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▼超-1【コラム】 実話怪談の書き方
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「超」怖い話の新共著者選抜のために始まった、実話怪談著者コンテスト超‐1。
著者名を伏せて公開された公募作品に、ライバルたる応募者と一般審査員による容赦ない講評が襲いかかる。
その辛辣過酷な講評は、着々と作品数を重ねていく応募者達を、見違えるほどに進化させていく。まさに、「怪談書きを無理矢理成長させてしまうシステム」として機能した。
「超」怖い話を書ける筆力と、怪異の水脈を見つける取材力、怪異に引き寄せられるツキと宿命を帯びた著者を見つけるという目的を持った2006年大会は、久田樹生・松村進吉という二人の才能を探り当て、彼らは実際に「超」怖い話新著者として活動を始め、それぞれ「超」怖い話
怪歴、「超」怖い話 怪記とする単著刊行を実現した。
また、同じ2006年大会から抜擢された雨宮淳司は、一年がかりのプロジェクトを経て初単著恐怖箱
怪医の刊行にこぎ着けた。2007年大会の上位だった深澤夜・原田空・つくね乱蔵は恐怖箱
蛇苺を、鳥飼誠・藪蔵人・矢内倫吾は恐怖箱
老鴉瓜をそれぞれ上梓。2008年大会で見いだされた高田公太・怪聞亭・つきしろ眠は、それぞれ恐怖箱
蟻地獄、恐怖箱
赤蜻蛉に参加。
2006年大会上位者・藪蔵人が渡部正和として、2010年冬から新たな「超」怖い話共著者となった。
超-1は、実話怪談著者にとっての巣穴であり胎である。そういう役目を得た。
実話怪談を読みたい人の飢えを満たし、書き残したいと望む人にステージを供する。
そして、実話怪談を世に残したいと願う全ての人に道を拓くため、超-1は五度目の闇を迎える。
今、あなたには語るべき「超」怖い話はあるか?
恐怖箱にしまい込むべき忌み話はあるか?
一人でも多くの実話怪談を世に送るため、超-1は手段を選ばない。
覚悟は決めたか? よろしい。
さあ、始めようじゃないか。
五周年記念大会、
賞金総額五十万円。
超-1ランキングは、超-1/2010の応募者の中から、相互講評及び最終審査に基づいて決定される。
ただし、最終審査によっては一位が「空位」になる。
ランキング一位が空位だった場合、一位賞金は二位が、二位賞金は三位が繰り上げで獲得する。
最優秀作品賞は、相互講評によって最も評価の高かった作品の応募者に贈られる。
この場合、応募者の応募総数には無関係で、応募数が一作品のみの場合でも複数応募の場合でも条件は等しく、「総合講評によって最も評価が高かった」という点のみで決定される。
二作品同点一位の場合は、五万円ずつ配分される。
最信任講評者賞は、全ての講評者のうち、相互評価によって最も高い信頼を得た講評者に贈られる。
これは相互講評義務を負う応募者、作品応募はしていない一般講評者も全て対象となる。
ただし、最信任講評者賞は「応募者」または「講評者」として登録された者のみが対象となり、未登録講評者は最信任講評者賞の賞金獲得権利を放棄したものと見なす。
なお、講評者としてエントリー登録していない講評についても、その講評配点そのものは有効である。
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恐怖箱
超-1 怪コレクション 女郎花(2009)
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「超」怖い話
超-1 怪コレクション〈vol.3〉(2006)
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「超」怖い話 超‐1 怪コレクション〈vol.2〉(2006)
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