2011年大会最終ランキング

超-１作品についての講評、並びに集計、検算にご協力いただきました皆様に、深くお礼申し上げます。 本年度大会の結果は以下の通りです。



 

 

集計及び検算の結果、各応募作の個別の獲得得点は以下のようになりました。

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上記の作品別ランキングにある「eNo（エントリーNo）」は、応募者を示します。 同じエントリーNoの付いた作品は、それぞれ同一の著者による作品ということです。

 

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この戦績表は、以下の項目から成り立っています。

エントリーNo(eNo) この段階では著者名はすべて伏せられており、便宜上エントリーNoで示されています。   クラス 超-1/2011では、取材力（応募作品数）に応じて、クラス分けを行っています。 クラスS…21作以上 クラスA…6〜20作 クラスB…1〜５作 クラスSは恐怖箱単著以上を狙う相当、クラスAは恐怖箱トリニティ、怪コレ書き下ろしを狙う相当、クラスB（ビギナー）はノービスクラス相当。 ★は失格です。   取材力（作品数） これは単純に何作応募したか、応募作品の総数を示します。 公開前に応募者が取り下げたものは本数に含まれません。 単純に、「多いほど取材能力が高いことを示す」と考えてよいと思います。これに加えて、超-１では、大会全応募作の総数を有効応募者数で割った数値を平均応募数（応募数偏差値）としています。 有効応募作品総数（182作）÷応募者総数（26人） 超-１/2011の平均応募数は「7作」で、これを上回ったものが、取材力が平均以上であったと見なすことができます。   暫定得点（点） すべての有効応募作が獲得した点数を合計した素のスコアとされる数値です。作品ごとの点数を合計したものが初期獲得点数合計となります。   獲得点数平均（点） 応募者個別の暫定獲得点数を、その応募者の取材力（応募数）で割り、１本あたりの平均点に均した数値です。小数点2位以下は切り捨てます。   獲得最高点（点） 同じ応募者（同一エントリーNo）の応募作のうち、単独で最も獲得点数が多かった（＝評価が高かった、あるいは多くの講評者が好評を投じた）作品の点数です。   獲得最低点（点） 同じく、同じ応募者（同一エントリーNo）の応募作のうち、単独で最も獲得点数が少なかった（＝評価が低かった、あるいは多くの講評者が不評を投じた）作品の点数です。 ただし、１作しか応募していないなど規定外のものは最高点と最低点が同じ数値になります。

超-１では、大会全応募作の総獲得合計点を有効応募作品数で割った数値を平均点（作品偏差値）としています。 全作品の獲得合計点（1855点）÷有効応募作品総数（182作） 超-１/2011の平均点は「10(10.19)点」で、これを上回った作品を便宜上「平均以上の作品」と定義します。 平均を超えた（10点以上）作品数は全体では101作でした。   70点以上（本） 同じ応募者による応募作のうち、70点以上を獲得した作品の数です。 70点以上獲得した作品は全体で2作でした。   50点以上（本） 同じ応募者による応募作のうち、50点以上を獲得した作品の数です。 ここには70点以上を獲得した作品の数も合計されます。 50点以上獲得した作品は全体では23作でした。  30点以上（本） 同じ応募者による応募作のうち、平均点（作品偏差値）20点以上を獲得した作品の数です。 ここには100点以上、80点以上、70点以上、51点以上を獲得した作品の数も合計されます。 20点以上獲得した作品は全体では57作でした。   20点以上（本） 同じ応募者による応募作のうち、平均点（作品偏差値）20点以上を獲得した作品の数です。 ここには100点以上、80点以上、70点以上、51点以上を獲得した作品の数も合計されます。 20点以上獲得した作品は全体では81作でした。   命中率 同じ応募者が【平均点以上を獲得した作品数】を、同じ応募者の【取材力（応募総数）】で割った数値です。小数点３位以下は切り捨てます。 数値は１に近づくほど命中率が高く、０に近づくほど命中率が低いことになります。 超-１は、取材力が高く同時に秀作を安定して量産できる人材でなければ、職業的に怪談を供給するという依頼に応えることは難しいと考えています。このため、「命中率」も重視されます。 平均点（作品偏差値）が高いほどこの数値も高くなりますが、取材力が多くても平均点を超える作品が少ない場合は、この数値は低くなります。平均点以上が少なくても取材力も少ない場合は数値は高くなります。

** 戦績表のうち、公開前に応募者の意志で取り下げられたもの、応募作品の不備についての問い合わせに返答がなかったものについては受け付けた作品は公開されなかったため、有効応募数には含まれていません。公開後に応募者の意志で取り下げられたものはペナルティを伴う参考作品となります。

 

上記の戦績表の要素には、直接的には重要ではないものや、総合力を推し量る上では実際には不要なデータ（ブラフデータ）も幾つか含まれています。 が、作品の単純合計点以外の要素を踏まえるという観点から、応募者の能力を知る間接的な材料として提示されています。   もちろん、戦績表の合計得点や各要素の数値だけが注目すべき点ではありません。 高得点を獲得した作品が公開された時期、また同じ応募者による作品公開のペース*1、作品単位での公開時期と獲得点数の推移*2など、戦績表と集計一覧の双方のデータを比較することで見えてくるものもあります。 基礎集計データを含め、公開されているデータはエクセルで扱えるCSV形式となっています*3ので、自由にダウンロードしていただいてかまいません。データの比較、グラフ化など、超-１最終候補を絞り込むために活用してください。 *1ここからその応募者の作品執筆速度などが推察できるかもしれません。 *2例えば、公開のたびに得点が増えていった応募者は会期中に成長が見られたということです。今後さらに成長する可能性があります。 *3ただし、ファイルの文字コードはEUC+LFになっています。エディタなどで文字コードをSJIS+CR+LFに直してから表示させるか、EUCに対応したCSVエディタをご利用ください。

 

 

読者の皆様による最終推奨＋戦績表を総合的に評価した結果を暫定ランキングとし、暫定ランキング確定以後、応募者を「ランカー」と呼びます。 確定ランキングを経たランカーの順位は、次回超-１までの間、不動の順位となります。