述がちらほらあるのですが、どの辺りからなのかが明瞭でないので、やけに落ち着いているようにも見えます。(±0)

仲間達とは時間がズレていること、広げたはずの荷物がないことを最後に知って、「ええー!」と混乱。異空間だったのですね。突然ストンと現実の部屋に戻ってくるのも不思議。こういうややこしさは好きです。
贅沢を言わせてもらうと、「ええー!」のままで終わりたかった。皆さんが日常の作業に戻ることで、私もスッと現実に戻ってしまいました。
今年は、同じようで違う場所!?といった感じのお話がけっこうありますね。
いずれも興味深く、記憶に残っています。こちらのお話も楽しめました。(+2)

名前: 雨四光 ¦ 22:21, Wednesday, Apr 21, 2010 ×


知美さんが異空間に迷い込まれたかのような、なんとも説明のしようがないすっきりしないお話でした。

怪異の描写、特に色彩に関する部分に物凄い美しさを感じました。冷静に考えればとてもグロい状況なのですが、読んでいる最中は幻想的な光景を想像しました。読後、「あれ? これってかなり気持ち悪い?」と気付いたくらいです。

他の人たちの反応から察するに、この部屋で他に怪異に遭遇した人はいないように思えます。知美さんにだけ、そのマネキンと波長が合う何かがあったのか、それとも通り魔的な怪異だったのか、どちらにも想像できますね。終わり方は余韻を含んでいて、これまたすっきりしない感じに思えました。このお話の〆方によく合っていると感じます。

・臨場感0 ・没入度0 ・表現+1 ・恐怖+1

名前: ダイタイダイダイ ¦ 09:46, Sunday, Apr 25, 2010 ×


これは別の世界に入り込んだ、ということでしょうか。
似て非なる世界が隣り合わせに存在しているのかもしれません。
しかしそんな中で恐ろしい体験をするなんてなんという不幸。
無事に戻れて良かったですね。
その時の周囲の反応は常識的なものだと思います。
それにしてもマネキンの崩れ方は印象的です。

名前: 捨て石 ¦ 11:09, Monday, Apr 26, 2010 ×


文章0 恐怖1 希少1 魅力1(マネキンのリアルさ)

マネキンがいた場所は異世界だったのかな。
例え知美さんが突然現れたにしても、周囲の反応は普通の人だったらこれが当たり前なのかもしれない。
でも余韻を残すためには、日常風景にわざわざ戻して恐怖を拭い去ってあげる必要は無かったように思う。
怪はかなり強烈だし、マネキンがどろどろと気味悪く崩れていく様がリアルに表現されていただけに残念です。
マネキンの目がへの字になってにやついているところが、個人的には一番鳥肌の立つシーンでした。
多分自分でもここで限界を迎えます。

名前: 幻灯花 ¦ 16:20, Tuesday, Apr 27, 2010 ×


ネタ・恐怖度:1
文章・構成 :-1 

マネキンが変貌していく様が気持ち悪さ満点である。知美さんが入室していたことに誰も気付かなかった点も、異世界に入り込んだ感があって、一話で二度美味しい話になっている。
それだけに、話の回収があっさりしすぎているように思える。これだけの奇異な体験をした後にもかかわらず、知美さんの気持ちの切り替えが早すぎて、「あ、それでいいの?」と拍子抜けしてしまった。

名前: オーヴィル ¦ 20:17, Wednesday, Apr 28, 2010 ×


怪談点…1
文章点…-1

一つ問題点があります。
というのも最後の件、体験者は他のメンバーから悪ふざけどころか精神状態がおかしいとまで思われてしまいます。
精神状態のことにまで言及されるということは相当であり、その前の状況説明と対比すると随分浮いて見えてしまいます。
その場にいた人々にそこまで疑われるのはどうしてなのか。
もともと体験者に問題があったのか、それとも先の状況説明が大袈裟なのか。
最後に来て疑念が噴出してしまいました。

ところでこの手の異世界譚は好みなのですが、この話の場合、あまりワクワクさせられませんでした。
なぜか考えてみたところ、その世界そのものよりもそこで見せられたグロテスクな物の描写に重点が置かれているため、あまり異世界譚のように感じられないことに原因があるようです。
話のどこに力点を置くかは書き手の裁量によりますし、それに関しては今回の書き手の判断も間違いとは言えません。
ただ私好みではなかったというだけのことです。
採点に反映はしませんが、とは言え個人的にはちょっと残念だと思います。

名前: C班 山田 ¦ 17:39, Thursday, Apr 29, 2010 ×


怪異のインパクトと、もう忘れよう、ということで終わってしまう結末の投げっぱなし感は好きです。ただ、投げっぱなし感を出すために、もっとあっさりと終わっていれば、点数が高めになったかも。

名前: 丸野都 ¦ 22:12, Thursday, Apr 29, 2010 ×


どこか違う空間に迷い込んでいたのでしょうか。
ちょっと気味が悪かったです。

名前: 極楽 ¦ 01:08, Friday, Apr 30, 2010 ×


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