超-1/2010審査用チェックリスト
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暗闇の中で目が覚めた。 動こうとしたら腹を中心とした胴体が痺れて動けない。以前に金縛りにあった事があるが、このように部分的に麻痺したのは初めてで少し動揺した。 (お、おちつけ・・・おちつけ・・・) 首を傾けて見ると、横に何かがある。
足が一本、立っている。
自分の寝ているベッドのすぐ隣にもう一つのベッドがつなげてあり、人間の足がまるでシンクロナイズドスイミングの様に膝からつま先までぴんと綺麗に伸びた状態で天井に向かって置かれている。 しばらく見ていると、足は、こちらにゆっくりと倒れてきた。 (ひぃっ) 足は枕のすぐ向こうにどさっと倒れてきた。自分の頭は枕に沈み込んでいるため倒れてきた足は見えない。もし誰かが自分を見下ろしたなら足と添い寝をしている様に見えるだろう。 この状況から逃げ出したいが、腹筋と背筋に力が入らず手足だけをじたばたしてもがいてみるがどうあがいても動けない。 ふと気がつくと隣の部屋とを隔てるふすまが少し開いており、そこから明かりがうっすらと差し込んでいた。 (ここは自分の部屋じゃないか。隣は台所で母が居るはずだ) ところが、何度、声を出そうとしても息だけのような掠れた声しか出ない。 はっと気が付くと薄明かりの向こうに、頭の無い母が立っていた。 よく見ると、頭の部分は上からぶら下がった洗濯物用のハンガーで見えないだけだ。 (よかった・・・) そう思った瞬間、こちらにぐうっと両手を伸ばしてくる。 顔を見た。母では無かった。白い手のひらがゆっくり、ゆっくりと近づいてくる。 (ああっ、どうしよう、どうしよう!) ―――目を閉じ5秒くらいたったであろうか、体が急に自由になった。見渡すとそこは自分の部屋で、ふすまは元通りに閉まっていたそうだ。
この体験をした時はフリーターだった彼が、腹を括ったのかどうなのか判らないが、今は仕事を一本に絞り毎日頑張っているそうだ。 仕事では人形の足や手や頭をよく作るそうだ。 彼にこの仕事は天職かと訊ねてみた。 「う―――ん。どうでしょうね」
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» 【−2】どうでしょう [【超-1】講評専用ブログ 〜闇夜に烏がにゃあと啼く〜から] × 状況が判り辛い。シンクロナイズドスイミングのようであったのなら、足は「立っていた」のではなく「突き出ていた」のだろう。だが、それが倒れてくる状況や女が現れる所もよく判らない。怪異部分の判り辛さと細かい描写がないのは致命的。見ようによっては、寝ぼけてたの ... 続きを読む
受信: 01:22, Friday, Apr 16, 2010
» 【−2】どうでしょう [闇夜に紛れて覗く者から] × 果たして怪異だったのだろうか。疑念が残る話となる。確たる証拠はなくても、客観性で夢を否定できるのでそのように書かれた方が良い。問題は、足については説明しようとする姿勢がみえるのだが、母については、「顔を見た。母では無かった。」だけでは伝わらないのである ... 続きを読む
受信: 00:32, Saturday, Apr 24, 2010
» 【0】どうでしょう [2010超−1 講評から] × 文章0 怪異0怪異のところの描写が少しわかりづらい上に情報が少ないです。特に一瞬母親と見間違えたという事に気づいたところで、そ縺... ... 続きを読む
受信: 21:53, Monday, Apr 26, 2010
» [超−1]【−3】どうでしょう [幽鬼の源から] × 厳しい言い方になるが、書き手の目論見がことごとく裏目に出てしまったと言わざるを得ない。 怪異についてであるが、詳細を書けば書くほどあやかしがどのような状態であるのかが分からなくなってくる。 突き出た足を“シンクロナイズドスイミング”にたとえるのはなか .. ... 続きを読む
受信: 17:01, Thursday, Apr 29, 2010
■講評
情景がよく判りません。ベッドも含めての怪異なのでしょうか?それと、ハンガーに隠れている筈の女がこちらを見た途端に顔が見えたのも不自然です。『この体験』以降の文章でオチを付けたかったのでしょうが、唐突すぎて役に立っていないと思います。 ネタ・−1 構成・0 文章・−1 恐怖・0 |
名前: 一反木綿豆腐 ¦ 15:24, Monday, Apr 05, 2010 ×
夢でしょうか、それとも怪異でしょうか 文章からは判断つきかねます 最後の6行要らないかも? |
名前: ゼリコ ¦ 22:31, Monday, Apr 05, 2010 ×
この主人公は、人形の手足を作る仕事をしているから、金縛りになっても足のおばけを見てしまうのだろうから。 |
名前: 天国 ¦ 00:25, Tuesday, Apr 06, 2010 ×
兎に角、状況が解り辛かったように思えます。 隣のベッドから足が突き出ていた、という事でしょうか? ん、でも添い寝……という事は、足と二の字で並んでるという事ですかね? お母さんも、ハンガーで頭が隠れてるのに、顔は見れたんですかね? そして、その顔はいったい誰のものに……? なんていうか、これだけ聞いていると、まるで夢の話をされただけのような印象を受けました。 情報をもう少し整理し、解り易く伝えるようにする必要があるかなぁと思います。
文章:-1 希少性:0
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名前: ていさつUFO ¦ 22:46, Tuesday, Apr 06, 2010 ×
これは夢の話だと言われても仕方がない部分があります。 解ける前に目を閉じたことまで含めて夢であったということは、割と体験もありますし。 体験者には恐ろしい体験も、主観的な話だけだと、中々信じてもらえないという例かもしれません。 枕元に人形の足が落ちてたりしたら、また話は別なのですけども、物証や複数人による体験といった、客観的な証拠があった方が、格段に怪異としてのレベルが上がります。
そういう意味では今回の作品は弱いですし、また文章を見ますと、状況がわかりづらい部分がありました。 状況を整理し、推敲された方がよろしいかと思います。
すいませんがこの点数で。 |
名前: 捨て石 ¦ 11:26, Friday, Apr 09, 2010 ×
せっかくの不思議で面白い怪を文章に上手く 載せきれていない印象を受けた。そんな意味で残念。
怪を捉えるセンスはある方だと思う。 ベッドを水面に見立て、[シンクロナイズドスイミング] としたり、(体験者の驚きは大概逆効果だったりする のだが)足がゆっくりと倒れてきた様に(ひぃっ)・・の ところで笑ってしまった。 天井に向かって綺麗に伸びていた足が自分に向かっ て倒れてくる意味の無さ加減。 そこまでは良いのになぁ。。
[枕のすぐ向こうにどさっと倒れてきた]と直後に繰り返す 記述。 ゆっくり、こちらに倒れてきたのに向こうにどさっ と・・とは? ここで足の向きが解らなくなってしまった。
次の怪でも[頭の無い母が立っていた]にドキッとしたもの のそれはハンガーで見えないだけだったと書かれている。 この部分は必要だったかな・・と。 よくホラー映画などで使われる手のようだし。。 そしてそれならば次に起こる怪は。。と期待したら 顔が見えた。でも母では無かった、と。 それではどんな顔だったのか。母では無いことは のっぴきならないことなのではないか。 そこの描写を描くことなく手が近づいてくると・・ それならば、[頭の無い母]の方がよっぽど怖かった のである。 初めはハンガーで顔が見えなかったのに両手を伸ばした 時に顔が見えたのは、一歩前に出たからなのか。 描き急いだ感がありもう少し止まってディテールを描かれた 方がインパクトがあったと思う。
そして最後の著者の感想。 この体験をした=腹を括ってフリーター脱出の意味が よく解らないのと、足が倒れてきた体験と人形の手足 を作る仕事がリンクしたと言ってもそれを[天職]と言う ほどのことかな、と思った次第。 そりゃ、そう聞かれたら答えに詰まって「どうでしょうね」 と考えるだろうと。
つまりポイントがズレた質問の答えがタイトルになってい るような歯切れの悪さを感じてしまった。
もう少し上手く読み手に伝わったらかなり面白い怪談 になっていたと思う。
足が倒れてきた意味の無さは面白かった(+1) |
名前: RON ¦ 17:45, Friday, Apr 09, 2010 ×
発生していることは凄いことなのだろうと思われるのだが、その描写があまりにも掴みづらくわからない。 二つ並んだベッドのどのあたりに足が生えていたのか、倒れた時の位置関係、母親のようで母親でない何かの表情や風貌など、情報の欠落と整理不足が目立つ。 怪の肝はそのビジュアルと行動が伝わるかどうかが全てである。 その最も重要なところを、この話では描き損ねてしまっている。
落ちもわかるようでわからない。 むしろ怪のみで話を終わらせてしまった方が良かったのではないだろうか。 |
名前: amorphous ¦ 19:38, Saturday, Apr 10, 2010 ×
文章力 0 稀少度 0 怖さ 0 衝撃度 0
ともかく「足」の状況がわかりにくい。突き出ている状態はわかったのだが、倒れてくるところからわからなくなる。 女が迫ってくるところはいかにも怪談という具合で○。 最後の段落では笑いを取ろうとしたのかな。すべっちゃったような。
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名前: つなき ¦ 15:57, Sunday, Apr 11, 2010 ×
興味深い体験談です。 夢のお告げ? 出て来た足との関係は?
声を出そうとしても掠れた声しか出せないあせり、私も体験者なので良くわかります。 このままでは普通の金縛り体験ですが、その後の彼の生き方に関係があるとすれば不思議な体験です。
文章から想像するには少々解り辛い描写のところがありました。 シンクロに例えた状況説明はうまく伝わったと思います。 |
名前: なでしこ ¦ 16:51, Monday, Apr 12, 2010 ×
それって夢だったんじゃ?と言われてもしかたない内容だと思います。 わけのわからないお話だとは思いますが。
最後の部分はよくわかりません。 |
名前: どくだみ茶 ¦ 22:22, Wednesday, Apr 14, 2010 ×
起こった怪異は体験者様にしてみたら、かなり怖かったと思うのですが、如何せん状況が分かり辛いです。
足の件もそうですが、頭がなかったハンガーがこちらを向いた時には顔がついていたということでしょうか?
肝心の怪異の部分が分かり辛かったので、そこを整理していただけたらもっと印象は違ったものになったと思います。 |
名前: 鶴斗 密喜 ¦ 21:34, Sunday, Apr 18, 2010 ×
えっ!!!???
1)パーツのない顔や切れた足、近付いてくる手に関する怪異を体験した ↓ (○○○○) ↓ 2)人形の手足を作る仕事に就いた
1と2の間に何かもうひと段落ありそうな気がするんですが……。 そうじゃなく、偶然そういう仕事に就いただけなら、「天職ですか」と質問した意図が全く分からなくなってしまう。 ともあれ彼が定職につけておめでとうです^^;
なかなか面白い文章でした。 |
名前: キャザリー ¦ 19:43, Monday, Apr 26, 2010 ×
ネタ・恐怖度:0 文章・構成 :-1
体験者の心理描写が細々と入りすぎていて、緊迫感が薄れてしまっている。 結びの部分も第三者からすれば、「それを締めに持ってくるのはどうなんでしょう」と言いたくなる内容。無理矢理関連付けているような印象すら受ける。 怪異自体はいいのに、調理を誤ったように思う。実に勿体無い。
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名前: オーヴィル ¦ 03:24, Wednesday, Apr 28, 2010 ×
腕だけ、足だけというお話は多いので、切り口を変えてみたのでしょうか。 真っ先に思ったのは、「わけわからん…」でした。
横、繋げてあるベッド、枕のすぐ向こう、と曖昧な記述が続き、一本足がどこに立っているのか分かりません。添い寝という言葉が出てきて漸く掴めました。
お母さんのくだりも分かりづらいです。腕だけ伸びたのかと思いました。しかし近くまで来ているらしく、後から「顔を見た。」と。 そして、それかどんな顔かが書かれていません。
夢オチみたい…とモヤモヤしていたら、最後に職業の話が。これは全く関係ないような…。 肝心なところが足らず、無駄なオマケがついているということで、それぞれ-1。(-2) |
名前: 雨四光 ¦ 00:13, Thursday, Apr 29, 2010 ×
文章−1 恐怖0 希少0 魅力0
よく、わからなかった。 何だか散漫な印象を受けるのだ。 シンクロに例えた足の印象はわかりやすかったのだが、そこからがわからなくなってしまった。 添い寝と言うなら体と平行して足が並んでいる筈だが、どのような状態で足が倒れているのだろう。 母と思っていた女性の顔を見たならそれはどういったものだったのか。 腹を括った理由も、現在の職業の関連性もやはりよくわからない。 |
名前: 幻灯花 ¦ 05:07, Thursday, Apr 29, 2010 ×
>顔を見た。母では無かった。 この一文は効きました! ホッと息をついた瞬間に襲ってくる怪異には、悪意を感じてしまいます。(実際は違うかもしれませんが、印象としてです) 「母ではなかった」とありますが、どんなお顔だったのかが気になります。後日談からの連想で、その顔が人形のようだったのではないかと思っています。が、ショックも大きかったでしょうし、ご記憶も定かではないのかもしれませんね。
タイトルにもなっていますが、「どうでしょう」という体験者の方のお言葉に、なにか含みがあるような感じがします。まだ語られていない、この件に関するようなお話がありそうだと思いました。
・臨場感+1 ・没入度0 ・表現0 ・恐怖0
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名前: ダイタイダイダイ ¦ 22:28, Thursday, Apr 29, 2010 ×
全体的に分かり辛かったです。構成を練り直せばオチも効いてきたかと。 |
名前: 丸野都 ¦ 01:51, Friday, Apr 30, 2010 ×
え、突き出ていた足は人形の足だったんですか? なんだか不思議な話ですね。 |
名前: 極楽 ¦ 20:23, Friday, Apr 30, 2010 ×
怪談点…0 文章点…-1
ベッドの上でのシンクロナイズドスイミングとは、なんだかドラッグ中毒による幻覚のようでもあり、画としては面白いのですが、夢という可能性が捨てきれません。 母親と思ったらそうではなかったという件も、そうではないのならどんなだったのでしょう。 顔が見えたのにその記述が無いため、読み手にとってはいつまでも顔がないままです。
また、一人称で書かれているようでいて、最後にいきなり「〜そうだ」と他人事のような言い方をしたと思ったら、「彼」と呼ばれて体験者が顔を出したので面食らいました。 このミスは大きい。 誰の視点に立って書くかは明確にし、それを最後まで崩さないようにして下さい。 |
名前: C班 山田 ¦ 22:32, Friday, Apr 30, 2010 ×
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