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卒塔婆が喋った。お経を唱えているのではない。 どうやらビキニギャルらしい。そう思えば墨一色の文字のとめはね、切れ込みも、なんとなくなまめかしい感じがする。 「足がつって、離岸流にさらわれて、帰ってこれなかったの」 廃材のふりをして、トタンの看板の裏に隠れ、海の家を建てる材料にまぎれこみ、今、遭難現場の海岸に帰ってきたのだった。 「何年ぶりかしらね」 壁のベニヤ板に打ちつけてあった卒塔婆は自ら釘を抜いて、お客が不味いラーメンをすする畳の上まであがってきて、生白い両脚を突き出して、こう言った。 「ほら、この足がつったのよ。まだぴくぴくって痙攣してるのが見えるでしょ」 たしかに。 左の足首には小さなくらげが絡みついて、ふくらはぎにはミミズ腫れができている。太腿の付け根は卒塔婆に埋まっていた。 長いあいだ水に浸かっていたせいか、肌は透けるように白い。 「だからね」 卒塔婆から伸びた生々しい脚を見てしまうと、ラーメンのくどい塩味さえ完全にとんで、何の味もしなくなった伸びた麺をすすり続けながら、いつ首が生えてくるかとドキドキしながら待っていた。
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受信: 18:30, Monday, Aug 25, 2008
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受信: 14:59, Friday, Aug 29, 2008
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受信: 03:02, Thursday, Sep 18, 2008
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受信: 13:14, Sunday, Oct 19, 2008
■講評
アイデア +1 描写力 ±0 構成力 ±0 恐怖度 +1
卒塔婆の変化する様が今ひとつよく分からなかった。 妖しい魅力のある作品なのだが。 |
名前: くりちゃん ¦ 17:18, Monday, Aug 25, 2008 ×
-長所- ・卒塔婆ビキニギャルという設定は何だか面白そうな感じはする。
-短所- ・局部的な書き方がされているために、誰がこの話を語っているのか、ここがどういう状況なのか、最後まで読んでも分からない部分が多かった。卒塔婆の具体的な姿も脚以外にあまり見えてこないし、元々のアイデアである「卒塔婆ビキニギャル」は面白そうなのだが、その設定を小説としてうまく描けていないように感じた。
【アイデア】0、【描写力】-1、【構成力】0、【恐怖度】-1 |
名前: 廻転寿司 ¦ 17:32, Monday, Aug 25, 2008 ×
出だしにスゴイセンスを感じたのですが…。 ちょっと語り部分がなんだか不安定に思えました。 目線を統一しておくと解り易かったかと思います。 これは結局、卒塔婆からビキニギャルが出てきたんですかね? 最後に至るまで、その描写が解り辛かったのが残念に思います。
【アイデア】+1 【描写力】-1 【構成力】 0 【恐怖度】 0
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名前: PM ¦ 18:47, Monday, Aug 25, 2008 ×
顔は見たくないねえ。 と思わずつぶやいてしまいました。 なかなかおもしろかったですね。
私は別にわかりにくいことはありませんでした。 小ネタでダラダラ書かれるよりはこれで十分です。 ただまあ、冒頭に「そろそろ9月の足音が聞こえてきて客が誰も居なくなった海の家で俺は塩辛いだけのラーメンをつついていた。」ぐらいはあっても良かったかな。 このお話のポイントは寂しい海で周りに誰も居ないって所もあると思うんですよね。 まあ、読みながら「そんなもんだろうな」と思って読んでた訳だけど。
【アイデア】+1 【描写力】 0 【構成力】 0 【恐怖度】 0 |
名前: ユージーン ¦ 19:43, Monday, Aug 25, 2008 ×
出だしの雰囲気ありげな始まりは良かったと思うのですが、その後の描写がイメージしづらい仕上がりでした。言いたい事や意図している事は解るのですが、この短さで伝えきるには文章力が足りないかと。すみません。 全体的に伝える事を意識するのであれば、長文の作品としてもっと雰囲気を出して書かれたら良かったように思います。
【アイデア】+1、【描写力】0、【構成力】-1、【恐怖度】-1 |
名前: 茶毛 ¦ 14:34, Tuesday, Aug 26, 2008 ×
卒塔婆ギャル好き!もう少し長いのを読んで見たかったな。
【アイデア】+1、【描写力】-1、【構成力】-1、【恐怖度】0
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名前: 尚休 ¦ 16:33, Tuesday, Aug 26, 2008 ×
意味がわかるようなわからないような・・・ 卒塔婆から伸びた生々しい脚が想像しにくい。
【アイデア】0、【描写力】-1、【構成力】0、【恐怖度】-1 |
名前: 華鹿 ¦ 20:45, Wednesday, Aug 27, 2008 ×
そうか、声と足だけで 期待が膨らんじゃうかよ、男ってヤツぁ…(笑) たとえそれが卒塔婆でも(笑)。 絵的にタンノくんを思い出した私は 笑うしか無かったですが…。 笑わしてもらったので1点。 |
名前: ちゅん ¦ 12:20, Wednesday, Sep 03, 2008 ×
足しか見えてないのにビキニギャルと言い切っているのは 卒塔婆からの自己申告があったから?卒塔婆の描写も やっぱり中途半端な気が。短い作品になるのであれば、 必要最低限の事柄は最優先で盛り込むべきだと思います。 卒塔婆と海の家という組み合わせは、何かが始まりそうな 雰囲気を持っていてアイデアとしてはよかったと思います。
【アイデア】1 【描写力】−1【構成力】−1 【恐怖度】0 |
名前: 蓮 ¦ 02:20, Monday, Sep 15, 2008 ×
どう頑張っても映像が浮かび上がってきません。 想像した物や状況を的確に文章に表せないと、このネタは辛いですね。
発想・0 文章・−1 構成・−1 恐怖・0 |
名前: 暗沌子 ¦ 01:35, Sunday, Sep 21, 2008 ×
お話は色っぽくて好きです。でもビジュアルが見えて来ないです。損した気分です。
【アイデア】+1 【描写力】0 【構成力】0 【恐怖度】0
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名前: 猫塚イスマ ¦ 19:39, Thursday, Sep 25, 2008 ×
アイデア+1 なんでビキニだとわかったのだろうか。 突飛なアイデアだがそれがこの作品の良いところなので、もっと突でも良かったかも知れない。 卒塔婆の文字がギャル文字で読めないとか、デートしたとか。 |
名前: 戯作三昧 ¦ 06:47, Tuesday, Oct 14, 2008 ×
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