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蹴ったもの
 買い物を終え家に帰るため小雨の降る夜道を歩いていたときのこと。

 近道をするために入った公園で気になるものを見つけた。
(ん?猫でもいるのかな)
 それは後方からの外灯の明かりで出来た私の影の中にあり、その影よりもさらに暗い黒をしていた。
 まだ距離があったので黒い塊にしか見えなかったが目の前に来た時それが黒いフサフサした草の様なものだとわかった。
(…なんだ、猫じゃないや)
 少々がっかりしたこともありそれを跨ぐついでに靴の先で蹴ってみた。
 ファサァ…
 子供の頃、草むらを走り回った時のあの感じ。
(やっぱり草か)
 そう思い振り返ったが…無い。
 今蹴ったばかりのあの草は見当たらず、そこにはブロックが敷き詰められた道があるだけ。
「え?今ここで蹴ったろ?…あれ」
 蹴った方の靴を触ったが全く濡れていない。
 雨ざらしの草を蹴れば触れた所は濡れるはずだが、全くそれが無い。

「草のお化けを見た!」
 不思議なものを見たという興奮からその場で友人に電話をし、今見たことを説明した。
「なんかな、前に伸びた俺の影の中に黒いフサフサしたやつがあって、その両脇にも黒い枝みたいなものが何本かあったんだけど、まぁ真ん中のフサフサしたやつを蹴ったんだよ、それで…」
 説明を聞き終えた友人は少し考えてこう言った。
「それってお前、地面から出てこようとしている人の髪、蹴っちゃったんじゃねぇの?」
 即電話を切り走って家まで帰った。




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「草のお化け」の方がまだ説明がつきそうだが。いくら何でも草と髪の毛は間違わんと思う。蹴った時の感触が草だったなら、草なのだと考えた方が自然である。「両脇に黒い枝が何本か付いた、真ん中がフサフサしたもの」というもののイメージが出来なかった。「地面から出て ... 続きを読む

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小雨の降る中、傘を差していようと靴は濡れたり、湿気を含むものである。「雨ざらしの草を蹴れば触れた所は濡れるはずだが、全くそれが無い。」とあるが、「濡れなければおかしい」のではなく、「乾いている事が怪異なのでは」と思う次第である。妖怪的な何かを想像し、 .. ... 続きを読む

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前半で、体験者の認知した感覚についてしっかりと書いているにもかかわらず、最後でその感覚を根本からひっくり返すような表記をしている点で、大きな違和感を覚えた。 実際に体験者はそのあやかしと思しき存在に触れているわけで、それが最も説得力のある怪異体験であ .. ... 続きを読む

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■講評

なんなんでしょうね?自分にとっても理解に苦しむ物なので、その草の化け物勇気を持って、一度それらしき所に持っていき、科学的解明をされてみては?いかがなものかな?と思ったから。

名前: 天国 ¦ 23:51, Monday, Apr 05, 2010 ×


そう言われてみると、確かになるほどという感じですね。
ただ、やはり「地面から出てこようとしている人」という発想が唐突過ぎて、今ひとつピンと来ませんでした。
カツラの幽霊みたいな感じならなんとなく解るのですが、何か事前に地面から人が出てくる経験でもされていたのでしょうか?

文章の方ですが、ネタの大きさに見合った文量でうまくまとまってはいますが、黒いフサフサの大きさやボリューム感など、もう少し具体的な描写が欲しかったように思えます。
これがないため、電話での会話中にある「黒い枝みたいなもの」もいきなり出てきた印象で、なかなかイメージし辛かったようにも思えました。
このフサフサが怪異の肝だと思うので、もう少し読み手にイメージさせる事を意識した文章を心掛けて頂ければな、と思います。

文章:0
希少性:0


名前: ていさつUFO ¦ 21:00, Wednesday, Apr 07, 2010 ×


ふさふさのまわりにあった枝みたいなものは何だったのでしょうか
友達の返答が、あまりにも霊異に慣れすぎている気がして少し違和感がありました

名前: ゼリコ ¦ 22:45, Wednesday, Apr 07, 2010 ×


草むらと間違うぐらいの髪の量って、どのぐらいなものでしょうか。アフロとかモヒカンなみにボリュームが無いと蹴るのは難しいのでは。友達の言葉を採用するとしたら、ですが。草のオバケの方が面白いかもしれませんね。
ネタ・−1 構成・−1 文章・−1 恐怖・0

名前: 一反木綿豆腐 ¦ 12:56, Thursday, Apr 08, 2010 ×


「黒い枝みたいなもの」の出現が唐突で、イメージできませんでした。

電話ですから仕方ないとは思いますが、友人による「人の髪」という発想に怺えるのも奇妙に感じました。
夜だとしても草と髪を見分けるぐらいはできるでしょう。
見分けられない程度なら、むしろ小動物だったという方がまだ納得できます。
声を上げなかったけども、黒い犬とか。
体験者の「草のお化け」とか、「タンブルウィード」のイメージの方がしっくり来る気がしました。
(タンブルウィードは西部劇によく出てくる転がる草です)

ここまで考えて、本当に怪異だったのだろうかと疑ってしまいました。「幽霊の正体見たり」ということもあります。真実、体験者にとっては怪異だったかもしれませんが、「怖い」と感じる心が、微妙にその怪異を大きくしてしまった気がします。

この点数で失礼します。

名前: 捨て石 ¦ 11:07, Friday, Apr 09, 2010 ×


むしろ草のお化けだった方が納得のいく話かも。

[黒いふさふさした草のようなもの]は最初に黒い塊
や猫と見間違えたことからてっきり丸い感じのものだ
と思ってしまった。
しかし電話では更に[両側にも黒い枝のようなものが
あった]と付け加えている。 え?そうだったの?
ソレ最初に言ってよー。とそんな風にさえ思った。

それは[地面から出てこようとしていた人の髪]だった
ことのネタばれを防ぐ為に最初に詳しく記述しなか
ったとも思われるが、後の説明があまりにも最初の
記述からの想像とかけ離れていた為にスムーズに
納得出来なかった。

それに、地面から出てこようとした人の頭なら解るが
[髪]と言うのも今一つ状態が掴めない。

更に[地面に生えていた]ではなく、まさに[出てこよう
とした]のではとする友人の推理を成り立たせるような
記述が見受けられない為(草のようなものが徐々に
上に伸びていたのなら解るが)やはりそれもただの
推理になってしまっている。

確実に起こった怪は[両側に黒い枝のようなものが
ついている黒いふさふさしたものを蹴ったはずなのに
何処にも無かった(靴も濡れてもいない)]ということ
だろうか。
それを[地面から出てこようとした人の髪]だったところ
まで持っていくにはやはり最初の説明での描写(立体
感やそのものの大きさなど)が不足しているのでは
と思われる。

ぼんやり想像していたものをはっきり(そうか!)と怖がら
せることが著者の腕の見せ処なのかも。

不思議なものを視たことでただ興奮して電話をしたら
友人に人がでてくるところじゃ・・と言われ、途端に
恐怖に変わり、即電話を切って逃げ帰った体験者の
行動は面白かった(+1)

名前: RON ¦ 08:20, Saturday, Apr 10, 2010 ×


 猫くらいの大きさということは、子供の頭部だろうか。
 ただ、そうと断定するには情報と描写が少なく、判断に困った。
 感触はあったが露には濡れず、即座に消えたと言うことは、それは怪だったのだろうと思う。
 しかし、その怪の正体については霧の中である。
 友人の説も話者の説も正しいかもしれないし、間違っているかもしれない。
 話の流れでは、話者は友人の説を真実として捉えているようだが、話中でその説を補強できるだけの材料が揃っていない。
 その説に沿って話を書くのであれば、怪のビジュアルをより明確にし、友人の説と符合させた上で、話者の「気づき」を読者に疑似体験させる必要がある。
 それが成されていないため、どこかぼんやりとした印象だけが残った。

名前: amorphous ¦ 18:56, Saturday, Apr 10, 2010 ×


文章力   +1
稀少度    0
怖さ      0
衝撃度    0

ええ?草と髪とは形状も違うし、ソレを蹴った感じが草を蹴った感じに似ているならば、頭髪ではないと思いますけど。それに頭髪ならばその付け根の頭蓋骨に靴が当たって「硬い物を蹴った」感じがしませんかね。
ご友人にからかわれたのではないでしょうか。
文章はとても読みやすかったです。

名前: つなき ¦ 16:28, Sunday, Apr 11, 2010 ×


あはは、想像力のある友人のおかげで怖い目にあってしまいましたね〜。
私は妖怪の類かなと思いましたよ。
想像したらきりがありませんが、なんとも不思議な体験は確かに存在しますね。

オチがいいです。

プチ怪談としてもう少し削ってみても良かったかもしれません。

名前: なでしこ ¦ 16:21, Monday, Apr 12, 2010 ×


その場で電話、ですか。
携帯電話があっての事ですね。
後ろは振り返らなかったんですか?
振り返ったら…怒って体験者さんを睨んでいる誰かの頭、が地面からにょっきり出ていたのかもしれませんね。

名前: どくだみ茶 ¦ 23:03, Wednesday, Apr 14, 2010 ×


なんでしょうね、一体。

ご友人の言う通り、地面から出てこようとした頭を蹴ってしまったんでしょうか?

でもそのような理由をすぐ思いつくご友人の想像力も凄いですね。

両脇の黒い枝、というのは何だったんでしょう。
何とも不思議な話です。

名前: 鶴斗 密喜 ¦ 21:59, Sunday, Apr 18, 2010 ×


ネタ・恐怖度:0
文章・構成 :0

影の中に潜んでいた塊の詳しい描写を、後段の台詞に詰め込んでしまったので、バタバタした文章になってしまっているように感じた。 もう少し軽く淡々とした文章にしたほうが、ネタとのバランスが取れて良かったんじゃないかなと思う。

名前: オーヴィル ¦ 03:20, Wednesday, Apr 28, 2010 ×


お友達に罪はないのですが…草のお化けの方が良かった。

フサフサは気になります。妙に爽やかな、ファサァ…という感触も。(+1)

見たわけでもない人の推察をオチにしてほしくなかった…。ああ…。(-1)

名前: 雨四光 ¦ 01:05, Thursday, Apr 29, 2010 ×


文章0 恐怖0 希少0 魅力0

何だか微笑ましい。
しかし髪の毛か。
その友人、センスあるなぁ。
草のお化けでも面白いけれど。
しかし実は文中の表現ではそのフサフサしたもののイメージが全くつきませんでした。

名前: 幻灯花 ¦ 05:28, Thursday, Apr 29, 2010 ×


草と髪、これは触感が全然違うように思えます。

体験者の方は、はっきりと
>子供の頃、草むらを走り回った時のあの感じ。
と、体感されてるんですよね。そういう感覚って、案外正しかったりしませんか? 

確かにお話だけ伺うと、「髪の毛」という想像はしっくりきます。でも読ませていただいていて、信憑性を感じるのはやはり体験者の方の意見です。「草のお化け」だったのだと思いますよ。
余談ですが私が同じ電話を受けたならば、毛深くて大きな蜘蛛っぽい妖怪じゃない?と答えます。黒い枝のようなものが数本という部分で、蜘蛛を連想しました。

>地面から出てこようとしている人の髪
しかしご友人、なかなかヘビーな想像をされたんですね。「出てこようとしている」なんて、とんでもないにも程があると思いました。

・臨場感0 ・没入度+1 ・表現0 ・恐怖0

名前: ダイタイダイダイ ¦ 23:06, Thursday, Apr 29, 2010 ×


私も他の講評者と同様、草と髪は見間違えないだろう、と思ってしまいましたので一点とさせて頂きます。

名前: 丸野都 ¦ 02:02, Friday, Apr 30, 2010 ×


今年の大会で「頭を踏んでしまった」って作品がなかったでしたっけ。
ひょっとしたら、同じあやかしだったかもしれませんね。

名前: 極楽 ¦ 20:33, Friday, Apr 30, 2010 ×


怪談点…0
文章点…-1

怪異の正体として位置づけられているのが、電話の向こうからなんとなく思いつきで友人が言った言葉というのは厳しい。
記述を見る限り、言われてみればそう言えなくもないといった程度のもので、それをオチに持ってこられても読み手としては承服できません。

そう思わせたいのなら、怪異そのものの描写を克明にし、読み手にもそう思わせて欲しい。
もっと言うならば、文章で「人の頭」と指摘するのではなく、作品を読んだ人に「それって人の頭じゃないの?」と言わせて欲しい。
そこまで出来れば読み手も怖さを感じられ、評価も上がったはずです。

名前: C班 山田 ¦ 22:57, Friday, Apr 30, 2010 ×


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