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最後の親孝行
二年程前のことです。私は見知らぬ男性の夢を何度も見るようになりました。
夢の中では隣で眠っている主人と見知らぬ男性が親しげに話していました。
夢の中に登場するのは主人と見知らぬ男性だけ。主人と親しげに話している様子を見るたびに不思議な感覚を覚えました。主人は昔からやんちゃで(今はとても真面目ですが・・・)
見た目にもいかにも・・・という感じの人ですが見知らぬ男性は誠実そうで優しげな、どう考えても主人の友人ぽくないのです。主人から聞かされる昔の武勇伝を思い起こしてもそんな感じの男性との友人関係が成り立っていたとは考えにくいものでした。
夢を見るようになってひと月ほど経った休日、家族でお墓参りに出掛けました。お墓は主人が生まれ育った池田市というところにあります。現在、住んでいる柏原市からは車で一時間ほどかかります。今はもう誰も身内がいないため池田に帰るのは1〜2ヶ月に一度くらいです。大学生になった一人息子と家族で出掛けるのもお墓参りのときぐらいですが、普段あまり話す機会もないせいか1時間ほどの車中ではっちょっとした旅行に出掛けるみたいに会話が弾みました。ご先祖のお墓参りが唯一の家族団欒の日になっているのかもしれません。会話が弾むと一時間の道のりはあっという間でした。霊園に着いた私たちはいつものように掃除をし、花を供え、ご先祖に手を合わせました。目を閉じて手を合わせた私の脳裏に夢の中の見知らぬ男性の顔が浮かびました。あれっと不思議に思いましたが、昨夜も見ていたので思い出したのだろうと気にも留めず、お参りを済ませました。
息子が喉が渇いたと言うので霊園のすぐ傍のコンビニに立ち寄りました。コンビニに入ると息子だけではなく、主人も何か探している様子でした。よく見るとスウィーツの並ぶ棚の前で考え込んでいました。甘いものが大好きな主人ならではの場所です。声を掛けようと近づくと反対の方から「優さんとこの・・・」と主人を見上げるおばさんの姿がありました。「お久しぶりです。」と頭を下げる主人。おばさんは懐かしそうに満面の笑みで主人の腕を掴み「久しぶりやね。大きいなって。昔と全然変わってないわ。」と話始めました。
主人は振り返ると私と息子をそのおばさんに紹介してくれました。おばさんは私たちを見て目を細め嬉しそうに笑うと「ほんまに立派になって・・・今はどこに住んでるの? 今は何してるの? 今日はどうしてここに?」と答えも聞かず早口でまくし立てるように質問してきます。苦笑いしながら主人が「今は柏原で居酒屋してます。今日は墓参りで帰ってきました。」と答えました。おばさんはそれを聞くと「お店してるの? 偉いねえ。お墓参り? ほんまに偉いねえ」と子供を褒めるように言いました。私と息子は主人とおばさんを交互に見ながらクスクスと笑いました。強面の主人が小さな子供のように言われて、照れ笑いしている姿がなんとも言えず微笑ましいもので、つい笑ってしまったのです。
と、突然おばさんが「あっ そうや。瞬ちゃんと昔、仲良かった、伸くん・・・亡くなったらしいよ。知ってた? はっきりした事は言われへんけど、自殺したらしいよ。」
一瞬、主人の顔色が変わりました。その名前は私もいつも聞かされていた名前でした。
主人とは小学校の頃からの友人でお互い殴り合いの喧嘩が出来る唯一、主人が心許してきた人の名前でした。両親に捨てられた主人にとっては悪さをすれば本気で怒ってくれた身内のような存在の人だったようです。ただ若い頃の主人は、そんな気持ちに応えられず、いつまでも悪さを繰り返し伸くんとの付き合いは途切れてしまったそうです。
11年前に私は主人と再婚同士で一緒になりました。一緒になってからは色々な苦労がありましたが、本当に真面目になり、人生やり直すために昔の悪い仲間とも全て縁を切って頑張っていました。近いうちに訪ねてみようと話してた矢先の話でした。
おばさんとの話もそこそこにコンビニを出ると主人は「伸の親父さんのとこに行く」と車を出しました。家の前に着くと私たちを車に残し家に入っていきました。
しばらくすると主人と伸くんのお父さんらしき人が一緒に出てきました。車外に出ると「伸の親父さんや。」と紹介してくれました。挨拶をするとお父さんは「ええ家族ができたんやな。また、ゆっくり遊びにきてや」と帰ってゆく私たちを笑って見送ってくれました。
帰りの車の中で主人が「あいつな。プロのボクサーやってな。ええとこまでいってたんや。
あんなに頑張ってたのに・・・疲れとれるからって俺らの昔の連れにすすめられて、しょうもないもんに手出しやがって・・・身体壊して選手生命も終わってしもた・・・
あんな奴らと付き合いするなっていつも俺に言うてたのに・・・その後、結婚して子供も出来て幸せなはずやのに立ち直られへんかったって。後遺症で鬱になって家で暴れたり酷かったらしい。何年も家族皆で必死で支えてきたけど、躁鬱の波が激しすぎて周りは病院へ連れて行くことぐらいしかできんかったらしい。今年の2月やって。家族が出掛けた後家で自殺しとったって・・・ もうちょっと早く俺が会いに行ってたらなぁ。俺が真面目にやってるって見たら、あいつ負けん気強いから俺に負けんとこ思って立ち直れたかな。」
そう呟くように話すと悔しそうに唇をかみ締め黙ってしまいました。
私たちには慰めの言葉を何一つ探し出すことはできませんでした。

その夜、夢を見ました。またあの見知らぬ男性の夢です。笑って主人と話す男性。何故か夢の中に私もいました。男性が私に「遊びに来てな。」と言った途端、目が覚めました。翌朝、主人に始めてその夢の話をしました。その男性の背格好や雰囲気を話すと「伸や!伸に間違いない!」と主人が叫びました。「ひと月前やったら盆の時期や。あいつ会いに来てくれたんや。覚えててくれたんや 俺のこと。」嬉しそうに目を細める主人。私には亡くなった方の声(思い)が時折聞こえるという一風変わったところがあります。その為に怖い思いや不思議な体験を数多くし、15年くらい前から修行を重ね今では人の相談に乗れるようになってきたことを知っている主人は次の休みに伸くんの仏前に私を連れて行くことをその場で決めました。

当日、伸くんの実家に顔を出した私たち夫婦は快く迎えてくれたお父さんに仲がよかった頃の二人の話を聞かせてもらいました。見かけとは違って気が短く、喧嘩っ早い伸くん。
それでも曲がったことが嫌いで売られた喧嘩以外は悪さをしないと決めていた伸くん。主人がいつも伸くんのことだけは楽しそうに話していたわけが分かる気がしました。
しばらく話して仏前に線香を上げさせてもらうことを告げ、隣の仏間に入ると飾ってあった写真に私は驚きを隠せませんでした。「夢の人や!」と主人に言うと笑って「伸の声、聞いたって。」そう言うと蝋燭に火を点け線香を上げると静かに手を合わせ目を閉じました。
脳裏に伸くんが現れました。(来てくれてありがとう。話したかった・・・伝えて欲しいことがあったから。家族に伝えて欲しい。悲しまんといて。俺は誰も恨んでない。謝るのは俺のほうや。出来の悪い息子でごめん。せっかくできた家族にも何もしてやれんかった。
最後まで苦労ばかりかけて・・・俺が弱かったから、誰のせいでもない。誰も恨まないでほしい。俺は家族皆に守られて幸せやった。)聞こえた思いは止めどなく流れ落ちる私の涙が物語っているように感じられました。30分くらいその場で涙を流し続けていた私がお父さんのいる部屋に戻ると、先に戻っていた主人が出先から帰宅していたお母さんとお父さんに夢の話や私の事を説明していたようで、私の顔を見るなり、挨拶もするまもなくお母さんが「伸は私らのこと恨んでる? 苦しそうやった?」と問いかけてきました。
私は伸くんの思いをそのまま伝えました。それを聞くと安心したような表情を浮かべ涙ぐんでしまわれました。伸くんが亡くなってから あちこちの霊能者などを訪ね高いお金を払って尋ねて回ったそうです。何も言わずに逝ってしまった息子の言葉を聞きたくて・・・
「そう、もう誰恨まなくていいんやね。誰かを恨まずにはおれんかった。あのこの人生狂わせた友達や自分たちを恨むことしかできなくて・・・」そう言ったお母さんの顔に笑みが見えたとき、夢に出てきたわけがわかったような気がしました。最後の親孝行したかったんだって・・・




07:54, Saturday, Apr 03, 2010 ¦ 固定リンク ¦ 講評(16) ¦ 講評を書く ¦ トラックバック(5) ¦ 携帯


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受信: 02:15, Monday, Apr 26, 2010

■講評

体験者はとても実直で優しい方だということが
文面から窺えます。
起こったことや人物の言動を丁寧に書かれています。
しかしこれを[怪談話]として投稿されるのであれば
直接関係のない、または伏線にもならないエピソード
などは、ここでは出来るだけ省いた方が[怪]をより
際立たせるのではと。

見知らぬ男の人が御主人と親しげに会話をしている夢の
記述の時点で、流れが解ってしまいます。なので
遺影写真を見るまでのくだり、スイーツの前で悩んだり
知り合いのおばさんの言葉に照れる旨の記述は
人となりがよく解るものの、なかなか怪に辿りつかず
文章から受ける印象が冗長気味になっています。

そうかと思えば、説明不足なところも。
おばさんの「優さんとこの・・」「瞬ちゃんと昔、仲良かった
伸くん」といきなり名前が出てきて一瞬誰のことかと
思ってしまいます。
夢の話を聞いた御主人の「ひと月前やったら・・」の
ひと月前とは?と、最初の方に戻ってやっと思い出し
ました。 やはりここはもう一度、ひと月前から見だした
夢と明記された方が親切かと。

それと疑問なのは、不思議な力を持ち修業を積まれた
体験者のことをよく知っている御主人に何故それまで
何かを予知しているような夢の話をしなかったのでしょう。
それは後で伸くんの写真を見てそこでその人だったのか
と読み手に解らせる為の失礼ながら[あざとさ]ともとられ
がち。 何となく話さなかった旨を一言記述するだけでも
違うのでは。

伸君も、やっと自分の本当の想いを体験者を通じて
家族に伝えることが出来、安心させられたとホッと
していることと思います。

機会があれば、修業の前に体験されたと言う怖い話や
不思議な体験も読みたいと思うのは失礼でしょうか。

体験者の人の心を救った力に(+1)

名前: RON ¦ 16:50, Saturday, Apr 03, 2010 ×


15年修行されたとは、スゴイですね。
霊能者?の方からの投稿はなかなか貴重かと思いますが、怪異としては定番ものという印象だったのが残念に思えました。

文章の方も、丁寧に説明されているのは解るのですが、情報が後追いになっている部分や、表現のくどい部分等が目に付き、読み難さを感じました。
もう少し文章の整理は必要かなぁと思います。

文章:0
希少性:0

名前: ていさつUFO ¦ 21:49, Saturday, Apr 03, 2010 ×


すごくいい話なんですけど、ちょっと長いかな

名前: ゼリコ ¦ 00:08, Sunday, Apr 04, 2010 ×


これは、誰のせいにもしないし、傷つけることもない作者の夫のプロボクサーにまで上り詰め最後は自殺という形で終わりを遂げた亡き親友の美しき友情、しかも作者の夢に現れ語られ、当人の母に伝わり最高の親孝行であるから。

名前: 天国 ¦ 00:14, Sunday, Apr 04, 2010 ×


文章力  0
稀少度  0
怖さ    0
衝撃度  0

話し言葉をそのまま書いているようで、未整理な文章と感じた。
仏前での描写がくどいような。
内容はいいお話でした。ただそんなに珍しい話でもありませんでした。

名前: つなき ¦ 22:44, Wednesday, Apr 07, 2010 ×


人に何かを伝えるのは、難しいものだなと思います。多くの情報から、どれを選択するか、それは文章力というよりはセンスの問題なのかもしれません。この話においては的が絞りきれておらず、読み終えた時に疲労感が残ります。特に実話怪談においては、足し算の文章よりは引き算の文章が好まれるようです。
ネタ・0 構成・0 文章・−1 恐怖・0

名前: 一反木綿豆腐 ¦ 13:19, Saturday, Apr 10, 2010 ×


 大筋として、類話は多いものの怪談として読め、話者と周囲の心情もくみ取る事ができる。
 ただ、話者が体験者の場合の多くがそうであるように、この話もまた自分自身から話を切り離すことが出来ておらず、未整理の状態で書かれてしまっている。

 恐らく対面状態で話をされる場合、このような形にはならず、整理を付けながら話をされる事と思う。
 それは話を聞いてくれる第三者に対して自然に行われるものなのだが、文章として起こす場合、その作業中に聞き手が存在しないために、どうしてもひとり語りで冗長な文章に陥りがちになる。
 実話怪談は実話であると同時に読み物としての側面もある。
 そこには話を読む第三者の存在があることを念頭に置いて戴きたい。
 それを意識しながら、話のどの部分が主に伝えたい主題なのか、主題をより明確に伝えるために必要な部分と不要な部分は何処か、どうすれば読みやすくなるかを考えながら書かれる事をお薦めする。
 どうすればいいかわからない、何らかの指標が欲しい場合、ここに掲載された他の作品を通読戴くか、この大会の母体となった「超」怖い話シリーズを含めた怪談本、そして怪談以外の書籍やドラマ・映画などを参考にされると良い。

 既に大会の応募期限は過ぎてしまったが、また別の機会で新たな話を投稿され、その話に唸らされる日が来る事を期待して止まない。

名前: amorphous ¦ 20:59, Monday, Apr 12, 2010 ×


一生懸命書かれたんだな、というのはわかります。
が、あまりにも著者さんが思ったままに書いただけの様な文章で、読み手には凄く煩わしい部分があります。
面識の無い人の身の上話を、一方的に延々聞かされ続けた様な。
夢に知らない人が出てきて、実はその人は…と話はよくあります。
また、お仏壇の前でご主人のお友達の声が、というところは著者さんの単なるイメージ、と言われても仕方のない事象だと思います。



名前: どくだみ茶 ¦ 12:41, Wednesday, Apr 14, 2010 ×


一生懸命書かれたのだろうとは思います。
ただ、それをうまく整理出来ていないまま、投稿してしまった、という感が否めません。

怪異に至るまでが長すぎて、どこに重点を置きたかったのかが分からなくなってしまいます。

多分、出来うる限りの情報を伝えようとしたのだと思うのですが、省く所は省いていかないと読み手の方が疲れてしまいます。

もっと整理して書かれたらまったく印象の違った話になると思いますので、それを思うと残念でした。

名前: 鶴斗 密喜 ¦ 02:02, Sunday, Apr 18, 2010 ×


個々の思いが強く出すぎていて、入り込めませんでした。ある程度は、感情移入できる余地を残しておいてほしいです。
冷たい言い方になってしまいますが、伸くんが家族に抱いている思いと筆者さんの能力がメインのお話なので、他はあまり関係ありません。
関係がなくとも、まるっきり無駄ではないのです。全て省いてしまったら味気ないと思う。しかしあまりにも詳しく、長すぎた。字面も詰まっているので、うわあ…と引いてしまいました。(-2)
全体の何%までなら良いといった基準はないし、お話によっては怪以外の部分が長くても全く気にならないこともあります。怪の規模とのバランス次第かなあ。

数々の経験と長い修行を経て、ご家族の理解も得ている筆者さん。他人に伝えるとなったらこれくらいは書かないと、という思いもあって、ついつい長くなってしまったのかな。言葉遣いから、優しいお人柄がうかがえます。
残念ながら目新しさはなかったのですが、温かい気持ちになるお話でした。
筆者さんに救われた方が沢山いるのでしょうね。(+1)

名前: 雨四光 ¦ 22:49, Friday, Apr 23, 2010 ×


直接お話いただいてるような文章でした。話者の方は、ここまで来られるにはとても辛い体験や修行をされたことだとお察しします。自然と話者の方と一体化して読み進めました。

伸さんの御両親はどれほど救われたことでしょう。かなり霊能者巡りをされてきたようですが、それももうお終いですね。伸さんが御両親を見かねて、話者の方の元に現れたと感じました。恐怖は一切感じられない、美しいお話でした。

途中までは我慢できましたが、ラストの段落では涙腺が崩壊しました。読後、タイトルを再度見て、また涙が出ました。

・臨場感+1 ・没入度+1 ・表現0 ・恐怖−1


名前: ダイタイダイダイ ¦ 00:15, Tuesday, Apr 27, 2010 ×


実直で丁寧に書かれたものであるのは読み取れます。
大変珍しく、素敵なお話をどうもありがとうございました。

しかし、一方で、もう少し情報を整理されて、コンパクトにされた方がよろしかったかと思います。

名前: 捨て石 ¦ 01:01, Tuesday, Apr 27, 2010 ×


ネタ・恐怖度:-1
文章・構成 :-1 

描写が冗長すぎる。墓参りの段からして、もうぐったりである。 (そのくせ、重要な箇所の描写はおざなりになっている。おばさん、一体ご主人とどういう関係だったんだよ?)
間延びした文章であるがために、「夢の中の男性は、この伸ちゃんて人なんだろうな」と予測するだけの十分な時間を与えてしまっている。 そして、まさにその通りの展開が待っているので、二度目のぐったりである。先が容易に読める怪談ほど興醒めなものはない。 読んだ後に恐怖で震える話は大歓迎だが、ただ疲れるだけの話は勘弁である。

名前: オーヴィル ¦ 17:42, Wednesday, Apr 28, 2010 ×


文章−1 恐怖0 希少0 魅力1(著者様の真摯さに)

知人の日記を読んでいる感覚で楽しませていただきました。
それでも唐突に登場人物の名前が出てくるので混乱しました。
セリフ中で名前を出すなら、最初の方でさりげなく名前を紹介しておいた方が良いでしょう。
伸さんのご両親は出てきましたが、ご家族はどうされているのでしょうか。
最後の親孝行も読み手からすると若干唐突で、残された奥さんとお子さんはいいの?という気分に。
著者様側のご事情は細部まで説明されているので、気になりました。
怪よりも著者様とご主人の説明が大半のお話ですが、これは怪談として読むと厳しい気がします。
恐らく怪だけで話を成り立たせようとすると全体の2割くらいで済んでしまうのです。
それだけ思い入れの強いお話なのだなということはわかります。
個人的な意見ですが、思い入れの強いお話や大切なお話は、この大会に投稿すべきでないと私は思います。
講評はただ感想を言い合うような優しい場ではありませんし、心無い講評コメントがついた場合、思い出に傷がついてしまいます。

名前: 幻灯花 ¦ 23:46, Wednesday, Apr 28, 2010 ×


いい話ではあるんですが、怪異、展開、どれも類話に埋没している印象です。

名前: 丸野都 ¦ 23:17, Thursday, Apr 29, 2010 ×


怪談点…0
文章点…1

ともすればありきたりで終わっていた話を細かい描写を連ね、人物をしっかりと立たせることによって生きた作品に仕上げてあります。
この辺りは文章の力によるところが大きい。

ただ締めの一文で陳腐なお涙頂戴に走ってしまいました。
そのせいで、一瞬にしてテレビの怪奇特番で感動秘話などと題して霊能者と証する人が霊との対話で遺族を癒す場面が思い起こされ、それまでの積み重ねが台無しになってしまいました。
ああ、これはテレビでやってるあれかぁ…といった具合です。

テレビの怪奇番組はバラエティなので過剰な演出が入ります。
それと同程度になったことで、実話怪談の面白味は消えてしまいました。
とても惜しいところです。

名前: C班 山田 ¦ 01:07, Friday, Apr 30, 2010 ×


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