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思いたくはないけれど
 古くからの友人、亜依が新居に引っ越しをした。
 瀟洒な新築二階建で、なかなか住み易そうな良い家だった。
「こっちへどうぞ」
 彼女の案内でぐるりと部屋を見て回り、最後はリビングに通された。
 アイボリーのカーペットが敷かれ、黒いソファが置かれている。サイドボードや薄型テレビなどの家電を含め、全体に押さえられた色調だ。
 そのモノトーンの部屋の中で、一つそぐわない物が目に入る。
 テレビの傍に掛けられた、両掌を広げたほどのカラフルな油絵だった。
 号数は分からないが存在感が凄い。否応なく視界に入ってくる。
 彩度を押さえたバックの上に、原色を塗り重ねているようだが、何を描いているかわからない。抽象画なのだろう。
 彼女の趣味ではないはずだ。
「ねぇ、あの絵って、旦那さんの趣味?」
 素直な質問をぶつけると彼女は笑った。
「あれ? 貰い物なのよね。新築祝い。あたしも旦那も何の絵かわかんなくて。でも、この部屋に合っている気がしたから、飾っているの」
 妙に気に入っちゃってという言葉と共に、もう一度絵に向き合った。
 不定形な部分と直線的な線が重なるように描かれている。
 やはり何を表しているかわからない。だが、確かに何となく惹かれるものがある。評論家ではないから、それに理由は付けられないのだが。
「ちょっといいかな?」
 立ち上がって、絵に近づいてみる。油絵の具の凹凸を透かし見るように、じっくり鑑賞してみるも、やはり理解が出来ない。
「あれ?」
 絵の表面に、何か茶色っぽい毛のような物が二センチほど飛び出している。
 よく見ると、太さから察するに毛髪のようだ。塗り重ねられた絵の具の下から飛び出している。
「亜依、これ髪の毛っぽくない?」
 彼女と二人、確認したが多分作者のものだろうとその場は終わった。

 ひと月ほど経って、再び友人宅を訪れた。
 リビングからあの絵が消えていた。代わりにファブリックパネルが飾ってある。
「亜依 あの絵、どうしたの?」
 棄てたと答える友人の顔が、嫌悪感に歪んでいる。
 この部屋に合っているから飾っているといっていたはずだ。
「棄てたって、またなんで? 気に入っていたんでしょ?」
 疑問を口にすると、彼女が理由を教えてくれた。
 リビングにシアターシステムを入れる際、テレビを動かしたのだという。
 その時、うっかり絵を落としてしまった。掛け直そうと持ち上げると裏蓋がずれている。
 はめ直そうと留め金を外し、蓋を開けた。
 言葉を失った。
 絵と蓋の間に、小指ほどの太さに纏められた茶色い髪が数束あった。
 そして、その髪の束の下に半紙が一枚敷かれている。
 そこには、筆で書かれたとおぼしき文字がぐるりと寄せ書きのように円を描いて並んでいた。
 フルネームで、どれも現代風の男名前だった。
 自分も旦那も知っている名前は一つもなかった。
 その黒い墨文字で書かれた名前の下に、赤茶けた拇印が着けられていた。
 時代劇などでよく見る、血判状だとしか思えなかった。
「何があったってわけでもないけど……あんなのが家の中にあるなんて、気持ち悪いでしょ。だから棄てたの。指定ゴミ袋に入れて」
 今考えると、誰からどんなルートで貰ったものか全くわからないのだと、彼女は苦虫を噛み潰したような顔をした。

 更に三ヶ月ほど過ぎた頃、とある用事で亜依の家を訪ねた。
 用件を済ませた後、唐突に彼女が声を潜めて話し出した。
「ねえ、聞いてよ。ウチから三件隣の家でね……」
 ひと月前、その家のお祖母さんが突発的な事故で亡くなった。
 その葬儀が済んで間もなく、子供のひとりに病気が発覚。大手術となった。
 手術が終わりほっとしたのか、今度は奥さんが自損事故を起こし入院。胸などを強く打ち、一時期生死の境を彷徨ったらしい。
 無事なのは旦那さんと娘さんだけかと思った矢先だった。
 娘さんも入院した。これもまた怪我が原因だったようだ。
「これだけ短期間に悪い事が起こるなんて、もしかしたら……」
 亜依が顔を顰める。
 彼女が絵を棄てたのは、自分の家から三軒隣のゴミ棄て場。
 そう。
 不幸が続いている一家の家の前だった。
「棄ててから何度か通ったんだけど、ずっと絵の入った袋が残されていて。何か張り紙がしてあったけど、持って帰りたくないから無視していたのね」
 そのうち、いつの間にか絵の入った袋が消えていた。
「回収してくれたんだと思っていたけど。違ったのかもしれない」
 彼女はどこか暗い顔を浮かべた。

 絵の行方は、今もわからない。
 ただ、数軒隣、不幸が続いた家はすでに売り家になっている。




07:12, Friday, Apr 02, 2010 ¦ 固定リンク ¦ 講評(18) ¦ 講評を書く ¦ トラックバック(4) ¦ 携帯


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この話で大きく存在が浮いているものがある。「血判状」である。ご主人と亜依さんの家筋が、名家や旧家という記述も無し。武家の血筋ということも書かれていなければ、結び付けるのは困難と思える。血判状ではなく、呪詛の紙ということなら上手く収まると思えるのだ。 ... 続きを読む

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結論から言ってしまうと、問題の絵が怪異を引き起こしたという判断は全く出来ないということである。 この絵が誰から送られたものかも判らない、しかも絵の裏には髪の毛の束と、傘連判に似た呪符と思しきものが入っており、間違いなく何らかの呪いを発動させる装置であ .. ... 続きを読む

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■講評

ひと月ほどしか経っていないのに誰から貰ったのか
全く解らない絵。 中から発見された意味不明な血判状
のようなものに髪の束やぐるりと書かれた名前。

不気味である。 フルネームでの実名の羅列なので
共通項を調べれば誰がこのようなことをしたのか
辿りつけなくも無かったかと思うが。

定型外か何かの理由で、ゴミを回収出来なかったのかと
思われるが、その家の人が絵を持ち帰ったのか確証は
無い。 しかしなまじっかその家の前に捨てた為に不幸
が立て続けに起こったこととの因果関係が疑われる。
それが無ければ、ただの不気味な絵の話である。
しかし確証が無いのに、そう思ってしまう程厭な感じが
この体験から伝わってくる。
怪自体もそれが人形版だったりとよく聞くような話だが
体験者の細かい観察やそれを表す著者の丁寧な文章で
禍々しさが生きている。

ただ、重い内容に対してタイトルが軽めすぎる気がする。


怖さ:1
構成:1

名前: RON ¦ 19:46, Friday, Apr 02, 2010 ×


その新築祝いの貰いものの絵、人毛で描かれていたんじゃないかな?あまり良い感じがしないし、その絵を捨てた三軒隣の家の続く度重なる不幸から推定しても、絵を家の中に飾っていたのでは?いずれにせよ手放して良かったから。

名前: 天国 ¦ 20:33, Friday, Apr 02, 2010 ×


結末をこちらでいろいろ考えられて面白い
お札とかはよくあるけれど血判状は新しい
怖かったです

名前: ゼリコ ¦ 22:36, Friday, Apr 02, 2010 ×


誰からもらったのかも解らない…というのがちょっと不気味ですね。
夫婦共に自然と受け入れてしまっているのも何かのチカラが働いていそうで嫌な感じがします。
そして何より、血判状が出てきたのも、下手に御札とか呪いの手紙とかが出てくるよりインパクトがあります。
ただ、珍しさはあるものの、三件隣との関連性が想像上でしかないため、総合的な怪異としては少し弱めな印象を受けました。

文章の方ですが、話の禍々しさと比べると少し淡々とした印象はありますが、全体的には読み易く、綺麗にまとまっていると思います。

文章:1
希少性:1

名前: ていさつUFO ¦ 19:20, Saturday, Apr 03, 2010 ×


文章力  +1
稀少度  +1
怖さ    +1
衝撃度   0

引越の際のごたごたで荷物が紛失したりするのはよくあること。が、誰から貰ったのかわからない絵画が出てくるとは。
誰から貰ったのかはわからなくても飾ってしまい、それが何となく気に入っている、というのはその時点で既に魅入られていたようだ。
唐傘連判と髪というのは本当に気味が悪い。その髪の主を呪っていたのだろうか。そんな物が平和な家庭の居間に飾ってあったなんて、イヤすぎる。

名前: つなき ¦ 17:05, Wednesday, Apr 07, 2010 ×


新築祝いとしていつの間にか家にあり、誰から貰ったか分からない絵。
中身が早いうちに分かって良かったですよね。ひょっとしたら亜依さん宅にも何か起こったかもしれないですし。
3件隣の家との因果関係も分からないですが、もしやと考えてしまいますよね。
その絵がどうなったか分からないので、ひょっとしたらどこかを廻っているかも。

その絵に巡り会わない事を祈る +2

名前: ume ¦ 23:52, Wednesday, Apr 07, 2010 ×


色々と情報を並べ、怪異を匂わせているようですが、芯となるものが見当たりません。不幸が起こった家に、その絵が運び込まれたかどうかが判らない限り、単なる偶然と言われても反論しようがないと思います。何か一つでも、亜依さんの家族に起こっていれば…。人の不幸を望むのもおかしな話ですが。
ネタ・−1 構成・0 文章・−1 恐怖・0

名前: 一反木綿豆腐 ¦ 14:42, Saturday, Apr 10, 2010 ×


 円形の血判状というと、古くから主勢力に対する造反を起こす際、その覚悟をしたためると同時に首謀者が誰であるかを比すために書かれた、不惜身命の決意の表れである。
 そしてその血判状を記した多くの集団は、その悲願を成し遂げる事が出来ずに終わっている。
 本物であれば歴史的価値があるほどの代物だが、それを絵画に忍ばせて送るとなると、かなり強烈な悪意があったのではないだろうか。

 額縁を落としたのは偶然かもしれないが、何らかの力がそうさせたのかもしれない。
 三軒隣の不幸は気の毒だが、もしかしたらその絵に魅入られてしまったのかもしれない。
 ただ、この話の中でその不幸を絵と結びつける決め手がなく、体験者に何も起こらなかった事も弱い。
 だがあまりにもインパクトのある代物が、その弱さを補っており、可能性が高いように感じさせる。

 体験者にはアドバイスをひとつ。
 話者以外には絵の経緯を伏せておこう。
 聞いてくる人がいるかもしれないが、聞かれたらただ捨てたとだけ答えるようにしてみると良い。
 その返答を聞いた時の態度で、送り主が誰かは自ずとわかるだろう。
 その人がしきりに絵の事を聞き出そうとしたり褒めたりしていたなら、ほぼ確定である。
 相手が生者の場合、次の手を打ってくるとも限らない。
 体験者はくれぐれもご注意されたし。

名前: amorphous ¦ 01:36, Tuesday, Apr 13, 2010 ×


絵の怪異としてはよく聞く話ですね。
気味の悪いお話だと思います。
絵を拾った(?)と思われるお宅については確証がないので何とも…
関係ありそうには思えますが。

名前: どくだみ茶 ¦ 23:15, Tuesday, Apr 13, 2010 ×


三軒隣との因果関係は分かりませんが、何とも後味の悪い体験をされたのですね。

ただ、亜依さん宅には不幸なことが起きていない、というのがまた不思議です。

どなたから頂いた絵なのか分かりませんが、下さった方には十分注意してほしいな、と心配になりました。

名前: 鶴斗 密喜 ¦ 23:51, Saturday, Apr 17, 2010 ×


「この部屋に合っている気がしたから」?…いや、違和感ありまくりでしょう。
差し色として飾ったのかもしれませんが、旧知の間柄である筆者さんでさえ、「彼女の趣味ではない」と違和感を抱いています。この辺から既に、怪しい臭いが漂ってますね。
油彩画の裏に血判状というミスマッチ具合も気味が悪い。手放して正解だったのでは?しかし、誰から貰ったのかも思い出せないなんて。また戻ってきそう。

三軒先の家での出来事は、しっくりこなかったなあ。部屋に飾っていた亜依さんご夫妻は、実害を被っていません。なのに何故、関連づけて考えたのでしょうか。
内容が内容なだけに、奥様方の噂話といった雰囲気で、引いていた血の気がすっかり戻ってしまいました。
油彩画そのものにプラス、後日談がマイナス、合計(±0)で。

名前: 雨四光 ¦ 17:59, Thursday, Apr 22, 2010 ×


「指定ゴミ袋に」とありますし、亜依さんは分別はされてると思ったんですよね。それが「張り紙」がしてあって残されていた。素直に考えれば分別が間違っていたということでしょうが、怪談脳なもので自然に「何モノかが持って行かれまいとして云々」と理由を付けたくなります。

新居の内装と問題の絵は、まったく趣味が違うものでありながら、みなが惹きつけられてしまう力を持っていたということと、中に仕込まれていた血判状と髪の毛。古文書の世界のようなモノなのに、書かれている名前は現代風。その後、他家に起きた数々の不幸。全部が繋がっている雰囲気があります。亜依さんのご心痛を思えば、絵は全然関係ないよと言って差し上げたいのですが…。

ただ、捨てられるがままになっていたということ。もっと強烈なものになると、戻ってくることが常だということを考えると、亜依さん家族をそこまで特定して狙ったものではない気もします。タチの悪い実験的な、なにかそんな意思を感じました。

・臨場感0 ・没入度+1 ・表現0 ・恐怖0

名前: ダイタイダイダイ ¦ 19:22, Monday, Apr 26, 2010 ×


文章0 恐怖0 希少0 魅力0

難しいですね。
恐らくは不幸が立て続けに起こった家が、件の絵を拾ってしまった故の悲劇だと推測するのが自然なのでしょうが、やはり推測の域を出ない。
不幸も事故や病気と言う理由のつけられない怪奇現象とは違う。
それでも絵に仕込まれた髪の束は誰かしらの悪意だと思われます。
3軒隣の家が空き家になっていたとしても絵がどこにあるのかはわかりません。
仕組まれて戻ってこないとも限りません。
亜依さんは気をつけた方が良いと思います。

名前: 幻灯花 ¦ 17:13, Tuesday, Apr 27, 2010 ×


ネタ・恐怖度:-1
文章・構成 :1 

絵の出自が分からない点は非常に不気味である。絵の裏から出てきた血判状のような書状も同様である。 ここまではよかった。ただ、後半の三軒隣の不幸の因果を絵に求めてしまったところは余計に思える。 いっそ、不幸が起きた箇所はばっさり省いて、空き家になっている事実だけを抜き出せば、不気味さだけを残して終わらせることもできたのではないだろうか。

名前: オーヴィル ¦ 19:13, Wednesday, Apr 28, 2010 ×


血判状が出てくる怪談は、なかなか見たことがありません。そういう意味では希少でもあります。そして「誰からどんなルートで貰ったものか全くわからない」というのも不思議な話です。そんな大きなものがどうやって紛れ込んだのやら。魅入られたのでしょうか。
しかし、亜依の怪異はそこで終わっています。
後半の「三件隣の家」以降の話は、残念ながら怪談として扱うには、この絵との関わりが足りないようです。
その家に絵が運び込まれるのが見られたとか、そういう記述があればまた別なのですけど。

名前: 捨て石 ¦ 20:05, Wednesday, Apr 28, 2010 ×


怪談点…0.5
文章点…0.5

呪いが絡んでくる話は雰囲気を大切にしたい。
呪いはもともと目に見えないもであり、それを表現するには雰囲気しかないと思うからです。
この作品の場合、文章が随分とあっけらかんと書かれている所為か、どちらかというと軽く明るい雰囲気しか感じられません。
とは言うものの、呪物が露になるところなどはその場面自体に力があり、なかなか読ませるものになっていました。
オチにしても、あくまで推測の域を出ていませんが、それは恐らく当たっているだろうという元々の持ち主の確信もあり、作品中でしっかりと効果を発揮しています。
ここまでの話でもう少し呪い譚特有のどす黒い雰囲気が出ていれば得点は飛躍的に上がっていたはずです。

それにしても危機一髪でしたね。
三件隣のお宅はとんでもないとばっちりでしたが。
呪物を捨てる時はしっかりとマジックで「呪物」と書いておいて欲しいものです。

名前: C班 山田 ¦ 18:48, Thursday, Apr 29, 2010 ×


怖い事象は幾つか起こっているのですが、どうも全体的に怖いと思えなかった。直接的な怪異描写が無かったからかな? 

名前: 丸野都 ¦ 22:37, Thursday, Apr 29, 2010 ×


どれもはっきりした繋がりはないけれど、誰から向けられたかわからないだけに呪いだとしたら怖いです。

名前: 極楽 ¦ 12:20, Friday, Apr 30, 2010 ×


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